2018年05月23日

覆面作家企画8:Eブロック推理結果

 皆さん、こんにちは。名探偵(自称)のアヤキです!
 覆面作家企画8、楽しんでますかー!?
 ……はい、私はとても楽しんでいます!(笑)

 というわけで、ついに覆面作家企画8の最後のブロック、Eブロックの作品が公開されました!
 覆面作家企画が楽しくて楽しくて楽しくてしょうがないアヤキ探偵は、Eブロックの作品公開が待ち遠しく、うっかり覆面主催様が「Eブロック作品公開しました!」の告知ツイートする前に、Eブロック作品のほとんどを読了しているというやらかし(フライング・リーディング)をいたしました(少なくともE01から順番に読み始めた私がE09を読み終えた時点で告知ツイートはなかったんだ…完全フライングなのが心配で一作読了するたびに覆面主催様のツイートをチェックしてたんだよ、私は!・笑)が、Eブロック作品の公開から公開告知ツイートまで一時間はあったと思うので、これはきっとアクセス集中回避のために覆面主催様が採用した配慮の結果なのだと思います。そして、公開告知ツイートよりも早くにEブロック作品を読み始めた私は、ある意味、アクセス集中回避に非常に貢献したに違いないので(そうか?)、もっと褒められてもいいのではないかと思っているのですが……(それはどうか)。
 とにかく! 覆面作家企画は楽しい! と言うわけで、名探偵アヤキ、Eブロックの推理もかっ飛ばしていきたいと思います!(Eブロックの覆面作家たちよ、この名推理を受けてみろぉ、おー!)

 以下、ネタバレありです、御注意ください!

※2018年5月26日、推理根拠を補足しました。この記事の末尾(★★★以下)に追記しております。推理結果は変わりません。
※2018年6月3日、推理結果を修正しました。修正の経緯とその結果はこの記事の末尾(★☆★☆★以下)に追記しております。
※2018年6月14日、推理結果(修正後)中の誤記を修正しました。(せっかく再検証して真実に辿り着いた(はずな)のに、危うく誤記で誤答扱いになるところでした!)
※2018年6月18日、推理根拠を再補足しました。この記事の末尾(★★☆☆★★☆☆★★以下)に追記しております。

 とりあえず、例によってE01から順番に読みました。
 まずは推理優先、感想は後日別記事を作成したい意向です。
[※2018年6月18日補記:時間が押してきたので、感想的なことも推理記事(の追記)に折り込むことにしました。感想について「後日別記事を作成」する予定はありません。ごめんなさい。]

【初読時推理メモ】
E01 本格ファンタジー。
 実は、フライング・リーディングしてしまったことへの後ろめたさでそわそわしていたせいか、この作品に関しては推理に役立つメモが初読時時点では何も残っていませんでした(一言のジャンルメモすら実は後付けだよ!・苦笑)。感想的なメモは感想記事に回すつもりだし、この記事の後ろの方で作者別(?)に検証する段階で色々分析しているのでそれでよろしく願いたいです。

E02 もしかしてこれ、さくらまなとさん? と思ってしまった(今回は御参加されていません)。
 僕とこうちゃんの関係がただの親類ではないような気がして(特に、「僕」の主観において)、でも、そう思ってしまうのは邪推かなぁという気もして、名付け難い関係性っていいよねと思ったりするなど。

E03 ファンタジーっぽいお仕事小説っぽい、変わらぬ日常感。
 実は、フライング・リーディングしてしまったことへの後ろめたさで……以下略。(苦笑)

E04 リアル弟持ちであるが故に、どうしても感情移入しづらくて……詳しくは感想記事の時に語りたいところだけど、たぶん、私は作中の彼が「弟」ではなく「兄」だったら憧れと共にドキドキできたのではないかとふと気が付きました。そして、そういう自分の心の反応を逆読みした結果、この作品の作者には「弟がいない!」ような気がしました(いたらごめん)。

E05 おおお、SFだ! SFで、本好きがホイホイされる奴で、更にアクションだ! すごい!(笑)←推理に役立つメモとは言い難いが、ジャンル傾向分析には多少役立つかなって。(苦笑)

E06 バーチャルアイドル! フェイクかな、フェイクかな?
 実は、フライング・リーディングしてしまったことへの後ろめたさで……以下略。(苦笑)

E07 怖い奴だ。ちょっと怖い奴だ……。
 実は、フライング・リーディングしてしまったことへの後ろめたさで……以下略。(苦笑)

E08 これもある意味「怖い奴」感はあるよね。
 実は、フライング・リーディングしてしまったことへの後ろめたさで……以下略。(苦笑)

E09 久しぶりに来た本格ファンタジー(怖くない)だと思ったんですが…が!(ちょっと怖かった…いや、怖かったというのは違うか?)

E10 この作品は、言うまでもない個性(フェイク臭)が漂ってる奴!
 実は、フライング・リーディングしてしまったことへの後ろめたさで……以下略。(苦笑)


 ……とまあ、今回、私の初読時の推理メモがまるでこれっぽっちも役に立たない状態で、あまりにもあんまりなのでジャンルとか内容メモ的なのを事後的に足したりはしてみたんですけど、まあ、「お楽しみはこれからだ」って感じなので、上のメモのことは忘れてください……何となく形式踏襲した方がいいかなって思ったけど、思った以上に無駄感がひどかったです……感想は、また別途書くつもりなので、そっちのメモはそれなりに残っている……ところもある……かなぁって思うので。(苦笑)

▼推理経過
(作者別にまとめているようで、その時その時の思いつきで行ったり来たりするので、自分と自作関連のところだけ読みたい人には極めて不親切な仕様です、ごめんなさい。ある人の検証をしていて唐突に別の人の証拠を見つけたりしています。)

 さあ、各覆面作家の本拠地を訪ねて推理していくよーと思うも、今回は、初読時点での絞り込みが全くできていない。なんとなくペンネームの雰囲気とか、前回の参加作品のイメージとかあると絞りやすいんだけど、今回、確実に作風が分かる人がいない! 覆面作家企画の常連さんもいるけど、初読時点でピピッてならなかった……なんか結構作風似てる(重なる)人が多いっていうか……。
 そこで!
 とりあえず、分かりやすそうな作品と分かりやすそうな作家を絞り込んで集中的に検証することにしようかと思います。

 で、最初に白羽の矢を立てるのは、菜宮雪さんである! ニンジンの、菜宮さん!
 ……いや、あの、第五回覆面作品の「荒野のニンジン」の印象が強くてですね!(苦笑)
 しかし、この菜宮さん、なかなかに難題なのである。第五回ではコメディ色の強い作品を出していらしたわけですが、前回第七回は「御嵩城幻夢伝」という時代物ファンタジーを出しているのだ! 文体も硬めだし、この人、化けるぞ! って奴である。
 ただ、今回のEブロックで、「菜宮さんからチェック!!!」と思ったのには理由がある。その理由を解き明かすヒントは、読了後の私のツイートにある…。

#覆面企画8 とりあえずEブロック読了後の印象としては、「全体的にヘビィ」です。
あくまでも全体的な印象なので、比較的軽い雰囲気の作品もあるんだけども…。
覆面作家陣の印象的にも重鎮感があるので納得ながら、確実にフェイクした人いるだろ感に探偵的重さ(困難さ)の予感…。

 そう、Eブロックは全体的にヘビィなのだ! 明るいコメディ作品が少ない気がする! そして、Eブロックの覆面作家陣もまた、シリアス系を書きそうな人が多いのである! 文体もヘビィである。
 そんな中で、菜宮さんは、確かにシリアス系も書かれるけれど(前回がそんな感じ)、コメディもいける数少ない人……のような気がする! もちろん、私が知らないだけで「いや、私もコメディ派だよ!」って書き手はいそうだし、フェイクしてくる作家もいそうだけど、なんとなく、真面目に書いてきそうな人たちが多くないですか、Eブロック……あ、決して菜宮さんが真面目に書いてきなさそうとか思ってるわけではないんですけど! けど!
 ちなみに、コメディ派の作家として、私が目星を付けている覆面作家がEブロックにはもう一人いる……それは、真北理奈さんだぁ! なんでかって? 意気込みがすごくフェイクしてそうだったからだよ!(笑)
 真北さんの意気込みの最後の一言「今回も小賢しいと思いますが、よろしくお願いします。」ってぇのはつまり、きっと小賢しくフェイクしてるんだろう? そうだろう、真北ぁ? 吐いて楽になっちまえよぉ!(取調室風←ただのヤクザでは)……とまぁ、詰め寄りたくなる感じですよね! あ、あくまでも「感じ」ね、感じ。名探偵は脅しで自白強要なんてしないよ?(にこりん)←真北さんはこういう冗談が通じる方…だと良いなあ(と言う希望的観測でやらかしました、ごめんなさい)
 とまぁ、Eブロックにはコメディ派作家が二人いて、なんと都合のいいことに、Eブロックにはコメディ色の強い作品がちょうど2つある! そう、E06とE10です。
 なので、これを菜宮さんと真北さんで持ってもらえばよくない? と直感探偵アヤキは雑推理を始めました。
 なんとなく、E06が菜宮さんでE10が真北さんかなぁってアヤキの直感は言ってる。理由は、E10の方が「狙ってる」感が強いこと。御本人のキャラ的に(意気込みの意気込みっぷり的に)真北さんの方がしでかしそうかなって……。(ひどい)
 そんな雑な推理ではいかんので、一応、念のためサイトの作品とかも目を通すのです。「小説家になろう」にあった真北さんの「夜空に祈る」を拝読。うんうん、比較的軽い文体、特に会話文の軽さはアヤキ探偵の期待を裏切らないものです。
 よおぉし、何の検証もしてない感あるけど、真北さんE10に仮置きしちゃおう!(雑)
 で、菜宮さんはE06ね! ……え、あ、いや、菜宮さんのサイト作品も見る……見るよ?
 見るけど……あれ、菜宮さんの意気込み、関西弁? わ、菜宮さん関西人か! 益々コメディ派の人感が強くなるけど、いかにもなこの感じ、コメディいけるでーと見せかけてどシリアスとかもあり得るんじゃないか…うわー、うわー、菜宮さんもいけずやぁ!
 最新作は「王太子とダジャレ侍女」……うーん、これは思っていた以上に菜宮さん、コメディの人だった? 前回の覆面作品でシリアス系のイメージもないではなかったんですけど、もう完全にコメディの人だと思った方がいい?(笑)おかしいな、私の記憶の菜宮さんはもう少し真面目だったんだけど……どこかで記憶違い起きてるかな。(^^;)←前回の覆面作のせいでは
 ちなみに、真北さんの方は意気込みで最近よく書くジャンルを「ファンタジーです。ほぼほぼファンタジーです。ファンタジーで挑戦した日にはボロが出ますので覆面作家では絶対やりません。」と言っている! これを信じるなら、割とファンタジー感の強いヘビィな作品たちは「真北さんではない」ということになりそうだ(つまりE01、E09は違う…E03もファンタジー…になるのかな? E05はSFだからファンタジーじゃないよね? むむむ、思いの外ファンタジー少なかったか、Eブロック)。E10もVRの世界に入った後はファンタジーみたいなものだけど、普段真北さんが書いているファンタジーとは別ジャンル感あるし、これは一応「現代物」or「SF」とも言えるかなって。
 ……しかし、菜宮さんである。なんか、サイトの作品見ると菜宮さんの方が真北さんよりもやらかしそうですね!? ちょっぴり下ネタ(と言うか、下心盛り沢山)っぽいのもいけちゃうよーみたいなのは、むしろ菜宮さんの方か? すると、E10が菜宮さんでE06が真北さん? わぁ、あり得るぅ! E06、幕張だしねぇ……真北さんの地元は関東圏かなぁ? どうかなぁ?
 ……などと思いながら、長編の方もちらちら見ていたのですが、「小説家になろう」の方で「この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。苦手な方はご注意ください。」の警告文に遭遇する! ボーイズラブ要素と言えば、E02で仄かに感じたあの香り! そして、E02はファンタジーではないのである!!!
 むむむ、もしや真北さんE02か……と最初の雑な直感推理を柔軟に変更し始める名探偵である。
 ……うーん、真北さんE02説はかなりあり得る気がするが、作風未把握の作家さんも多いので、保留かなぁ。
 うーん、コメディ系作家二人早々に確保ぉ! って祝杯あげる予定だったのに。
 とりあえず、もう順番に見ていきますかね。

 GBさん。enuさん発案の推理用作品サンプル集を御用意頂いているので、罠にはまるリスクを警戒しながらそれを読んでいくとしましょう。
 イメージとしては、正統派ファンタジー系統の方って感じで、E01なんかもありそうだけど。
 そう言えば、E01は、作品冒頭にタイトルが入っているんですよね。これ、もしかしたら、作品提出時のテキストファイルの冒頭にタイトルを書き入れちゃってそれが残っちゃったんじゃないかと思うんです。
 今回の作品提出方法は前回と同じで、覆面作品提出時のテキストファイル本文に作品タイトルを書き入れないことは前回参加者なら分かっているはずなので、E01は前回参加していない方かなって思うんですよね。E01のGBさん率がちょっと上がった!
 あとはE09かなぁ。E09は疑問符感嘆符の連続が全角なのがポイントね。GBさんが全角派かはまだ確認できていない。
 E03もファンタジーっぽいところあるけど、雰囲気が何となく現代物っぽいんですよね。お仕事物感。これも意外に真北さんあり得るかとか思ってしまった。
 GBさん、分からないなー。でも、E10は違うよね、違うよね!?

 ウルさん。まずは意気込みから拝見しつつ、竜と百合の人……という認識は正しいのかな、と思うなど。「最初からずっとファンタジーを書いており、ここ何年かはそれにSFが加わりました。あと百合ですね。百合が好きなので。」で、最近作は「乗用竜の前十字靱帯断裂症の治療法としての脛骨高平部水平化骨切り術の開発と検討」ということですから、間違ってはいなそう。
 で、最近作(試読版)を拝読し、この、文章の密度は! 独自用語の多さは! E05! 最近はSFも書いていらっしゃるとのことですし、良いんじゃないか! 百合好きってことで、女友達とのやり取りもちらっと入っているし!
 間違いない、間違いない!
 漢字の開きとか記号使いとかの細かい物証の検証は後で他の探偵さんの仕事をカンニングするとしよう!(手抜き探偵)
 よぉし、ヘビィなEブロック推理に希望が見えたぞ!

 だもさん。覆面作家企画サイトの素敵なデザインをありがとうございます!
 というわけで、意気込みを拝読しつつ、推理を交わす作戦が「魂を売りました」なのに衝撃を受ける。
 お好み作品は書くのも読むのも海外YAの系統……ふむ、分かりそうだぞ。最新作は「はじまりの魔女」、そして感嘆符疑問符連続半角派!!!
 E01かE02かな。
 E03……んんん?

 ここで、E03に、読点直後の三点リーダーとあう特徴を見つける。これ、確かGBさんの作品でもに見つけた特徴……。意外とこの特徴持ってる人多いからこれだけでの特定はこんなんだけど、プロフェッショナル(職人)のお話って、GBさん書きそうなんだよなぁ(「九十九の黎明」でそんな感じのイメージを持った)。ううん。
 ……あとあれだ、E03のルビも振り方がGBさんっぽい。GBさん、E03確定でいいかも。

 とりあえず、だもさんに戻る。だもさん……分からない! 意気込みの「魂を売りました」が、何らかのフェイクなのか……普段は半角記号使いだけど全角にしたよーとか? それとも、E02でBLかもしれない空気出したよーとか? あるいは、E04で禁断の……?
 だもさん分からない、保留!

 菜宮さんはさっき見たから、森崎緩さん! BCブロックの推理、カンニングさせてもらった森崎探偵ですね!
 現代恋愛もののイメージが強い方ですが、提出作以外に覆面用として書いていた作品は意外にもファンタジーの模様。そして森崎さんは感嘆符疑問符連続全角派!
 全角派のファンタジーと言えば、E09! もはや森崎探偵が普通に現代恋愛もので来ているとは思えないので、ファンタジーで来ているのでは感あるんだけど、あるんだけど…。
 E09の「ぅわっ……!?」が気になる。森崎さん作品で「……うあっ」を見つけて、母音小文字使う方なのか否かはまだ判別できていない。森崎探偵だからなー、フェイクかもしれないからなー。

 えー、真北さん飛ばして、神儺さん。
 意気込みでの推理を交わす目の作戦は「ウソをつくこと。」……手強そう。「個人的には鉄板組としてジュージュー美味しく焼かれるつもりで紐パン被って正座待機。」という回答もウソっぽく見えるぞ!
 うーん、比較的会話文のやり取りとか軽めな印象なんだけど、するとE09って感じして、みんなE09になってしまうのではないかという恐怖と戦うはめに。

 青柳朔さん。青柳さんも正統派異世界ファンタジーの方のイメージ。GBさんがE03っぽいのでE01を青柳さんにできればファンタジー勢が解決しそう!
 でも、E01は前回参加してない人のはすだし(アヤキ名探偵の推理によると)……って、青柳さんが過去に参加されたのは第五回か。すると、前回の提出方法は御存知なくて……おおお、あり得るかぁ? でも、青柳さんの意気込みを読んで、E01を3時間で書いたのかと思うと「えー」ってなる諸々が!!!
 しかも、自分で分かっている書き癖は消したとかおっしゃるし、最新作がヒントになるかとの問いに「なるといえばなります。上の質問でも答えたように、私の作品をたくさん読んでいる方はわかると思います。」とか答えているし! そう簡単には分からないぜってことだな!
 ……ううん、第五回の青柳さんの作品は……およ、異世界ファンタジーではない! そして、何となく、ヘタレっぽいお医者様にE02の小説家をリンクさせてしまった……無理矢理過ぎるかなぁ?
 E01も怪しいんだよなぁ。「可憐な王子の受難の日々」にあった「青玉サファイアのように澄んだ瞳」が「黒オリーブ色の瞳」と同じく、ついつい瞳の色を描写してしまうファンタジー書きさんにありがちな癖って感じがして!!!
 しかし、青柳さんのサイトを徘徊していて「夢見鳥」を見つけてしまった……ぞくりとする系。本気で覆面被ってE07とかあり得ます?
 えー、えー、えー!

 天崎剣さん。意気込みの「雰囲気は同じだと思う!」を信じて、最近作を読みます!
 「約束」は現代物だぁ! E03……は、ちょっと雰囲気違うか。すると、E06? E06って、ルビタグ使ってないけど、名前だけルビ振る勢なんですよね。天崎さんの作品も名前にはルビ振ってる。ルビタグ使わずにカッコ書きなのは、投稿サイト利用でHTMLのルビタグは使い慣れていないからかな?
 ラストの雰囲気も「夢が叶う」感じでちょっと似てるよね。
 長編の方の最新作もちらっと見ておく。こちらも意外に現代物。
 うん、三点リーダー直後の読点という癖も共通するし、E06は天崎さんで!

 彪峰イツカさん。ミステリとか書けちゃう方。意気込みないっぽい…。
 んー、実は、第一印象ではE08が彪峰さんだったんですよねー。今のところ、他にE08にはめられそうな強力な候補はいないので、これでいいかなぁって気はしてるんですけど、前回覆面作と「暗闇感」が共通し過ぎているような気もして……。
 でも、同じ語り物の体を取りながら、語り口の雰囲気は全然違うんですよね。その点において「前回とは違う感じにしてみました」感がないとも言えず。
 三点リーダー直後の読点癖も共通するし(それさっき天崎さんにも言った! まさか全員共通じゃないよね?)、彪峰さんE08でいいかな。

 ……とりあえずひととおり見たわけですが、おかしいな、E07書いたのは誰だー!?(苦笑)
 真北さんか菜宮さんがやらかした奴か!(アヤキ探偵は完全な言いがかりでお二人を徹底的に疑っています)

【途中経過】
E01→青柳朔さん?
E02
E03→GBさん
E04
E05→ウルさん
E06→天崎剣さん
E07
E08→彪峰イツカさん
E09→森崎さん?神儺さん?
E10

 この辺りで、確かこんな↓ツイートをしまて一時休憩したはず。

#覆面企画8 Eブロック、ひととおりガサ入れ(サイト訪問)して、ウルさんとGBさんと天崎さんは捕まえた気がしています。 彪峰さんもたぶん…(ここにハマってくれないと後が大混乱の予感)。 そして、残りの中に確実にフェイクしてる人がいる…はず!

休憩を終えて。
ハマってないのは、だもさん、菜宮さん、真北さん……か。やはり仕掛けてくる人だったな、菜宮さんと真北さんは!(笑)

E09、どっちかな。神儺さん=感嘆符疑問符連続全角派、全角算用数字。E09の余韻過去の神儺さんの覆面作「エダの花火」に似てるなぁ。
 ……すると、森崎さんの置き場がなくなるんだが、まさか森崎さんがE07か? 「触手は人を選ぶ」と回避した森崎さん……「手」ならセーフだった!?(いや、選ぶ選ばないで言えばアウトだよな、これも…)うーん、うーん…。
 うん? 神儺さんは全角算用数字派だと? E09って漢数字派だよね やっぱりこれが森崎さんでは! あー、でも、神儺さんも「十歳」とか「二階」とか書いてた! 数字の大きさや作品によるのか? 神儺さん説捨てきれないー! むしろ、神儺さん説が強まる!!!
 神儺さんの癖=“異形なる者”。全角算用数字派…って言ったけど、私、どの作品見たんだろう? 漢数字派の例しか見つからない…(大丈夫か)……あ、見つけた、「機械仕掛けのアマーティア」のPiece27だ。うむ、神儺さんも普段は漢数字派かぁ。
森崎さんの癖=全角算用数字も使う(「ロボットの体温」、SF系だからかな。作品の雰囲気で使い分ける人か…く、さすが森崎探偵だ!)
 ……おや。神儺さんのサイト作品(お品書き→掌編集)を見ていて、気付いたことが! もしかして神儺さん、ダッシュで始まる段落だけは行頭一字下げしない人? この癖、どっかで見た、見たぞ! ……どっかで……見たと、思ったんです、が! Eブロックにはそんな作品一つもない! えー、つまり神儺さんの別作品読んだ時の記憶ってことー!(ダメ探偵である)
 うーん、とりあえずE09は心の声をカッコ書きするのが特徴なのですが、森崎さんも神儺さんにもそれっぽい特徴は見つからない。でも、森崎さんならこれくらいのフェイクはやりそう。
 でも、なー!

 他から埋めるべく、だもさんをターゲットにする。
 あり得そうと思ったのは、E07である!
 いや、イメージ違うでしょと言われそうだけれど、前回の覆面作家企画で、だもさんが出したのは「多眼の目」という、ちょっと異形系奇病のお話なのだ。手の形の果実というのもあり得ないことはない!
 ……ない、かなぁ?
 でも、「僕」の語り口には所々、ヤングアダルトみを感じないでもなく、魂を売っただもさんならあり得ないこともないような気がしません?
 文体自体は安定感あるし、だもさんっぽいかなぁって。

 で、やっぱりE08は彪峰さんかなぁって。文が有機物より無機物で構成されている感じがある。ファンタジー勢の青柳さんや現代恋愛の森崎さんとはちょっと違う系統だよねって感じ。

 ……あ、心の声カッコ書き勢、真北さんだ。「夜空に祈る」にもあるぞ。E09真北さんはあり得ないことはないかもしれないけど、やっぱり文体が違うよね。真北さん、覆面ではファンタジーはやらないって意気込みで宣言されているし。その意気込みコメントがフェイクなんだぜって可能性は……ないかな、E09とは文章の空気が違う気がするもの。
 で、その真北さんはどこかって話なんですけど、やらかしそうなのは真北さん……なんだけど、今残ってるメンバーでE04を埋めるのもなかなかしんどくて、E04の方がむしろやらかしてるのではって感じするんだよなぁあ!
 「ソシャゲ」とかの言葉使い、要注意だな。「お母さん……いや、母は」って言い換える辺りとかも。
 うーん、うーん、と悩みつつ、真北さんの「50の練習曲」の「11:星影のワルツ」を見て……あ、E04で良くない? と思うなど。
 冒頭の語りの雰囲気に、場面切り替えの「*」。*は、本来の真北さんは複数使う派っぽいけど、このくらいのフェイクは小賢しくやりましたってことだよね? 部分的に「***」の三連用も残ってるし。

 あとは、神儺さん(又は森崎さん)と、菜宮さんか。……まぁ、菜宮さんなら十分仕掛けてくる可能性はあるし……お、意気込みを読み直せば、最近読んだ本について「読んだ紙の書籍なんて、知り合いさんのエロものばっかw」と答えておられる! つまり、菜宮さんはある程度はエロもいけるくち! 女子高生の生足萌えな男子ぐらい余裕で出すぜ、と!(笑)
 でも、「書く、休む、見直し、直す、書き直す、みたいなことばっかやっとったで。ちっとも進まんかった。」ですと? うーん、E10は勢いで書き上げました感もありそうだけど、フェイクに悩んだってこと?
 「あたしをよう知っとる人やったら簡単」って、菜宮さんは「やらかす人ですよね!」って分かっていればこの堂々たるフェイク作に気が付くはず、と?(笑)
 うーん、菜宮さんの過去の覆面作、第六回の「グラスキャンドルライト」も、作中でオリジナルの歌詞が出てきたり、覆面的意欲作感あるからなぁ。今回もいつものスタイルは壊す方向で頑張りました?
 菜宮さんの過去作、一行空けでの場面切り替えが割と頻繁に入る感あって、E10はもともと特殊な体裁というのもあるけど、他のEブロック作品が全体的に一行空けでの場面切り替えが少なめな感じするので、E10菜宮さんはあり得るよね。あー、E10がとても菜宮さんに見えてきた!

 さて、問題は、残ってしまったE02とE09の森崎さんvs.神儺さん対決である!
 ……あ、今、神儺さんの「ベルの鳴る頃」に半角算用数字も見つけてしまった! が、たぶんこれはあまり推理に影響しない! でも、作品の雰囲気はE02あり得るかなぁって感じする。
 お、神儺さんの「いつまでも」に樹木医が出てきたぞ! 神儺さん、「緑の手」とか書きそうだぞ! 「れんげ草」の中で、鉤括弧内にダッシュ使う例も見つけた!
 ……だが、しかし……なんか最後のところの雰囲気が神儺さんでいいのかなぁって言ってる。
 E09に感じる神儺さん感! 前回の覆面作品と地の文の雰囲気が似ている。最後の余韻も。
 E02の少し可愛らしい感じはむしろ森崎さんかもしれない。
 森崎さんの最新作、「テオは、テオドーラかもしれない」は「中性」の子が出てくるお話で、E02からふわっと感じるBL感(しかしBLとは言っていない!)みたいなこの微妙で絶妙な感じは、案外、森崎さんなのではないかという気がして!
 タイトル的にも、森崎さんの方がこういう凝ったタイトル付けてきそうかなぁって感じはします。フェイクも兼ねて!!!
 「僕にはとても見せることができないようないかがわしいものを書いているらしい。」とか「よほどいやらしい話を書いているに違いない。」とか、なんか可愛らしい雰囲気で、作者の上品で優しい人柄が漏れ出てる感じするのも、森崎さん感ありますよね?
 「これはそう、寄り道みたいなものだ。ただなんとなくそんな気分になったから。」なんて最後もさ!
 企画用にしようかと思っていたという最近の2作品がいずれもファンタジーで、それを堂々と公開しているのも、実際に提出したものがファンタジーではないから……という可能性は高いように思います! だって、森崎探偵だよ?(笑)
 森崎さんの「春の日のめぐりあわせ」を拝読して、おじさんこうちゃんあり得るな、と益々。鉤括弧内のダッシュもあったし。
 二重鉤括弧の使い方がぴったりくるのが見当たらないんだけど、二重鉤括弧自体は森崎さんも使うっぽいので、これはフェイクの類かな、と……思っていたら、「社長、優しくしてください」の中に類例発見! やったぁ! 森崎さん、これだぁ!


【名探偵アヤキの推理結果】
E01 銀の御手のサジタリウス →青柳朔さん
E02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま →森崎緩さん
E03 機械細工職人と機械義手 →GBさん
E04 飲み干す残滓 →真北理奈さん
E05 キズアト →ウルさん
E06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 →天崎剣さん
E07 楽園の手 →だもさん
E08 それは手記にも似た →彪峰イツカさん
E09 夜の谷で →神儺さん
E10 夢の異世界ダンジョンへGO! →菜宮雪さん

 確定してしまうと、なんかもうそうとしか思えない名推理ですね!(ゆえに後日カンニングして悲鳴を上げる未来しか見えないですね!)

 念のため、自信レベルの弱い青柳さんのところを再確認。意気込みによると、今回の青柳さん作品の推理は、「たくさん読んでる人には簡単で、そうでない人には難しい」。理由は、「私の書く作品はラブコメとシリアスでは雰囲気がけっこう違うので」。ラブコメかシリアスかって判断でミスる可能性が高いということなら、今回、Eブロックにラブコメ感のある作品はなかった気がするから、それでいくとシリアス系ファンタジーってことでいいのかな?(大ヒントじゃん!)
 あとはまぁ大体OK……いや、E03のGBさんが気にかかる……か。でも、ルビの振り方はGBさんだと思うのよね。「“歯車の芸術”」の囲み方がGBさん作品で見つけられず、GBさんなら「〈こっち〉」を使いそうな感じはするんだけど、そこはフェイクかなって気がする。いや、神儺さんの癖として同じ記号使いを見つけていることは……忘れる、忘れるんだ!(ええー)でも、「<終わり>」とか入れそうなのはやっぱりGBさんだし、ここで微妙に表記法を変えてきたなら、本文中の特殊名詞の囲み方だって変えてくるでしょ!
 GBさんは、会話文とか、現代物だとだいぶ軽い雰囲気になる気がするし。E01もあり得ないことはないかもだけど、やっぱりE03な感じしますね!
 ちなみに、余談ながら、青柳さんもGBさんもファンタジーの人感強いんですけど、青柳さんはラノベ寄り、GBさんは児童文学寄りなのかなあって思いました。まあ、今回の推理にはあまり影響してませんけど(そして個人的な印象なので納得の根拠とか特にないですけど・笑)!
 せっかくだから、ウルさんもチェックしておこうかな。E05の感嘆符疑問符連続全角癖をウルさん作品に見つけたかったんだけど、見つからず。鉤括弧(セリフ)内ダッシュは見つけた。読点で鉤括弧内セリフが終了する例も共通。空白鉤括弧もウルさんならやりそう(ただの勘)。とりあえず、違和感なし!
 あとは、彪峰さん……なんかこう、理系っぽい感じが彪峰さんって気がしたんですよね。比較的短めの文で、観念的な語りで。あと、最後の「フラットになった心電図計」とかがなんか彪峰さんっぽいなあって。あんまり根拠になってない気はするけど、会話文ないし、記号使いの相違点とか検証しにくいんだ。まあ、でも、彪峰さんっぽいからいいんじゃないかな!(名探偵はポジティブである)


 以上、覆面作家企画8の最後のブロック、Eブロックの推理でした!
 これで私、名探偵アヤキの覆面作家企画8での推理は全て終了……と言いたいところですが、既に推理済みのブロックについて、のんびり屋(慎重派)の探偵たちの推理をカンニングして自分の推理を修正すると言う重大なミッションをまだ残しているので、まだしばらく探偵業を頑張ります!
 感想書きもしたいと思っていますしね!
 それでは皆様、引き続き、覆面作家企画8を楽しみましょう!

★★★
【追記(推理根拠補足):2018年5月26日】

 こんな推理を出した後に、真北理奈さんがTwitterで思わせぶりな言動を始めました。
 私はこれぞE04真北さん説を裏付ける完璧な根拠、真北さん、自白し過ぎ! と思ったわけですが、冬木探偵はこの真北さんの言動こそフェイクではないかと疑っています。
 そして、冬木探偵のEブロック第一印象推理も公開されました。もちろん、カンニングします。
 そして、冬木探偵が森崎さんE02説を唱えながらも、青柳さんの可能性もあるとおっしゃっています。しかし、私は森崎さんE02説を強く推したいと思います!
 真北さんE04説も揺るがない!
 いいえ、これはただの思い込みではありません。きちんと根拠のある、名探偵アヤキの優れた洞察力により導き出される真実なのです!

 ……と言うわけで、とりあえず、真北さんE04説から立証しますね。
 ええと、真北さんは、私のEブロック推理を見た後に、Aブロックの感想&推理記事を公開して、私の作品を推理してくださっているわけですが、ここで、もはや失言とも言うべき見逃せない発言をしていらっしゃるのです!
 各作品の感想と特徴を箇条書きした後、真北さんは言っています。「アヤキリュウさんが私を当てる時、私もアヤキリュウさんを当てるのだという格言が生まれました。」と!
 そして、真北さんは私の作品がどれかということについて、御自身の推理に自信満々です! これは、私のEブロック推理を見て前回に引き続きあっさり当てられたことに衝撃を受けた真北さんが、ハンカチを噛み締めながら私のいるAブロックの推理に挑み、真北さん的には「間違いない」と思える答えを見つけた(それが客観的事実として正解か否かはともかく)ということを意味するのではないかと考えられるのです。だって、「アヤキが真北を当てる時、真北もアヤキを当てる」って、そもそも私が大外ししてたら成立しないじゃないですか!(笑)私の推理が外れているなら「アヤキが真北を外しても、真北はアヤキを当てる!」でしょ? これはもう、私に当てられた真北さんがついつい冷静さを失って失言してしまったとしか思えませんね!(違ったらどうしよー)
 少なくとも、真北さんが、私のEブロック推理を読んでいることは、真北さんの挑発的な態度が私のEブロック推理記事での真北さんに対する私の態度を踏まえたものであることは明らかで、まあ、何と言うか……真北さんは素直で正直な方なんだなぁ(ぽわん)、みたいな気持ちになるわけです。
 ごめんね、色々疑って。(笑)
 さてさて、そんな真北さんですが、私のEブロック推理に衝撃を受けた後、Twitterでぺっらぺっらと制作秘話を明かしてくださっています。
https://twitter.com/Rina_sousaku/status/999304936889331712
https://twitter.com/Rina_sousaku/status/999306087395278848
https://twitter.com/Rina_sousaku/status/999306711939739649
https://twitter.com/Rina_sousaku/status/999307534983835648
 気合たっぷりの意気込みにも、冬木探偵の勧めを受けて、さらに詳細な自白を付け足してくださいました。さあ、これを踏まえて、真北さんE04説を強化していきましょう!
 とりあえず、真北さん、第七回の覆面で私が『文学的な後味の悪さ』「気持ちの悪いストーカー」に言及したことを受けて、何だかそっちの方面での作風を強化されたようです。
 E04、序盤はともかく、最後は確かに後味悪かったよね! 冒頭の独り語りの雰囲気も、ちょっとカッコつけた感じと言うか、感傷的と言うか。
 ヒントになる作品として上げてくれた「緋の剣士に捧ぐ交響曲第二番R」の冒頭もそんな感じですし、人間関係のどろどろ感とか色々共通です。
 性壁を込めたと言う最後の一文は「大丈夫、君をひとりになんてしないから。」です。うーん、何となく分かるような気もする? 我が身の破滅と分かっていても、愛しい人と添い遂げようとする感じ?
 真北さん、フェイクは文体以外とおっしゃっております。とりあえず、異世界ファンタジーではなく現代物にしたのがフェイクということでしょうか。でも、自白していらっしゃるから、全然フェイクになってませんよ?(笑)
 まあ、序盤の日常家族ものっぽい感じは、フェイクといえばフェイクなのかもしれない?
 まあ「『支配者と被支配者』『倒錯的な関係性』をあたかも純愛仕立てに仕上げた覆面7……(中略)……ダメだ価値観がおかしい」……うん、覆面8も全く同じテイストですね!(笑)
 「今回、ファイル破損したやつは幼なじみ同士の仲睦まじい絆がある事実によって瓦解し、可愛さ余って憎さ百倍の感情になり、半ば無理矢理手に入れるという『私的には純愛』なんですが客観的に見なくても気持ち悪いストーカーそのものですし私の価値観を危惧したJota+が文字化けさせたので書き直しとなりました。」……書き直してもあんまり内容変わってないような気はするんですけど(その危険性において)、「価値観がおかしい」という真北さんのことなので、あまり信用ならない気もします(あっさり)。
 問題はむしろ、タイトルに言及しているところ。「真北理奈の特色って文体よりタイトルなのでタイトルを詩的一人称ではなく、ファンタジーやサスペンスや短編集にはよくありそうで真北らしい詩的な表題を付けました。」……まあ、確かに「飲み干す残滓」というタイトル、シリアス系のファンタジーや人間界系ドロドロサスペンス(二時間ドラマ?)、短編集でもありそうです。「詩的」ということも一応分かります。
 しかし「あのタイトル、まさかそのジャンルでやるとは思わないじゃん。これが目を逸らす役割になれば、な、と。」……分かりません。しかし「価値観がおかしい」真北さんのことなので、E04を「自分とは正反対の性格で完璧な男の子。昔から知っていてちょっと気になるけど、彼にとって自分は対象外だとずっと思ってた。だから彼との恋愛なんて全然考えられなかったのに、最近、彼が自分のことを何だか特別扱いしてくれてるような気がして……でも、完璧過ぎる彼は私には遠い存在で、最近益々かっこよくなってきた感じなのも、昔馴染みの彼が遠い存在になっていくみたいで寂しい……そんなことを思っていたら、突然彼に迫られて、そんなことあるわけない、あってはいけないのに……好き。私も彼のことが、好き……と彼に身を委ねてしまうドキドキ純愛物」と理解しているなら、確かに「飲み干す残滓」というタイトルはときめきドキドキ恋愛ものっぽくはないですね!(笑)それに、Eブロックの他の作品を読んでも、「そのジャンルらしくない詩的なタイトル」って特に見当たらない。E02は詩的かもしれないけど、サスペンスっぽくはないし。
 そして問題は、「でも覆面7をよーく見ていれば多分わかります。」……例えば、前回の提出作品のタイトルの頭文字を取って並べました的なことをやったのかなって思ったんですけど、さすがにそれはなさそう。そこで前回の真北さんの覆面作品との関係を疑って、「あの、透明な水を、この手に。」を見て、思いつく仮説は、覆面7で「透明な水(涙)をこの手に受けて、覆面8でそれを飲み干したってことかい? というもので。確かに、その説明なら完璧にハマってる感じがするわ。作風の一致も含めて、前回の真北さん作品とE04の繋がりは、偶然の一致としては出来過ぎじゃあない?
 というわけで、E04は真北さんです!

 それでは、一件解決したところで、森崎さんがE02ではない説、又の名を青柳さんE02説を検証していきましょう! ……の前に、再検証の経緯をば。

#覆面企画8 Eブロックの冬木探偵の推理を見て、まだ一応生きながらえている自称・名探偵です…私、森崎さんは冬木探偵の直感に同感で、意気込みの意味も説明できてる…と思う。 不一致箇所も少なくないけど、私の自信を揺るがす物証はない…大丈夫!

 と呟いたところで、「森崎さんと真北さん以外は全部違っている」旨冬木探偵に指摘される。(笑)
 それに対する私の回答は「不一致箇所…あー、まぁ、そうかもしれないですね!(笑) でも、全体的に冬木探偵が自信なさげなので、「ん、勝ったな!」みたいな気分になれました。(笑)←失礼だし甘い」だった(本当に失礼である)。

#覆面企画8 冬木探偵の勧めで、一応青柳さんE02説を検証してるんですけど、ピンとこない…。第五回の「アオの空」は「僕」の一人称で近い気もするけど、お話の山の作り方とか全体的な語彙選択とか空気が違う気がするのは現代物とFTの違い…だけとも思えぬ。

「さくらしべふる」は表記法とか近い気もしたけど、なぁんか違うんですよね。会話文の入れ方とかが。そしてやっぱりE02の言葉の選び方、描写の仕方にさり気なく込められた「現実」っぽさにはファンタジーよりも現代物を書き慣れてる人感がある…。

表記法の類似はいくらでもあり得る(森崎さんであり得ないことはないし、漢字の開きは森崎探偵が重点的にチェックしてるから変えてる可能性が高い)けど、この描写の空気の違いをフェイクとしてやり遂げるのはなかなか難しいんじゃないかなぁ? …という結論になりました、冬木探偵!(笑)

 と結論づけたところで、「現代物の『猫系男子』を読め」との冬木探偵からの御指示。現代物も短編で読んではいましたが、冬木さんオススメの『猫系男子』も改めてちゃんと読みました。が!

猫系男子…青柳さんの文体に森崎さんと似ているところがあるのは理解しないではないのですが、私がE02に感じた森崎さんみとはちょっと違う…気がするです…。どう違うかを説明すると長くなるので、折を見て推理記事に書き足せればいいなとは…。

 という結論に至り、やっぱり森崎さんE02説は揺るがないのですが、どうして揺るがないのかをこれから説明します。
 ちなみに、その後、桐央さんもEブロックで森崎さんをピンポイント推理していて、冬木さんが森崎さんの候補としているE10が森崎さんだとお考えのようです。
 しかし、私に言わせれば「それはない」!!!
 そして、E10が「あり得ない」ゆえに、森崎さんはE02に置かざるを得ないということもあるので、その辺も合わせて立証していこうと思います。

 まず、E02の特徴は「現代物を書き慣れている人」感です! それも、単に「あ、現代物だー。」というだけではない! ポイントは、公園の場面の描写です!
 危険だと言う理由で遊具が取り払われた公園……確かに、最近の公園からは遊具が減っています。しかし、こういう変化に気付いてさらりと描写に入れ込めるのって、「そういう視点」を持っている人だと思うんです。近所の(住宅街の中にあるたぶんそう大きくない)公園なんてもう十年くらい行ってないなあという人には書きづらいはず! 子供を連れて公園に行くお母さんとかなら如実に感じる変化かもしれないけれど。
 公園でゲートボールする老人とに言及されるのも、その時間帯に住宅街の公園にいける人じゃないとなかなか出てこないよねー。
 そして、この辺の描写についてファンタジー書きさんではなく現代物書きさんだと思うのは、これらの描写がとてもさりげなく出てくること。つまり、公園でゲートボールする老人に出会って、そこから大事件に巻き込まれ……みたいなんじゃなくて、端的に言えば、「危険だからと言う理由で遊具が取り払われた公園」には全く言及しないでも物語を進められる状況でそれが描写の中にさりげなく登場して、作品のリアリティを演出しているという点が重要だと思うのです。そう言う現実世界に暮らす者としての「生活者の視点」がさらりと出てくるのは、その人が普段からそういう「目」で世界を見て、物語世界に取り込んでいるからじゃないかって思って。
 逆に、ファンタジー書きさんだったら、「描写」においては幻想的な雰囲気の演出とかが主になる気がするんですよ。E02の主人公は木陰のベンチに腰を下ろしているけれど、そこでついつい地面でキラキラしている木漏れ日や頬を撫でる風のことを描写してしまうのがファンタジー書きさんだと思うんです!(偏見では)
 でも、E02はその辺の描写はさらりと流してる。私がE01青柳さんと推理するにあたって、瞳の色の描写が出てくる辺りをあげたのも、この辺のファンタジー系描写と現代物描写のイメージの違いに根っこがあります。
 あと、E02で現実っぽさを感じるのは、「麦茶」です。主人公が「こうちゃん」の庭で飲んでいて、逃げ出す時に置き去りにされる麦茶のグラス。氷入りの麦茶のグラス。御洒落な薔薇の咲く庭、紅茶なんかの方が似合っちゃいそうな雰囲気もあるのに(そうすることもできそうだし、異世界ファンタジー系の演出ならそっちになりそうな気もしません?)、出てくるのは麦茶。ちょっと庶民感のある麦茶。タイトルにもあるように、物語内の季節は五月、初夏です。「麦茶と言えば夏」のイメージからすると、まだちょっと早いかもしれないくらい。でも、確かに五月にもなると暑い日も増えてくるし、麦茶が欲しくなる。天気のいい日に庭いじりをする人ならなおのこと、冷たい麦茶が欲しいよね! ってわけで、この「麦茶」が微妙な季節感を見事に演出していて、一方で気取り過ぎない庶民感も演出しているように思うのです。
 無意識か計算か知らないけれど、絶妙感ありません?
 確かに、青柳さんも現代物書かれるし、女子高生が冷蔵庫から「お新香」を取り出してババくさいなんて言うなとか言ってたりするから、現代の生活に関するリアルな描写を入れてくるかもしれない。でも、私が見つけたこの青柳さん作品の描写は、「明確に意識された描写」なんです。「お新香」なんてババくさいのではという感覚で主人公の性格付けを明示的にPRしているので、E02のさりげない描写とはちょっと種類が違うのです。E02の描写には、もっと作者の無意識に染み付いてそうな、現代恋愛ものをたくさんたくさん書いてきた森崎さんにありそうなそんな感じがするんです! 青柳さんでもE02を書けるかもしれないけれど、でも……青柳さん作品には緑茶とほうじ茶は出てきたけど、麦茶は確認していないんです!(森崎さん作品には麦茶見つけた)
 ……あ、なんか最後ものすごくこじつけっぽくなったけど、なんか、こう言う現代の描写に関して丁寧に仕上げてきそうな感じを森崎さんからとても強く感じるので(青柳さんはファンタジー系の描写でより力を発揮しそう…だからE01)、やっぱりE02は森崎さんなんですよぅ!
 それに、森崎さんの短編「肝っ玉母さんと悪戯息子」、これはちょっと特殊な母と子の物語なんですけど、この「母親」との微妙な関係、E02で言及される母親との微妙な関係と似てる……と言い切るには微妙かもしれないけれど、相性の悪い(?)母親を決して責め立てない感じとか、森崎さんの誠実そうなお人柄に由来しそうな感じしません?
 なお、桐央さんは、速筆の森崎さんが二ヶ月も掛けて書いているのは、普段とは違うジャンルで苦労したからではないか、ゆえに日常ものであるE02ではないのではないかと推理していらっしゃいます。また、E02について、森崎さんだったらもっと恋愛要素がはいるのではないか、とも。
 しかぁし! E02は単なる日常ものではありません。細かな描写に丁寧に気を配られているように思えることは前述したとおり、しかも、恋愛要素だってばっちりがっつり入っています!(私の理解では)
 そもそも、E02の主人公は男の子なのか、女の子なのか。一人称は「僕」ですが、はっきり言って、作中でこの主人公を「男の子」と断定できる要素はないように思います。少なくとも、前回の覆面作家企画であんな話を書き、あんな長ったらしい後書きであれこれ語った者としては、これをあっさり「男の子」と断定するわけにはいきません。「BL感」とか言ったけど、あくまでも「感」です、BLとは言ってない!(そういう意味だ)
 実際、「あきら」という名前も中性的です。私服はジーンズにTシャツにパーカーですが、女の子だってあり得ます。しかしまあ、男の子の可能性の方が高いかもしれません。森崎さん的「書いたことのないもの」は「BL要素」の可能性があるから。もちろん、「僕っ娘」を書くのが初めてという可能性もあります。今の所、森崎さん作品に「僕っ娘」は見つけられていないです(「中性」はあるけど)。
 そして、「こうちゃん」についても、官能小説家という職業や体型についての「ほどよく筋肉がついている」という描写などにそこはかとなく感じるエロティックさがあります。
 また、主人公の独白の中にさり気なく挿入されている「当然、仲良く手を繋ぐこともない。」という一文も、私には「仲良く手を繋ぎたい」の裏返しのような気がするのです。続く一文では「もしかしたらこうちゃんは僕が逃げないように捕まえておきたいのかもしれないけれど、そんな子どもみたいな真似はまっぴらごめんだ。」と否定しているようで、そう思い込もうと言い聞かせているようにも聞こえます。「捕まえておく」ためではなく、恋人のように「仲良く手を繋ぐ」ならありなのでは? という感じだってするじゃあないですか。
 それに、物語の冒頭で、こうちゃんは主人公の「おじさん」だと説明されながらも、母の従弟(いとこ)であることが明示され、母の弟である叔父ではなく、もし主人公が女性であるならば、法律上婚姻可能な関係にあります。
 「こうちゃん」の知り合いの女性が現れて慌てて逃げ出す辺りも、単に学校をサボっていることがバレて追及されると嫌だと思ったから? それとも、大好きな「こうちゃん」が大人の女性と一緒にいて、自分にはまだ手の届かない「大人の世界(自立した社会人としての世界)」にいるところを見ていたくなかったかな? ささやかな嫉妬だったのかもしれません。
 ほうらね、めっちゃ恋愛要素あるじゃないですか!
 もちろん、このお話は二人の関係を単純な恋愛関係には落としません。
 最後に主人公は自分に言い聞かせます。「これはそう、寄り道みたいなものだ。ただなんとなくそんな気分になったから。それだけの話。」と。もしかしたら、主人公には「こうちゃん」に対する恋愛感情があるのかもしれません。でも、本人はそれをあれこれ言い訳して認めようとはしない。恋愛かもしれないし、恋愛ではないかもしれない。どっちでもいいのかもしれない。主人公の不登校にも、明示的に匂わされた母親との関係に加えて、その「無意識のうちの秘めた想い」や中性的な名前が暗示する主人公のアイデンティティの問題が関係しているのかもしれないし、全然関係ないのかもしれないけれど……本当に「ただの寄り道」がしたいだけなのかもしれないけれど。たとえE02のBL感が完全なる私の妄想だったとしても、この「不安定な思春期感」はいいよね。
 最後に「僕の小さな楽園は、今日も美しい。」と語る主人公にとっての「小さな楽園」は「こうちゃんの庭」なのか、「こうちゃんの存在」なのか……あるいは「こうちゃんの顔」だったりして?(笑)
 「五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま」というタイトルも、「蕾の君」はまだまだ成長途上にある主人公自身のことで、「目を閉じたまま」はまだ自分の中に眠る恋愛感情を肯定でき、それを見まいとする主人公のことなのではないか……などと思うわけですが、果たして。
 もはや推理なんだか感想なんだか分からなくなりましたが、いずれにしてもE02には色んなものが丁寧に詰め込まれていて、神経の行き届いた作品のように思えます。そう簡単には書けない作品だぞ、これ! これなら、速筆の森崎さんが二ヶ月掛けてもおかしくないでしょ! それに、森崎さんは同じ二ヶ月間に提出作品とは別に覆面作家企画用として書きながら結局提出しなかった作品を二作品も書いてもいらしゃるのです。三作同時に書き進め、どれを出そうか迷いながら最後に「これ」と決めた一作を推敲して仕上げて完成、ということなら、二ヶ月掛かることは十分あり得るんじゃないですか? というわけで、私はE02森崎さん説を強力に主張します。
 もちろん、普段はファンタジーを書いているような他の方が超気合いを入れてこれを書いてきた可能性はないとは言わないのですが、これが森崎さんじゃないとして、冬木さんや桐央さんのようにE10に森崎さんを置くかって言うと、「それはさすがになくね?」と思うのです。
 確かに、森崎さんは森崎探偵であり、強力なフェイクを仕掛けてくる可能性はあります。しかし、普段の森崎さん作品の特長(特徴ではなく)って、やっぱり、人の気持ち、心の動きを捉えた恋愛物に出るんですよね? 森崎さんがフェイクとしてE10を書いてきたら本当に驚きですが、いくら覆面をかぶるためとは言え、森崎さんがそこまで作風を変えてくるでしょうか? 本来の森崎さんの「書きたそうなもの」を差し置いて、ギャグ・コメディ路線に全振りしてくる!? と思うのです。
覆面作家企画は、覆面を被ることも重要ですが、面白い作品がたくさん集まる企画としても有名である(と私は思っている)ので、そんな企画で森崎さんが普段の作風そっちのけでとにかく探偵を騙すことだけに注力してくるとは思えないのです。
 確かに、E10は面白い作品で、下心をちらちらさせつつも下品になりきらない絶妙なラインを保っているし、それでいて「とんでもない」ギャグを仕込んでいるし、最後のうりんこはめっちゃシュールだけどなんか可愛いし、それゆえに女性作家みも感じるし、普段からコメディ路線で書いている方なら、意外性を突きつつもその人っぽさが残される感じでかなりいい感じに作風PRになると思うんですけど(だから菜宮さんだと思うのです)、これが森崎さんだとしたら、森崎さん的には森崎さんらしさを全然アピールできなくなっちゃいません? そりゃあ、覆面を被るのは大事ですけど、重要ですけど、でも、せっかくの企画で「探偵を驚かせる」ことだけを目的に書ける人でしょうか、森崎さんは。森崎さんは、「最後のうりんこの可愛らしさが私らしさです♪」とか言うつもりなのでしょうか。あり得ないとは言いません。あり得ないとは言いませんが、そこまでして森崎さんが覆面を被ろうとしているなら、むしろ私は見事に騙されるのが人の道ってもんだと思うのです! E10が森崎さんだったら「森崎さんの覆面作家としての矜持をナメていて申し訳ありませんでしたぁ!」って土下座すべきでしょ。だって、そこまでしたのに当てられちゃったらすごく悲しいでしょう? そこは騙されてあげなくちゃ!
 そんなこんなで、とにかくE02は森崎さんなのです。ああ、ここまで言って違ったら泣くな。でも、森崎さん以外の方がE02を書いていたら、そしてE10が森崎さんだったら、E02の真の作者の方への敬意も森崎さんへの敬意も増し増し100%なので許してください。

★☆★☆★
【追記(修正推理):2018年6月3日】

 その日、名探偵アヤキは、歩く猫探偵の推理をカンニングした!

 ……(゚д゚)……ポカーン……となった。

 これは、推理の一致率の問題ではない。それなら、森崎探偵とのDブロック全不一致事件の方が大事だった。
 当時のTwitterでの呟きをここに引用しよう。

#覆面企画8 歩く猫探偵のEブロック推理があまりにも私と違い過ぎてポカーンとなりました…。(・Д・) 単純な一致率の問題じゃなくて、何かこう…センサーの種類が違う的な…「え、そこ、そうなっちゃうの!?」的な。(^_^;)

 決して奢らない名探偵アヤキは、冷静に推理の見直しを始めた。気になるのは、E03
菜宮さん説とE10GBさん説である! 菜宮さんは絶対にコメディだという思い込みがあったような気がする。名探偵アヤキのE03GBさん説も、割と「GBさんはプロフェッショナルの作品を書きそう」とかいう曖昧な理由ではなかったか? ちゃんと、各作品の文章に潜む「本質」を見抜いていたのか!? などと思いながら、E03を読み直し、GBさんと菜宮さんの作品をそれぞれ見直すことにする。E10は全体的にフェイク臭がするので、これをお二人の作風と比べるのは大して意味がないと判断した。さて、その結果である。

#覆面企画8 E03とE10の入れ違いが怖い…考えてみると、確かにここ、かなり雰囲気で推理した感ある…。私、もしかして重大なミスを犯しました…か?(((;゚Д゚))) いや、でも、E03のルビの振り具合とか…あれ、菜宮さんも…あれ…記号遣いが…あれ…うえええぇん!(泣)

 ……E03から見つかる驚くべき菜宮さん感の痕跡!
 ルビの振り具合が、決して読めないことはないであろう漢字にも丁寧にルビを振ってくださる漢字が、GBさんかと思っていたのですが、菜宮さんにも作品によってはその傾向があることに気付いてしまった。
 それになにより!!!
 決して見落としてはいけないポイントは、場面切り替えの記号である。記号だけならいくらでもフェイクの可能性があるだろう。しかし、菜宮さんの特徴は、記号の前に一字下げがあることである! 場面切り替えの記号が一つだけで、かつ、一字下げを加えるというこの癖、菜宮さんではないのか? 記号の種類は変えたものの、一字下げの癖までは気が回らなかったか、当然そういうものだと思い込んでいたのではないか。でも、同様に切り替え記号を一つだけで使う書き手の多くは、一字下げを置かない! これはレアな特徴で、この特徴がGBさんのフェイクと偶然に一致する可能性は低いのではないか?

あの、私、今、E03にものすごく菜宮さんっぽいポイントを見つけてて、これがGBさんの覆面と偶然一致ってなくないですかって思ってるんですけど、それでもしかし、菜宮さんにE10にいてもらいたい気持ちが強くて、GBさんの本気の覆面も分からないではないんですけど、いや、でも…でもさぁ…!

 Twitterでも呟いた私のこの葛藤を理解してほしい! あんなに、私は菜宮さんをコメディの人と思っていたのに!(しかし、前回、前々回の菜宮さんを思い出せば、菜宮さんをコメディの人と思い込むのは探偵としては甘過ぎるのである)
 確かに、言われてみれば、E03にはGBさんらしくない面もあった……ような気もする。GBさんの意気込みを見れば、提出しなかった作品について「無理にオチをつけようと頑張りすぎた結果、主題が家出してしまいそうになったので、諦めてボツにしました。」というコメントがある。これは、提出作が主題のはっきりした話である可能性を高くするが、その点でいうと、E03の主題は弱くないか? E03は、恋愛もの……というには微妙なところで、それどころかこれを恋愛ものとくくるのは失礼という気もするもの。一方で、これを職人魂ものと言っていいのかもやや疑問が残らないではない。どちらかと言うと職人魂ものな気はするんだけど、「無理にオチをつけようと頑張りすぎた結果、主題が家出してしまいそうになったので、諦めてボツに」した作品の代わりとして出てくるには、職人魂ど真ん中ドーン感が足りないような気がする(個人の感覚です)。じゃあ、E10にはどんな主題があるのかって? いや、これは間違いなく、「無理にオチをつけようと頑張りすぎた結果、主題が家出してしまいそうになったので、諦めてボツに」した作品の代わりに、大仰な主題などそもそも存在しないことにして、全力で「オチ」を付けることに振り切った作品と言うことができるのではないか? あるいは、最後に「主題(お題)」たる「手」がものすごく違和感のある形でババーンと出てきて、コメディとしてのこの作品のオチを決めているという意味では、主題(お題)とオチが見事なコンビネーションを達成した例とも言えるわけで……!(笑)いや、もしかしたら、GBさんの密かな趣味的に「足フェチ素晴らしい!」が主題ということも十分あり得るし……とにかく、E10GBさん説を採用する場合には、E10の主題性などはまるで問題にならないのだ!(これを人は「都合の悪いことは無視作戦」と呼ぶが、裏付けは他で取ればいいのである)
 それに、文章的にも、GBさんであり得るところはいくつもある。会話前後一行空きのスタイルも、GBさんは個人サイトでは採用していないけれど、「小説家になろう」では、読者層に合わせてなのか、会話前後一行空きスタイルと採用しているのだ! これは、時と場合によって特殊な表記形式を採用することを厭わない作家であることの証。GBさんは「フェイクのためなら何でもやるぜ!」な人である可能性も否定できない!
 しかも、意気込みでもちゃんと覆面被ったって言ってるし。一方で「服を着るのを忘れている」と言うのは、細かい文章の癖とかはそんなにいじっていないから、見る人が見れば分かっちゃうってことかも。確かに、GBさんのコメディ、ぶっとんだ感じのものもあるし、これ、E10はGBさんじゃないですか、やだー!(笑)
 それに、E03の文章を読み直してみると、GBさんなら、もう少し機械細工の作品そのものに関する描写を増やしそうな気もする。どんな風に歯車が組み合わされていて、どんな風に動くのか。クリフォードさんの作品だけが他の作家の作品とは違って特別に感じられるところとかを、主人公が彼の実際の作品をじーっと見つめている場面とかを書きたくなるはず! そう、ファンタジー畑の人は幻想的な歯車の動きを幻想的に美しく描写したくて仕方がなくなったりするはず!(思い込みかもしれない)
 菜宮さんもファンタジーは書かれているけど、たぶん、菜宮さんの方は幻想世界きらきらーって感じじゃなくて、第六回の覆面作「グラスキャンドルライト」で書かれたような現実の人間関係ベースのお話に寄せてきそうな感じなのです。E03のファンタジーっぽいんだけど、なんかこう現実感が漂う感じ……菜宮さんな気がする。何となく、主人公の性格的なもの、雰囲気的なもの(転職前の幸薄い感じ)が「グラスキャンドルライト」に似ている気もする。つまり、E03は菜宮さん! 場面が比較的短いスパンで変わっていくところも菜宮さんかなーって感じ。

 ……ってことで、E03とE10で菜宮さんとGBさんを入れ替えます。

 が、問題はこれだけではない。むしろ、ここからの方が大事件だったのだ!

 と言うわけで、名探偵アヤキは歩く猫さんの驚きのE07森崎さん説に注目した。名探偵アヤキの推理は、E07だもさん説である。E02森崎さん説は既に散々検証したと言うか、ごり押ししたので、見直すならだもさんの方である。だもさんがE07でないとすれば、どこへ動かすのか。歩く猫探偵はE05だもさん説である。それはつまり、E05からウルさんを動かすと言うことになり、押し出されたウルさんが入り込めそうなのはE01で、そうすると青柳さんが押し出されちゃうんですけど、どうすんの、これ! である。
 ここで、名探偵アヤキは思い出した。ウルさんと言えば、盲管さんが怪しいことを言っていた、と。E05にウルさん要素があると思うとか何とか→ https://twitter.com/mokan2010/status/1001475367243141121
 注目すべきは、盲管さんはあくまでも「ウルさん要素がある」としか言っていないということである! 「E05がウルさんだと思う」とは全く言っていない! 私は、Cブロックでの推理の過程において、盲管さんが歩く猫さんの推理に対して漏らした、C07が冬木さん作品ではないという確信を持っていそうな、それでいて歩く猫さんの推理を後押しするような惑わし発言の一件(詳しくは私のCブロック推理記事を見てね)以来、盲管さんのことを全面的に信じて“いない”(笑)ので、私はこの盲管さんの発言に対して「ふん、騙されないぞ!」と思い、「私もE05はウルさん感あると思いましたー!」というリプライを送ることは踏み留まったのですが、それでもなおE05ウルさん説を割と素直に信じていました。なぜなら、これは、素直で正直な冬木探偵や歩く猫探偵にヒントを与えつつ、既にE05にウルさんを当てはめている疑り深い私を騙すための裏をかいた作戦だろうと思ったからです!(こじつけ感)
 しかし、我々は気付かねばなりません。裏の裏は表であると言うことに。
 歩く猫さんのツイートに対するコメントに関する私の的確な指摘を受けて、狡猾な盲管さんは考えたはずです。「二度とこんな失言をしてはならない。もっと上手くみんなを騙さなければ。」と!(個人の推測です)
 そして、盲管さんは考えました。ウルさん作品の推理に関し、自分は完璧な推理をしたという自信がある。完璧な物証を見つけた。しかし、この物証、このままでは他の名探偵たちも見つけてしまいそうである。何とか他の名探偵たちを上手いこと間違った推理に誘導したい。しかし、あからさまに「私はウルさんはE05だと思いますねー。」などと言えば、正解発表直前に「ウルさんはE05以外じゃー!」と宣言した時、「裏切り者」だとか「嘘つき」だとかの誹りを免れないのではないか。嘘は良くない。だから、そう、嘘ではないことを言おう! そうだ、「E05にはウルさん要素がある」! E05はウルさん作品ではないが(他の作品に物証を見つけたので)、E05にウルさんっぽいところがあるのは間違いない。あまり、他の探偵たちが指摘していないけれど。これなら、後々「盲管さんはE05がウルさんだって言ってたじゃないか!」と言われても「いえいえ、私は『E05にウルさん要素がある』と言っただけで、決して、E05がウルさんだとは言っていませんよ。全然別の人の作品(だと思っている作品)にウルさんと同じ要素を見つけてしまって、その驚きをちょっとこぼしてしまっただけなんですよ!」としれっと言い訳できる……とか盲管さんは考えたに違いないのだ(個人の推測です)。
 つまり、E05は決してウルさんではない! ウルさんは、他にいる!!!!!
 ……ということで、E05ウルさん説を真剣に見直すことになりました。
 ちなみに、E05に関しては、もう一つ、Twitterで失言を発見しています。失言したのは、彪峰イツカさん。
 なんと「「レベッカ」と「嵐が丘」と「ジェーン・エア」はどれを誰が書いたんだったかすぐに混乱してしまう 海外文学あんまり読んでないせいかな……」なんて呟いているのだ!→ https://twitter.com/ayamine_itsuka/status/1002896461309202432
 「嵐が丘」は、E05の作中で言及されていた一冊である。このタイミングでそれを呟くとは! E05は、作中でたくさんの海外文学に言及していて、海外文学をたくさん読んでいる人が書いてそうな雰囲気である。「海外文学あんまり読んでない」と言う彪峰さんは、E05の作者ではない!? それとも、そう思わせるためのフェイク発言!? 確かに、「あんまり読んでない」と言いつつ、続くツイートを読めば言及した三冊の内容はきちんと把握しているようである。もしかすると、E05の作者ではないが、E05を読んで、E05の挙げられた作品のタイトルくらいは知ってるんですよ、私だってE05を書く可能性はありますよアピールをしてきた!? その可能性はかなり高いかもしれない。あるいは、E05とは全然関係のない話の流れでこれらの海外文学に言及されたツイートを見て、Eブロックの作品をまだ全て読了はしていない彪峰さんが、うっかり失言してしまった?
 まあ、いずれにしても、彪峰さんについてはE08の可能性が高過ぎるので、関係ないっちゃあ関係ないんですけど。(笑)もし彪峰さんがE05の作者だったら、この発言をするには勇気がいりそうなので、彪峰さんE05説はないという推理を少し補強してくれるかなって程度ですね。
 と言うわけで、だもさん、ウルさん、青柳さんの大移動の可能性について検証していきます。

#覆面企画8 Eブロック推理が崩壊の危機だ…歩く猫探偵の推理を横目にE07森崎さんはさすがになかろうと思いながら、だもさんを再確認していたら、ふとE05にだもさんみを感じてしまい…いや、でも、E05は…武器名が…フェイク…なの…?(疑心暗鬼) だもさんとウルさんは入れ替えられ…る?

 全てはここから始まりました。
 名探偵アヤキはE05にだもさんみを感じてしまったのです。
 E05、ラストの「悪夢をいい夢に変えに来ました!」がすごく爽やかなんですよね。冒頭の秘密の花園っぽい雰囲気とはちょっと違う。もしこれが、このラストの方が作者の真の姿なのだとしたら、ウルさんではないのかもしれない。
 だもさんの青春感(海外児童文学感?)と一致しないこともない。後半のアクションシーンの武器名とかがだもさんの通常ラインナップにあるのか気になるけど、その気になれば調べられる……よね(後に、戦争物系統の作品があることを確認して、武器名出してくるかなってところは分からないけど、武器系アウトってこともないかなとか)。
 しかし、すると、E07がウルさんか? しかし、E07はウルさんなら、鳥じゃなくて竜を出すんじゃないのと思うところだ。そして、改めて読むと、これも意外と爽やかさがある! 「僕」という一人称のせいか、なんか可愛い。森崎さんの渾身フェイクの可能性もないとは言えなくなって来た!?
 あと、怪しいのが青柳さんだ。E05やE07ってこともないではないのではないか。
青柳さんは最近作(書籍化作)がコメディ寄りだから、意気込みでの「シリアスとコメディでは書き方が違う」と「自作を沢山読んでる人なら分かる」発言を踏まえて、「今回はシリアス作品なので、コメディしか読んでない人には分かりづらいと思いますよ!」と理解したのですが……E05やE07もどちらかと言えばシリアスだし。でも、青柳さんはE05で来るよりはE07の方があり得るのかなぁ?
 実は、E05の鉤括弧のみの空白セリフという表現法が気になっているんですけど、これ、だもさんと青柳さんにはあったんですよね。ウルさんにはありそうな雰囲気あったけど見つけられなかった。
 E01ファンタジー……ウルさんかもしれないと思いはじめています……竜の代わりが一角獣……あり得る……みたいな。
 E07は、「レーション」という表現が気になっています。配給品ってことなんだけど、なかなか自然には出てこない言葉だよなぁって。そういう世界観の作品に普段から触れてる人なのかなって思うと……SFに強い勢かなって感じが……すると、ウルさんとだもさんの一騎打ちなんですよねー。まぁ、元々「配給品」と書いていたところをフェイクするために和英辞書で引いて置き換えた可能性もあるわけですが。
 あ、でも、待てよ? 私がE01を青柳さんにしたのには、本文冒頭タイトル残しという形式上の特徴に「前回参加していない人」という確信を得たからで……うわっ、ウルさんも前回参加してないじゃないですかー!(笑)
 困ったなぁ。これは、困った。(^_^;)
 うーん、改めて読むとE01の文体はE01ウルさん説を強力に後押しして来るぞ!(笑)
 ウルさんの文体は硬質な感じがするんですよね。青柳さんやだもさんは作品にもよるけど、ウルさんよりはカジュアル寄りかなーって感じです。
 青柳さん、E05かE07か。
 E05の最後の爽やかさは青柳さんでもおかしくない気がするし、青柳さん、先生との恋の話も書いてるし、女子生徒たちのお上品なお喋りも、異世界ファンタジーで貴族とか出て来ることを思えば青柳さんに書けないはずはないし。
 E05、改めて読むと、地の文の文体は最初からかなり軽い雰囲気かも。SFっぽさとか女子校っぽさとか、更にはルビ技で色々誤魔化された感あるけど、現代学園物のノリで読めないこともないよ、ね? つまりこれ、青柳さんの可能性が高まる奴なのでは!?
 青柳さんは推理を交わす作戦について、あまり考えないで書いたって言ってるけど……学園恋愛ものって見るとバレバレかもだけど、SF要素を入れればとりあえずそれで覆面にはなるだろうしーって感じで、絶対隠れるって程の気合いは入れてないけど、それでも一応書き癖は消そう、漢字変換とか弄って……そうね、ルビも活用してみちゃおうかな、うふふ……って感じですか!?(笑)
 いや、でも、E05のルビ遣いは「や、めっちゃフェイク入れてるじゃないですか! 何が書き癖は消しただ、そんなレベルじゃなかろう!」という苦情を送り付けても良い感じな気はするし、むしろ、E07で「今回はちょっとホラー風味のあるSFファンタジーで、シリアス寄りだから、別にフェイクとか要らないよね。でも、使い慣れないSFっぽい用語とか混ぜ込んで書き癖消すくらいはしておこっかな♪」って可能性もあるの? コロン使ってる辺りとかも、普段は中黒とかダッシュとか使うところを「書き癖を消すために」なのかもしれないし。「手、」で単語を強調するのも書き癖を消すためなのかもしれないし。
 それに、E07の最後の塊で雰囲気を演出して余韻を残す感じ、青柳さんっぽさありますよね? 一行空きしてからの「もう一押し!」な演出感が!
 「青い青い空の下」という言い回しも、「アオの空」を何となく思い出しますよね? 青空好きなんだろうなーみたいな!(笑)ほら、お名前も青柳さんだし! お好きなんでしょう、青!(笑)
 E05に関しては、冬木探偵もだもさん説取ってるしな! 「前半がどう見てもだもさん」というのは私には感知できなかったものだけれど、冬木探偵に「どう見ても」とまで言わせる何かがあるなら無視してはなるまい。
 でも、言われてみれば、海外文学たくさん知ってる感とか、とてもだもさんな感じはする。それに、改めて読むとE05の文体は確かに……(これ、何回繰り返すんですかね、私は・笑)。
 E07の「レーション」はちょっと気になるけど、青柳さんが書き癖を消すために作中の単語を片っ端から辞書引いて置換していった説を採用すれば万事解決だ。(笑)
 E07青柳さん説……うん、とてもあり得る気がする。「僕」の語り口、青柳さん感あるよー! お話のあらすじ時点で全然違うジャンル(ちょっとホラー感ある)から、特段フェイクしなくても分からないでしょって感じで「推理を交わす作戦」は意識せずに書き、しかし一応書き癖は直しておくかって……めっちゃフェイクしてる人やん! そんなんわかるかーい!(いや、私は名探偵だから当てますけど、当てますけどね?・笑)
 だもさんの「魂を売った」のは、後半のアクション展開なのか、怒涛のルビ芸なのか、あるいはちょっと「ドキッ」とするような色っぽい描写なのか……(と思っていたら、色っぽい描写は他のだもさん作品にもっと強烈なのを見つけたような気がするので、アクションかルビ芸かな? あるいは、私が「だもさんぽっさ」と早計した、最後の場面かな、と。ここまでストレートな爽やかさ、だもさん作品では珍しいかもと思って。どちらかと言うと、だもさん作品は「まだちょっと躊躇いはあるんだけど」的なところで終わる傾向?)。
 でも、結論として、E01にウルさん、E05にだもさん、E07に青柳さんで良い気がしてます。E07青柳さんは独自路線な感じがあるけど、E01ウルさんとE05だもさんは冬木探偵と歩く猫探偵の推理が一致しているし、お二人とも自信ありそうなところだし。私としても、言われてみれば納得、です。
 ちなみに、こんな感じの結論を出した後で、歩く猫探偵の興味深いツイートも見つけました→ https://twitter.com/kame_arukuneko/status/1002972144517595136
 ウルさん作品とだもさん作品におけるヒロイン像の違い、なるほど納得です。

 というわけで、Eブロックの推理を以下のとおり修正します!

【名探偵アヤキの推理結果(修正後)】
E01 銀の御手のサジタリウス →ウルさん
E02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま →森崎緩さん
E03 機械細工職人と機械義手 →菜宮雪さん ※
E04 飲み干す残滓 →真北理奈さん
E05 キズアト →だもさん
E06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手 →天崎剣さん
E07 楽園の手 →青柳朔さん
E08 それは手記にも似た →彪峰イツカさん
E09 夜の谷で →神儺さん
E10 夢の異世界ダンジョンへGO! →GBさん ※
[2018年6月14日:※印の箇所について誤記修正。上述の修正推理経過で、既にGBさんと菜宮さんの「入れ替え」を宣言しているので、推理結果の変更ではなく誤記修正としての書き換えです。]

 結局、最初の推理から半分が変更……そのままにしていたら正答率五割切ってたのね(今度こそ全問正解だと信じている)。


★★☆☆★★☆☆★★

【追記(推理根拠再補足):2018年6月18日】

 於來探偵が、E02は花を「育てるもの」として描いているのが青柳さんっぽいって言ってた。
 ……う、うう……そう言われると、それはちょっと何か有力な根拠なんじゃないかって気がする……るるる。で、でもでも! 森崎さんには「夜の桔梗と青い庭」があるんですよ! 育てられてますよ!(切花にもなってるけど)
 それに、森崎さんは「書いたことのないものを書いた」って、意気込みを書いてるんだから、そういうところも含めて新たな挑戦をしたのかもしれないじゃないですか!(無理矢理)
 それに、「夜の桔梗と青い庭」では、青い庭が「砂漠のオアシス」みたいって表現されてて、庭が主人公にとっての「逃げ場」になっているところと共通な感じがしますよ! 共通感あり過ぎて「書いたことないもの」に反しそうなのが不安なくらいです!
 更に、「椿は恩を忘れない」でも、夏椿の木は「手塩にかけて育てたものだ」って書かれてるし。単なる「椿」ではなく「夏椿」と特定されている辺りも、E02で「蔓薔薇」と書かれてることに通ずるものがあるんじゃないかな。
 ……確かに、森崎さんは「ふぅん」よりも「ふうん」派な気がするけど、「小さく」零した声だから小さく書いたとかかもしれないじゃないですか!(え)あと、森崎さんは森崎探偵なので、表記方法の違いはよく注意してそうな気がします。フェイクの可能性は高い!
 森崎探偵、今回の推理で漢字の開きなどの表記はすごく注意深く見てるのに、拗音の使い方には一切言及していない辺り、自分がそれをフェイクとして使っていて、「フェイクの可能性があると思っているから」じゃないかと思えるんですよね(あるいはその特徴について明示的に言及すると「推理の手掛かりにできる箇所としての認識がある=覆面作家としてフェイクも仕掛けられる」として特定されるリスクを懸念しておられるから言及できないのではないかとも)。前回の推理では「えぇと」「まぁ」が特徴的だと注意していらっしゃったし。
 それに何より、ここから森崎さんを動かしちゃうと、森崎さんがE07になっちゃって、それはなんか……青柳さん以上に「えー」なんですよ! だって、触手系ヒーローは「読む人を選ぶ」と言って提出をやめた森崎さんがE07って「こっちの方がむしろ読む人選びますよね!?」って感じしません? 描写のキツさは触手系ヒーローよりE07の方でしょ。「ふぅん」は森崎さんの渾身のフェイクなんだよーう!(願いを込めて)

 それから、於來探偵のEブロックの推理記事を読むと、どうも於來探偵はE06の作者を「若い女性」とした上で菜宮さんと特定しているように思えるのですが、私、菜宮さんがおいくつかは知らないけれど、十代の学生さんとかではない……ですよね?
 だって、意気込みで覆面作家企画のために書いたもう一作について、「書けるやつの年齢や性別、家族構成が限られて特定されてまうと気がついた」から提出しなかったって言ってるよ? そして、当該作はPTA役員のお母さんが主人公だよ? つまり、菜宮さんってそういう世代の方なんですよね? しかも、天崎さんが同じブロックなら出しても良かったってことは、天崎さんも似た世代ってことなのでは?
 於來さんのプロファイリング、参考にすべき基礎データに根本的な入力ミスがある奴ではありません?(笑)
 後に於來探偵、私の指摘に対し、「菜宮さんは学生さんじゃないけど、感性がみずみずしいので、わたしのなかではとても若い女性ということになっているのです。」って言い訳してるけど、私、菜宮さんが「小学生のお子さんがいるけど実はとても若い女性」である可能性を決して否定はしませんが、それなら天崎さんも疑わなきゃいけないと思うし、少なくとも菜宮さんの御自覚としては、「若い感性の書き手」という自己認識よりも、「息子の成長を喜びながらもその巣立ちを少し寂しく思う母としての意識を持った大人の女性」というところが強いんじゃないかと思うんですよねー。
 そして、「大人の女性」だからこそ、物事を一歩引いた目で見られる冷静さ、客観性を持ち合わせているって意味で「成人男性」の語を菜宮さんっぽいとおっしゃるなら、「一理ある」とは思います。でも、「若い感性=菜宮さん」は、「プロファイリング」としては、まだまだ甘いと言うか、結局「何となく菜宮さんっぽい」と変わらないんじゃありませんかね?(笑)

 ちなみに、そんな謎のプロファイリングで於來探偵がE06に置いている菜宮雪さん、私はE03に置いています。そしてここで!
 塩中探偵のEブロック第一印象推理が登場! 塩中さんは、E03に天崎さんを置いている!
これは、なんか、混戦の予感!? と言うわけで、ここを検証します。
 と言うか、塩中探偵のEブロック推理(と言うか感想)を読んでいて気になったのは、E03の「<終わり>」の特徴を天崎さんに発見したと言うところでして……え、私、E03は菜宮さんにしてるのに! まさかの推理ミスか! やばい、再検証しなきゃと思いながら塩中探偵の推理(感想)を読み進め、その第一印象推理の経過において、どうにも塩中探偵の推理に「説得力がない」ことに気付き、自信を取り戻しつつ、落ち着いて再検証の記事にあれこれ書き足し始めた……と言うのが、ここまでの流れなんですが、この下書きを書いている途中で、私、ハッと気付いてしまったんですよね……菜宮さんの意気込みの記述からすると、菜宮さんは、天崎さんについて「その家族構成まで知っていらっしゃる」ということに。つまり、菜宮さんは天崎さんと仲良し! 家族構成まで知っていて「これが書ける奴は限られる…だが、これは天崎さんでも書けたはず」と思っている。当然、天崎さんの作風もよく御存知なはずじゃないですか! 何を言いたいかって、つまり、塩中探偵が見つけた「<終わり>」の特徴、菜宮さんのフェイク、しかも、意識して天崎さんを真似た奴なんじゃあないですかね?(どや顔)
 「<終わり>」のある天崎さんの最新作(エッセイ除く)「約束」は、投稿日を見ると今年の三月末。覆面作家企画8の提出期限前で、四月末締めの覆面原稿を進めつつ、「あ、天崎さんが新作公開してる! 読まなくちゃ! ……ん、この特徴、覆面のフェイクに使えるかな?(にやり)」って感じのグッドタイミングだった可能性は、ある!(笑)
 てか、本当に天崎さんなら、さすがにあからさま過ぎるこの癖は消して来そうな気もするんですよね。初参加とは言え、前回も参加しようと試みていらっしゃったようですし、他の覆面企画には御参加経験もあるようですし。
 しかし、菜宮さんと天崎さんを同じブロックに置いた覆面主催様の采配が意図的だったのかどうか気になるところです。すごいや!
 この名探偵アヤキが危うく菜宮さんの渾身のフェイクにハマるところでしたよ! これに気付けたのは、於來探偵のおかしなプロファイリングに反論しようとしたおかげ。ありがとう、於來探偵! あなたの推理ミスを、名探偵アヤキは真実追求に活かしました!!!(キラキラ)
 ……ってことで良いんだよなぁと思いつつ、でも、そんな奇跡的な一致ってあるの? と不安になりつつ、再度、E03とE06の文体をチェック! E06の現代物な感じ、E06の登場人物名には初出でルビを振る感じ(いや、正確に言うと、E06の澤良木は初出じゃないところでルビ振ってるのか…いや、でも、これはきっとウッカリ…ウッカリなんだよ!・ゴリ押し推理)、やっぱりとても天崎さん!
 登場人物名のセンスとか、天崎さんっぽいしー。地の文の空気もやっぱりE03は天崎さんっぽくない。世界観や主人公の性格設定の違いと言われればそうなんだけど、何より、天崎さんが菜宮さんを真似て場面区切り記号について行頭一字下げを入れてくる確率と菜宮さんが天崎さんを真似て「<終わり>」を入れてくる確率を比較したら、そりゃあ菜宮さんの方が「やらかす」人ですよねって!!!(笑)
 天崎さん作品に「骨董機械少女」という長編作品があるのもポイントかな。類似モチーフと言えないこともないけど、中身のノリが全然違う!(笑)モチーフ的に似てるとしたら、それも菜宮さんのフェイクだよ!(笑)
 「約束」の最後に念願叶う爽やかな感じもE06と共通で、天崎さんだなぁって感じするし。
 とにかく、天崎さんのこのノリ(語り口)は全作共通なんだと思う。
 万が一にもこの天崎さんスタイルを菜宮さんが完コピしてきたのだとしたら(あるいはE03の菜宮さんっぽさを自分の癖を全消しした天崎さんさんが完コピしていたのだとしたら)、これはもう素直に騙されてあげなきゃいけないと思うんです。だから、私の推理は変えないよ!
 やっぱり菜宮さん、最初に目星つけたとおり、「やらかす人」だったよね!(笑)


 魂を売ったはずのだもさんがだもさんらし過ぎる作品を書いている件について。
 Eブロックで多くの探偵たちを悩ましているだもさんについて、再検証してみようと思いますが、当のだもさんはTwitterで「意気込み… すみません…(;´Д`) 」って言ってるから(https://twitter.com/da_mo8/status/1005461465048870917)、たぶん、探偵たちが「だもさんらし過ぎる!」と言っている作品に正解があるということでいいのだと思います。だって、探偵たちが「だもさんらし過ぎる」と思っている話が正解でないのなら、だもさんは「だから魂売ったって言ってるじゃーん!」と高笑いできるはずだからです(だもさんは「高笑い」なんてしないかもしれないけど、少なくとも謝るんじゃなくて「意気込みに書いたとおり本当に魂売ったの、気付いて…!」となるはずです)。そして、だもさんらし過ぎる作品が他にあることについては、その作品を書いた作者の責任なので、だもさんが謝る必要もなければ、だもさんが謝れる話でもないからです。
 正直者で心優しいだもさん、ばりばりなヒントをありがとうございました!(にこりん)
 意気込みの解説は後書きでなされるようなので、楽しみにしておこうと思います。たぶん、何かしらの、個人的なこだわりとしてこれまで頑なに「やって来なかったこと」を実行されたのだろうと思います。しかし、それが全体的な作品の印象に影響しているとは限らない、それだけのことなのでしょう。ルビ芸とかかなぁ?


E08 それは手記にも似た
 割とあっさり彪峰さんって確定出しちゃって、いいのかなーって気はしてるんですけど、まぁ、彪峰さんです。
 これ、他の方の感想を読んでいて、最後の場面の解釈が分かれている気がしたので、その点補足しておこうかな(推理ではない)。
これ、序盤からの「語り手」は、最後に出て来た女性が「ある研究所から持ち込んだ」モニタ(機械)のための「実験体」だったってことですよね?
 この女性は、自分の実験のために、植物状態の語り手を「利用」していた。そこに、特別な愛など何もなかったし、あるはずもなかった。
 それは彼女にとって、いくらでも替えのきく、いわば、モルモットかハツカネズミ、いえ、単なる「観察対象」か「実験道具」でしかなかった……はずだった、少なくとも、最初は。
 最期の瞬間も、彼女はあくまでも「研究者」として語り手に対している……はずだったのだけれど、最後に「ありがとう」と言われ、「生きて」と言われ、彼女は彼に対する自分自身の「愛」を自覚してしまった……のかなー?
 最後の方の「彼を愛した人の手」は、客観的事実として書かれているのか、それとも、彼の主観における「彼を愛したはずの人の手」なのかがちらっと気になったり(つまり「「彼の、彼を愛した人の手」という表現が、「彼にとっての、彼を愛した人の手」の意味なのか、単に「彼の愛した人の手」を「彼を愛した人の手」と言い直しているだけなのかってことです)。
 個人的には、最後の最後まで彼女には自分の「愛」に無自覚でいて欲しかったかも。慟哭して、崩れ落ちて、そこで初めて自分の中の「愛」に気付いて欲しかった。だから、「彼を愛した人の手」という断定は、私の感覚からするの少し早過ぎる描写な気がしました。「彼の愛した人の手」とは別に、「振り払った手」より後に、「彼を愛した人の手」を出してほしかったなーって。
 ……私の読みが全く見当違いで、元々「語り手」と「女性」が恋人同士とかだったらゴメンナサイ。


 さて、なんやかんやしているうちに、冬木探偵がEブロックの推理を進めている。
 そして、冬木探偵は、GBさんがE10である可能性について、歩く猫探偵の推理を参考に一応の検討をしつつも、否定している! これは、冬木探偵に「GBさん=シリアス異世界ファンタジー」の思い込みが強いからではないだろうか。冬木探偵はDブロックでも、直近で読んだ松原さんの異世界ファンタジーの印象を引きずって、松原さん=ファンタジーの思い込みで推理ミスをされているのだ!(いつものことながら、これは名探偵アヤキの推理こそが正しいという前提である・笑)
 Twitterで、GBさんは塩中探偵の推理記事がとてもお気に入りであることを呟いていた(https://twitter.com/typ1/status/1006675375387115520)。塩中探偵の推理記事と言えば、ノリよく楽しく、駄洒落もちょろっと下ネタもありの、まぁとにかく勢いのある面白い記事として覆面作家企画業界では知らない人のいないメジャーどころである。GBさんは塩中探偵の推理記事が好き。これが何を意味するかと言えば、まさにE10のようなノリと勢いの良い読み物がGBさんは実は好き、ということである!
 つまり、GBさんはE10が好き! シリアスファンタジーな作者と見せかけて、実はE10みたいな作品も書きたい人! そして、実際にE10を書いた! ということである。
 はいっ、証明終了!(GBさんの好きそうなノリと勢いで書いてみました)
 なお、冬木探偵は、E10の露骨なフェイクは、初参加のGBさんがやるはずないと推理しているが、GBさんは覆面作家企画の存在自体は第五回の頃から知っていたと意気込みにも書いている。作品提出はできずとも、知り合いの参加作品を読んだり、探偵の推理記事や推理ツイートをちらっと見たりはしていたのではないか。「ずっと参加したいと思っていた企画」で、張り切ってフェイクを仕掛けてくる可能性があることを忘れてはならない。GBさんは、ただのシリアスファンタジー書きではない。塩中探偵の推理記事を何度も読み返して楽しんでしまうような覆面作家企画マニアである!
 意気込みでも、「服を着るのを忘れました」などと、さらっと全裸告白の下ネタ発言もしているのだ。この人、やりますよ!(笑)
 とりあえず、わざわざ御用意くださった「覆面作家企画用 全年齢向け小説目次」から「炒り豆をめぐる冒険」を読むと、あ、このノリはE10……ってなる気がします。
 落ち着いて再読すると、E10は奇抜な設定の割に、文章は堅実な感じがするんですよね。「、、、」とか、いかにもなフェイク表記はあるものの、短めの地の文で状況をちゃんと分かりやすく伝えてくれている。やはりE10は、GBさんで問題ないです!
 しかし、「言われてみれば確かにGBさん!」とは思うものの、これをあっさり見抜いた歩く猫探偵、すごくないですか? GBさんと言えばシリアス系異世界ファンタジーというイメージを固める前に、先にコメディ系のお話読んだとかかな? 目の付け所がいいなあ。さすがです、歩く猫探偵!


 ……という辺りが、ファーストインプレッションの投票結果の公式発表の「前」に書いていた辺りです。
 そして、かの「公式発表」が名探偵アヤキにもたらした絶望については、「特集記事」を参照してください。
 逃げ切り中の覆面作家は5人以上……既にCブロックで2人(その後3人になった)を確保したものの、あと3人(2人)……全力捜査中であります! 逃さん!


 ……という記事を公開しかけていた6月18日。
 あちこち見直しながら、青柳さんの「アオの空」を再読して、その文章のリズムが唐突にE02に感じられてきて、名探偵アヤキは呆然とした。
 ……え、あんなに森崎さんだって力説してたのに?(ええ、そうデス)

 なんか、ものすごく完璧にE02の語り口=「アオの空」の語り口になってるんですけど、え、ナニコレ?

 いやいや、待って待って待って!
 てことは何、青柳さんと入れ替えになると、森崎さんE07? 確かに意気込みの「書いたことないもの」に合致しそうな気はするけど、触手系ヒーローを避ける人がこんなスプラッターな描写のある作品出してくるの? それは詐欺じゃない?(そうだ、詐欺だ!←合いの手)

 E07に「おそるおそる」があり、森崎さんは「恐る恐る」なんだけど、森崎さん、漢字変換の癖は絶対にフェイクしてると思うんですよ!(だって森崎探偵だもの)
 E07、「おそらく」もあるな(森崎さんは「恐らく」)。

 あ、あれ……なんかすごく、E07森崎さんがあり得る気がしてきた……あかん。
 森崎さん作品、SF系のを見ると、結構「英語」が出てくるんですよね。「レーション」も知ってそうと言うか、調べて使いそうと言うか。
 あー……あー……勘弁してほしい。(頭痛)
 だってさ、この二人入れ替えても逃げ切り覆面作家の捕獲には何の貢献もないんですよ!?(どちらの選択肢も誰かしらが投票してくれているから)

 確か、E07森崎さん説は歩く猫探偵が唱えていたよな……また、歩く猫探偵か(E10GBさん説でお世話になった)。
 歩く猫探偵、推理根拠はさらっとしか書いておられなくて、割と「雰囲気」で直感推理してる感あるのに、このセンサーの感度の良さは何なの!(笑)
 猫の嗅覚ってねずみより優れてましたっけ?(そういう問題ではない)

 ……しかし、E02森崎さん説&E07青柳さん説は名探偵アヤキのアイデンティティに関わる名推理(のはず)で……もう少し、もう少しだけここは保留にしておきたいような……。(頑固)
 私の推理では、森崎さんは麦茶の人で、青柳さんは主犯のはずで……落ち着こう。これは一瞬の気の迷いかもしれない。寝不足が見せる幻覚かもしれないのだ!

 うーん、青柳さんの「アオの空」の「村人はお嬢さんのことを魔女だと言って蔑んでいた。」とか、メインキャラ以外の登場人物の「嫌な感じ」なんかは、E07の「皆は僕のことを、人付き合いが下手だと詰ったり頭でっかちな変わり者だと嘲ったりした。」に類似な気がするんですよね。
 E07の「ただ、もうもうと舞う土煙だけが、日の光を受けてきらきらとまたたいていた。」なんて描写も、ファンタジー畑の人感がある。「住居にしている岩屋や泉の周辺はもうすっかり探索し尽くしてしまった」も、「岩屋」や「泉」がファンタジー・ワードな感じがして……!

 ほかに気になるのは、E02の「だってそうだろう?」か。
 森崎さんの「イリスとピアの甘い蜜月」に「だってそうしないと、…」を発見。「だって」の後に読点を打つか否かは別れるところな気がするけど、文が短いと読点打たないのが普通かなぁ?
 あ、森崎さん作品に台詞だけど「だってそうだろ。」発見! ……でも、「だって」自体は青柳さん作品にもたくさんある……(根拠にならん奴)。

 しかし、E07、のっけから「木漏れ日またたく枝葉をかき分ければ」とか、光が「またたく」の好きなんだよなー。これはやっぱりファンタジー系の人感あるんだよなー。とても青柳さんな気がするなー。
 一方で、E02には、「あれはまだ春の浅い日。」とか「平日の午前中。」とかあって、こういう日時を表す表現が体言止めになる率の高さは森崎さんな気がするんですよね。
(しかし、「平日」とか「午前中」とか「正午」なんて言葉は現代物の頻出単語なので、青柳さんに少ないのは青柳さんがファンタジー作品多い人だからじゃないかって言われると辛い……!)

 でも、E07のあのファンタジー感ありありな描写と、E02の現代物書きっぽい視点を考えたら、単純な漢字表記の類似性とか、同じ「僕」の一人称による印象の類似性とか、偶然かフェイクだよね! としか言えない……うん、「アオの空」とE02に語り口の類似を見た気がするのは気のせいってことで!(笑)

 E02の主人公は、他人(こうちゃん)との交流に「楽園」を見出していて、E07の主人公は、自分を蔑む他人との交流を「断つ」ことに楽園を見出している……やっぱりE02の方が人間関係(恋愛って正に人間関係だと思うので)を書いてきた森崎さんっぽさがあるんですよね。
 共に静かに読書したりするのが好きな主人公なんだけど、二人の出した答えは対照的なんですよね。
 E07の主人公の「答え」は、やっぱりちょっと森崎さんらしくない。この「らしくなさ」が、森崎さんの意気込みで言う「書いたことのないものを書いた」とかだったらアウトなんだけれども。(苦笑)

 いずれにしても、ここを直しても逃げ切り覆面作家の数を減らすことには繋がらないので、私は初心を貫く! 森崎さんと青柳さんに「アヤキ名探偵、すごい!」って褒めてもらうんだ!(嬉々)
posted by 桐生 at 08:00| 覆面作家企画8