2018年05月19日

覆面作家企画8:Dブロック推理結果

 皆さん、こんにちは。名探偵(自称)のアヤキです!
 相変わらず、覆面作家企画8に夢中です。(笑)
 日々覆面作家の正体を暴くべく寝食を惜しんで捜査活動に励んでおりり、Dブロックに潜む覆面作家の正体を暴くための捜査は非常に難航いたしましたが、ついに本日、彼らの正体を見抜くに至りましたので、謹んで御報告申し上げます。

 というわけで、覆面作家企画8・Dブロックの作者当て、名探偵アヤキの大推理ショー(推理経過&推理結果報告会)のはじまりはじまりー!

 以下、作品内容についてのネタバレを含み、感想っぽいこともちらちらと書いていますが、感想は感想で後日別にまとめたいと思っているので、これはあくまでの「推理」の記事となります。御承知おきください!
[※2018年6月18日補記:時間が押してきたので、感想的なことも推理記事(の追記)に折り込むことにしました。感想を「後日別にまとめ」ることはありません。ごめんなさい。]

 推理経過では覆面作品はもちろん、各覆面作家様の個人サイト掲載作品の作品内容に言及することもございます。重ね重ね申し上げますが、以下、ネタバレありです! 御注意を!

※2018年5月26日、推理根拠を補足しました。この記事の末尾(★★★以下)に追記しております。
※2018年5月30日、推理結果を修正しました。修正の経緯とその結果はこの記事の末尾(★☆★☆★以下)に追記しております。
※2018年6月6日、推理結果を再修正しました。修正の経緯とその結果はこの記事の末尾(★★☆☆★★☆☆★★以下)に追記しております。ついでに記事中に見つけた誤字も直しました。
※2018年6月6日(午後)、推理根拠を再補足しました。この記事の末尾(★★★☆★★★☆★★以下)に追記しております。
※2018年6月18日、推理根拠を再々補足しました。この記事の末尾(★★☆☆★☆☆★★★☆☆★☆☆★★以下)に追記しております。

 さて、本格的な推理に移る前に、私がDブロック作品の公開前にひっそりと進めていた捜査について報告しようと思う。何をしていたかって?
 それは、名付けて「タイトル(だけ)から推理」だ!
 実は、Dブロックの作品公開前にDブロックの皆様へのサービスとしてTwitterでぶつぶつ呟こうかと用意していたのですが、つぶやくタイミングを伺っているうちにDブロック作品が公開されてしまったので、お蔵入りになった一連のツイートがあるのだ。(笑)
 もったいないので、一応、ここに載せておく。

#覆面企画8 DEブロックの覆面作家たちはなかなか出番が来ないと退屈しているだろうか? しかし、闘いは既に始まっているのである。全ブロック作品のタイトルが既に公開されているわけで、そこから推理することも不可能ではない!
と言うわけで、タイトルだけでの推理を試みるよ!

#覆面企画8 Dブロックの作品公開ももうすぐなので、作風把握済みの方に絞っての「タイトルから推理」になるかもですが、話のネタにはなるよね。
と言うわけで、まずは覆面作家企画の名物探偵・塩中探偵がAブロックで格闘しているうちにその正体を暴くぜ!(笑)

塩中さんの作品は…D08とD10が怪しいな! 一番塩中さん臭がするのはD08のタイトルだが、覆面作家企画のベテラン探偵だ、これまでとは少し趣向を変えて攻めて来るに違いない。そうすると、D10の作ったような可愛らしさが疑われるのだ。

加えて、D04もあり得ない選択肢ではないと思う。今時ラノベ感で上手く紛れ込もうというベテランの作戦という可能性がある。
逆に、塩中さんではなさそうなのはD07だ。前回の塩中さんは志賀直哉の名作をもじったタイトルで勝負を仕掛けてきた。立て続けに著名な傑作を意識したタイトルは使って来ない…はず!

まぁ、塩中さんの意気込みを読むと、「簡単です。サービス問題です。」とあるので、これを信じるなら、タイトルだけでD08を一点買いしてもいいかなーと思っています。
…が、中身読んだら全然違う傾向の作品だったりしてね?

#覆面企画8 Dブロック・タイトル(だけ)から推理、次は深海いわしさんを探してみましょう!
…意外に塩中さんと被ってしまうのだけど、タイトルだけならD10はあり得る選択肢です。しかし、塩中さんと深海さんでは、このタイトルから推測される中身はまるで違うはず。

D10が深海さん作なら、きっと深海さんの第六回覆面作品のような可愛いお話が期待できるはず!
そして、深海さんの第六回覆面作品と言えば、D07との共通点である。「光をもたらした」と「炎を取り戻してくれた」の印象の共通点!

断じてこじつけではない。いや、この点はこじつけかもしれないが、『オズの魔法使い』は十分に深海さん感のあるものだ。
あとは、D09で童話風の物語として覆面を被ってくる可能性もある…かもしれない?
何となく深海さんで「なさそう」なのは、D03かなぁ。全小文字なのが。


 とまぁ、ここまでが幻の「タイトルだけから推理」でして、既に明らかに的外れなことを言っているのが明らかなところもありますが、アヤキ探偵は正直で潔い性格なので、的外れ推理もそのままに公開してしまうのです。
 それでは、タイトルの目くらましにとらわれることなく、「真実」を探して、本文の世界を旅していくことといたしましょう!


 そして、D01の一行目。いきなり「天菜さんかな?」と思ってしまったので、私はまだCブロックを引きずっています……頑張れ、名探偵アヤキ!

【D01から順番に読みつつ初読時推理メモ(感想じゃなくて推理用のメモだよ!)】
D01は塩中さんではない。冒頭の一文はあり得ないこともないかなって思ったけど。
深海さんもないかなー? でも、深海さんが異世界ファンタジーを捨てて来たらちょっとわからない気はする。(^^;)

D02、異世界ファンタジー感たっぷり。6000字に収まりきらなかった諸々がある気がする。
とても異世界ファンタジーなので、深海さんあり得るかなーと思わないでもないんですけど、どうかな。塩中さんではない。

D03、couturiere=女性の服飾デザイナー、裁縫師。
なかなかワーカホリックな主人公のようです。
深海さんでも塩中さんでもないかな。特に塩中さんではない。題材的にもそうだけど、作者(主人公)の言いたいことの表現の仕方が塩中さんではない気がする。

D04、今時ラノベ感。塩中さんでも深海さんでもないと思います。

D05、「田舎の方の町」。「方の」が今時な言い回し?
ええはなし。途中、ぞわっとさせた後の温かさ。
塩中さんや深海さん、あり得ないとは言えないけれど、他にこういうテイストの得意な方がいるはず。

D06、一段落読んで、これ、塩中さんかなって。ですます調はフェイクでしょ?
全体的に塩中さんらしい安定感があるんだけも、「この人、感じいいかも、と思ってしまったのは、湊にちょろいところがあるのかもしれません。」の「ちょろいところ」って! これもう塩中さん確定でしょ!
最後にペンギンが出てきて、まさかの深海さんかと疑いましたが、塩中さんだと思うなぁ。
とても好み。

D07、深海さんかなって思ったけど、もっとSF寄りの人かなって気もする。
こういう言い方が適切か分からないけど、上手だなぁって。読了後の「あぁ」という余韻。

D08、タイトルと内容の印象が違うのはフェイクかな?
夏摘ちゃん、ちょっと不思議な雰囲気の子かも。
深海さんあり得るかなぁ? ちょっと違う気はする。

D09、テトちゃん…おや、もしや……これは……あれですか? これですか? ええっ、それですか! って感じにテトちゃんって何者? という情報を小出しにしていく技がすごい!
深海さんあり得るかなぁ? 私、意外と深海さんの作風分かってない気がする。

D10、「名前はもうある」!(笑)
突っ込みどころ満載で楽しい! 作者はきっとルンバ持ってる人だと思う!
あと、なんかちょっと主婦感あるんですよね。主人公は独り身だけど。なぜかは分からぬ。お掃除好きそうなイメージとかそういうのかもしれない。

 ここでちらっとTwitterに流した読了報告が以下のとおり。
 重複もあるし、推理メモというより感想寄りだけど、一応ここにまとめておく。

#覆面企画8 Dブロック全作読了。
D06を一段落読んで「塩中さんかな?」と思い、読了前に「塩中さんだな!」と確定を打ち、最後にちらっと「深海さんだったりする?」とか思いましたが、やはり塩中さんだろうと信じています!

#‪覆面企画8 Dブロック作品の推理経過や感想は例によって改めてブログに書くつもりだけど、とりあえず、D06がすごく好きです…すごく。‬
あと、D10がめちゃめちゃ【楽しかった】です!テレッテテー♪‬

#覆面企画8 名探偵アヤキの独り言…桐央さんの「Dに配置された訳が気になる」発言は、Dブロックの他の作品を読んだ上でのものなのかな? もしDブロック読了後の御発言なら、桐央さんの作品はDブロックの他作品とはテイストが異なり、「何で私の作品をここに混ぜたの?」と思っているのかも!‬

 最後のやつは、桐央さんのこちら(→ https://twitter.com/kiriokotomi/status/997286351341928448)のツイートを受けてのもの。その後の推理にはあまり役立たなかったが、一応記録しておく。

 とまあ、ざっと一読したところで。
 さぁ、Dブロックの覆面作家の本拠地を訪ねながら推理を固めて行くよ!

せらひかりさん。前に塩中さんが好きって言ってた! 私の記憶ではすごく独特の文体をお持ちの方だったはず…なんだけど、Dブロックの中でそこまで「わぁ、独特!」って感じの文体は見なかったような……? 前にちら見したの、どのお話だったかなぁ……まぁいいや、とりあえず「小説家になろう」にある最新の短編を見てみよう。
「無限バイアス/ちょっと地上へ」…300字SSだった…うーん、ふと浮かんだのはテトちゃん。D09の「てとてとて」なんだけど、300字SSだからいつもと違うとこあるかも? 「肩をそびやかす」とかは特徴的な表現かな。少し遡った後、長さが変わると作風違うかもしれないし……で「さまよいびと」を開く。短文、読点もやや多目が特徴かな。
落ち着いて読むと結構特徴的かも……と思いながら、Dブロックの作品でこれ系のはあったかな……と頭から読み直しかけ、「…D01、これじゃない?」と思うなど。読点の位置がせらさんっぽいなぁって。初読時はあまり意識しなかったけど、これは結構独特のリズムじゃない?
とりあえず、仮置きしてしまおう。(例によって拙速推理の名探偵アヤキである)

塩中吉里さん。D06だって思っています。
タイトルだけから推理ではD06は挙げなかったけど、内心あり得るなとは思ってたんです…思ってたんですよ!(本当に)タイトルが纏う空気は前回の塩中さんの覆面作品に似ていますね。
根拠は初読時メモにもあるけど、「素直な笑みを見せた八代に、湊はすこし動揺してしまいました。この人、感じいいかも、と思ってしまったのは、湊にちょろいところがあるのかもしれません。」だよ? 「ちょろい」だよ? もはや「塩中さん作品を推理するのちょろいな!」って言わせるための仕込みとしか思えないじゃないですか!(これで間違ってたら失礼過ぎる)
念のため塩中さんの意気込みを再確認して、「てきすとぽい」の最新作がより参考になる旨のコメントを信じて(実は意気込み初見時はスルーしていた・笑)「誰も知らない」を開き……「ですます調」の作品を参考になる最新作として御紹介してくださる塩中さんの優しさに震えました。ちょろ過ぎるよ塩中さん……でも、そんな塩中さんが好きです(いや、本当に。この塩中さんらしさのある文体が私は好きなんです)。

桐央琴巳さん。まずは意気込みを拝読し、最新作はあまり参考にならないようですね。きっと違うジャンルで来てるとか、最新作はシリアス系だけど覆面作はコメディ系とかそういう奴だ……と思うので、「違い」を確認するために一応最新作の冒頭をちら見しておく。
それから、大人しく全年齢向けの短編「快適温度」を拝読。お、関西弁だ。関西→お笑い→ルンタくん!? あり得る、桐央さんD10あり得るぞぉと思いつつ、関西弁の語り口が比較しづらいので別の作品「教生模様」を。うーん、ルンタくん以外も一応検討したほうがいいよね。
ジャンル的にはD01かなぁ? 他のDブロック作品を読み返しながら、D01せらさんは拙速過ぎたなと思うなど。しかし、短文で読点多めな感じがする作品、Dブロックに多過ぎませんか? むしろCブロックの冬木さんみたいに長文傾向ある人が少数派なのか。むむむ。
あー、桐央さん、D08かなぁ。雰囲気的にはこれが一番近い気が。二重鉤括弧の使い方とか、三点リーダーの使用率が高めなところとかも。

五十鈴スミレさん。五十鈴さんと言えば、恋愛物! 特に恋愛ファンタジーの印象が強いですが、さて……。恋愛ファンタジーっぽいのはD01ですけど、うーん? あ、D02の方かなぁ。
注目すべきは、過去の覆面作品に関して、提出版(企画サイト掲載版)はセリフ前後の一行空きがないのに対し、自サイト掲載版はセリフ前後の一行空きがあるということですね! つまり、覆面作家企画に作品を出す時は、五十鈴さんはこの癖を消してきている、と。過去の覆面作品でのフェイクはそれくらいですが、もしかすると、ついでに行頭一字下げも消してD02って可能性は十分ありますね。
そして意気込みを見ると、ネタはお題発表時から考えていたけど、執筆に取り掛かってからは3日、実質的には三、四時間という速筆です。時間がなかったと言いつつも「一応、前回の覆面企画終了時に、次はこうしようかなぁと思っていたことは取り入れた」ようなので、何かしらのフェイクがありそうですね? それでいて「前回よりは簡単かも」とのことなので……D02?
あるいは、D07とかあります? これ、ある意味会話前後一行開けが残ってるんですけども。
D02を最有力候補にしつつ、外堀埋めていきます。

黒田渚さん。SF系の方…と聞けば、D07!
だが、SFだけど終末系よりはロボット系の方かしら? すると、D09のテトちゃん? まさかのD10ルンタくん?
最新作の「モルテ・マッキナ」を開き、社長の関西弁に「関西→お笑い→ルンタくん?」となる単純探偵。
うーん、でも、SFに拘らないなら、D08とかの雰囲気もあるような?

 ここまで来て、何となく皆さんもお気付きだと思いますが、Dブロック、作風の似た人多くない?(苦笑)

 ……(!!! やれやれと思いながら唐突に閃くアヤキ名探偵)……あ、今わかった、ルンタくんに感じた主婦感ってあれだ、お母さん感なんだ! 子供に読み聞かせる絵本みたいな雰囲気なんだ! 「しゅっつどーう!」とか。

松原冬夜さん。意気込み拝見! ええと、「短編だとどうしてもある型に落ち着いてしまう」、「一番好きなスタイルで書いてしまう」……そして、「題材の時点で……」なんです? 題材の時点で何なんです!? 最後まで言い切っていいんですよ?(笑)
最新作は「姫様の仰せのままに」。これまた型にハマっているということなので、参考にしていいのでしょう。……うーん、型って何かな? 一人称の語り手スタイル? もしそうなら一人称は、D03、D05、そしてD10か。
うーん、D03かなぁ? 「題材の時点で」が気になるんだけど、お人形好きのようなので、お人形の衣装とか手作りされる方じゃないかしら。そうだとすると、縫製という題材は松原さんっぽいってことになるのでは?(我ながら名推理!)

深海いわしさん。意外に分からないものである。意気込みも、ない、し!
うーん、深海さんは前々回のヤンス系なのか、前回のシリアス系なのかでイメージがだいぶ変わるので、難しい、よね……D02、D05、D09が候補ですが、うーん、どれもあり得るようで微妙に違う気もしてしまう。D10のルンタくん……じゃないよねぇ? 保留。

藤村由紀さん。「世界の隙間(暑い)」を拝読して、とてもコメディ感。比較的改行頻度が高い……のは、D04かなぁ?
意気込みに二時間くらいで書いたとあるので、そうすると、あまり複雑に凝った設定の話ではないかなと思うので、これであってそうな気がする。
お名前の印象と作風が結構違う感あるけど。

並木空さん。意気込み拝見! 初稿三時間。「変に勘繰らなければ、並木空らしい作品だなって思えるようなお話」……つまり、どれですか!?(笑)
異世界ファンタジーなのかなぁと思うのですが、D02……? うーん、最新作「星々の揺籃」(の後日談)は、SFかぁ。すると、D07かな? うーん、並木さん作ならもう少し恋愛要素が強くてもいい気がするけども。

連川宵也さん。意気込みは……ない!(苦笑)しかし、会話前後一行空けの人だ! 一行空けとなると、D07である。「硫酸の雨が降る町」とか拝読すると、終末系SFはアリな方って気もするなぁ。
もう少し最近の作品かせめて意気込みが見たい!!!

【途中経過】
D01→せらひかりさん?
D02→五十鈴スミレさん?並木空さん?
D03→松原冬夜さん
D04→藤村由紀さん★
D05
D06→塩中吉里さん★
D07→連川宵也さん?
D08→桐央琴巳さん?
D09
D10

 埋まらない! 埋まらないぞ!
 Dブロックには作風の似た人が多過ぎる!(大事なことなのでもう一度言いました)


 せらひかりさんの「どろろんと、おじいちゃん」を拝読して、D10ルンタくんがせらさんってことあるんじゃないかと思ったり。D10、すごく上手いんですよねぇ。
 あと、意外にポイントになりそうなのは、D10の最後のある種のノロケ話感。

 桐央さん、D05もあり得るのかなぁ。

 ……と、迷走しつつ、ここで一旦休憩を挟み、Twitterで愚痴をこぼす。

‪#覆面企画8 Dブロックの推理が想定外の難しさでファーストインプレッションすら埋め切れない…。作風の似ている方が多い上に、それぞれの方が「シリアスもコメディも、現代物もファンタジーも、童話っぽいのもいけますよ!」って顔してて、どうやって絞ればいいのか…。落ち着いて推理すれば分かる?‬

#覆面企画8 Dブロック、藤村さんと塩中さんは特定できたと思うんだけど(藤村さんは少し怪しい)、後の方がなんか物凄く複雑なベン図を構成してる感あって、比較的「それっぽい」所を埋めると後が全くハマらない…ような、「全てはフェイク!」で突き進めるような感じになるの。(苦笑)‬

ABブロックのように自信満々の直感推理をした後に慌てて修正を重ねていくスタイルよりは堅実な名探偵としてのレベルを上げているのかもしれないけど、何だかすごく、第七回の直感推理での失敗を思い出す感じになってるんですよねぇ…(最悪)。
とりあえず、D10書いた人名乗り出て…。


 気を取り直して、松原さんの「秘密を閉じ込めて」を拝読しつつ、一見シリアスっぽいけど、実はコメディ(ラブコメ)の地で、ついついコメディのノリが出ちゃう人感を覚えた。
 ネコシリーズを見て、意外に改行率高い人かと思うも、古い作品だ。そして、「恋人ごっこ。」を拝読して……D03! D03だ! 先の意気込みとも一致するし、ここは一旦確定打とう!

 で、桐央さんに戻る。「ショウキバライ」を拝読して「ピンポーン。」に特徴を感じる。「現代小話」を拝読しつつ……そうだ、桐央さん、感嘆符疑問符の連続を全角で書く人だ。D10ルンタくん?
 「ピンポーン。」という擬音の使い方が「テレッテテー。」に通じるような、ラストのラブコメっぽい感じも桐央さんならあり得るし……。
 桐央さん、桐央さんがルンタくんなのか!?
 桐央さんは執筆歴長いし、こなれた文章を書きそう感はあって、実は最初からちょっと疑ってたんだぜ!(本当だよ)
 ……しかし落ち着け、他にも感嘆符疑問符全角使いはいたはずだ……うん、五十鈴さんもそうだ……並木さんもそうだ……(絶望感)……深海さんは違う(半角派)!(希望の光) せらさんは……あまり記号を使わないイメージあるけど、さくひんによるのかなぁ……お、これは……半角だぁ!
 よし、並木さんはすごく異世界ファンタジー感あるし、並木さんはD02、あるいはD07感あるぞ! ここでD10に並木さんを置くのはない! 五十鈴さんも……D10はないかなぁ。やっぱり五十鈴さんなら恋愛色をもっと強く出しそうな気がするし。
 D10は桐央さんが関西のノリで書いてきた感! 実は、D10読んだ時、ほんの少し「真冬さん」感を覚えたんですよね、今回の覆面作家企画には参加されてないけど。桐央さん、意気込みで真冬さんの作品を好き作品に挙げてるし、関西だし、なんか色々真冬さんと共通点あるっぽいからそう言うのを私の直感が捉えたんだ、きっとそうだ!

 さて、黒田さんだ。SFっぽい黒田さんだ。アンドロイドとかロボとか……あまりにもそれっぽ過ぎではないか感あるけど、D09テトちゃんとかー?

 あー、なんかさっきからD07が五十鈴さんな気がしている。意気込みでネタは考えていたってあって、なんかこう時間掛けてそうな…いや、でも執筆時間そのものはそんなに長くないみたいだし、文体の持つ空気は少し違う……か? 異世界ファンタジーでないならD08……もあるかも。

 ううーん、やっぱりD07は連川さんかなぁ。モチーフは異世界ファンタジー系の人かなって感じするけど、終末系で、テーマの描き方が書ける人が限られる感ある。
 深海さんの可能性もちらっとするんだけど。
 深海さんも、短文、読点多め簡単あるんですよねぇ。D09テトちゃんもあり得る。
 深海さんは異世界ファンタジーか、でなければSFか、テトちゃんみたいな童話っぽい雰囲気かで来そう。現代学園モノのイメージは全くないんだけど、それがフェイクだと困るなぁ。
 しかし深海さん、異世界ファンタジーだとしてもD02はない気がする。描写の空気が違う気がする。どちらかと言うならD07の方だけど、これも違うかなぁ? そうするともう、フェイク仕掛けて来た深海さん、D09! しかなくなるんだけど……。
 「リーニの日記」を拝読して、D10のルンタくんもあり得たらどうしようと思ったり……でも、ルンタくんは感嘆符疑問符が全角だし。深海さん作品にこのお母さん感は少し違う気がするし。

 並木さんはD02でいいかなぁ。意気込み読んでも、フェイク入れてないって言うし……いや、でも、行頭一字下げの削除は? むしろこれは五十鈴さんのフェイクでは?

 あ、D01が五十鈴さんってことあるかなぁ? で、D02が並木さん? でも、行頭一字下げ削除のフェイク……並木さんはフェイクしてないんだよねぇえ?
 あ、しかしD01と言えば、冬木探偵が初読でD01を塩中さんっぽいと言っているのが気になる。いや、D06塩中さん説は全く揺るがないけど、冬木探偵がD01に感じた塩中さん感って、つまりせらさん感なんじゃないかって思うんですよ。塩中さんはせらさん作品が好き→類は友を呼ぶので塩中さん作品とせらさん作品には共通点がある……みたいな。

【途中経過2】
D01→せらひかりさん?黒田渚さん?
D02→五十鈴スミレさん?並木空さん?
D03→松原冬夜さん★
D04→藤村由紀さん★
D05→せらひかりさん?黒田渚さん?深海いわしさん?
D06→塩中吉里さん★
D07→連川宵也さん?並木空さん?
D08→五十鈴スミレさん?黒田渚さん?連川宵也さん?せらひかりさん?
D09→深海いわしさん?せらひかりさん?
D10→桐央琴巳さん★

 んー……とっても錯綜している。(苦笑)
 D08は、最後の「後日」を置く作風の方が誰かってところで絞りたいですよね。

 ……五十鈴さんの「電柱さんと小鳥さん」を拝読して、「ねぇ、もしかして五十鈴さんはD09なの?」とか思ったりしている。また、五十鈴さんの「ログアウトできません」を読んで、「LINE」が出てきたことにD08!? と思うも、D08は「メッセージアプリ」って言ってるんだよなぁ。

【途中経過3】
D01→せらひかりさん?
D02→並木空さん?
D03→松原冬夜さん★
D04→藤村由紀さん★
D05→深海いわしさん?
D06→塩中吉里さん★
D07→連川宵也さん?
D08→黒田渚さん?
D09→五十鈴スミレさん?
D10→桐央琴巳さん★

 仮に、あくまでも仮のものとして、ひとまず五十鈴スミレさんD09説を前提に、抜け漏れないようにとりあえずハメてみた。一応、ハマる。悪くないかもしれない。

【途中経過3の2】
D01→せらひかりさん?黒田渚さん?
D02→並木空さん?
D03→松原冬夜さん★
D04→藤村由紀さん★
D05→黒田渚さん?
D06→塩中吉里さん★
D07→連川宵也さん?
D08→五十鈴スミレさん?
D09→深海いわしさん
D10→桐央琴巳さん★

 これまた仮に、深海いわしさんD09説を前提にはめ込むと…うぅーん…?(苦笑)
 D07が連川さんなのか、並木さんなのかが確定するとかなり楽になりそうだな。てか、連川さんの作風を確定しないと!
 「銀杏並木と都市伝説」を拝読して、関西の人(かもしれない)じゃないか! と。いや、でも、D10はない…ないよね?
 うぅん、雰囲気的にD05もあったりするぅ? とか思ったんですけど、D05を再読して、今更ながらに、「これ、かなり漢字を開く人なのでは?」と気付く。
 黒田さんは「下りて行った。」「出て行った。」…開かない人だ!
 じゃあ、せらさんか! せらさんは、「走っていく。」「駆けていく。」……やったぁ! 確かに、D05の語り口、こなれているし、十分にせらさん感ある! 読点も比較的多めかなって。
 え、あ、深海さんの可能性を検討しないのかって? そうですね、念のため。……うぅん、深海さんは作品によって漢字の開き変わる感あるけど、「〜していく。」は開く人っぽいなぁ! えー、深海さんの可能性を捨てきれないのー。(涙)

 そしてたぶん、この頃にツイートした嘆きがこれ↓。

#覆面企画8 Dブロック、落ち着いて推理して、松原さんと桐央さんを特定した!(たぶん)‬
‪が、「案外簡単!」と思い始めたのはその一瞬だけで、やっぱり埋まらない所がーがー!‬
‪D09の存在がかなり罪深い……。‬

 童話風文体の作品って、完全に「普段の癖」を掻き消しちゃうことがあるので、本当に探偵泣かせなんですよね。推理のポイントは「そういう作品で勝負に出てくるタイプの覆面作家か」ってところになりがちです。やれやれだ。

【途中経過4】
D01→せらひかりさん?黒田渚さん?
D02→五十鈴スミレさん?並木空さん?
D03→松原冬夜さん★
D04→藤村由紀さん★
D05→せらひかりさん?深海いわしさん?
D06→塩中吉里さん★
D07→連川宵也さん?並木空さん?
D08→五十鈴スミレさん?黒田渚さん?連川宵也さん?せらひかりさん?
D09→深海いわしさん?せらひかりさん?
D10→桐央琴巳さん★

 なんか全然【途中経過2】と変わっていない気がするが、D05の黒田さん説が消えただけである。
 でも、これで黒田さんはD01かD08ということになるぞ。実は両方ともちらっとSF感(ファンタジー感)あるのだ。うん、わからん。
 選択肢が少なくて比較検討できるのはD07だなと思って、連川さんの作風チェックしてるけど、「終末の一時」を拝読して、連川さんD01もあり得る? と思ってしまったのでなんかもう……もう!

【あまり役に立たないまとめ】
!?全角勢:連川さん、五十鈴さん、並木さん、桐央さん(D10)
!?半角勢:深海さん、せらさん

 D01、せらさんかなぁ?
 メグミのノリがせらさんあり得るーって言ってる。連川さんはなんか違うし、黒田さんもむしろD08って感じするかなぁ?
 すると、D02並木さんで、五十鈴さんがD09?
 で、D07が連川さんで、D05が深海さん?

【途中経過5】
D01→せらひかりさん
D02→並木空さん?
D03→松原冬夜さん★
D04→藤村由紀さん★
D05→深海いわしさん?
D06→塩中吉里さん★
D07→連川宵也さん?
D08→黒田渚さん?
D09→五十鈴スミレさん?
D10→桐央琴巳さん★

 これ、途中経過3と同じだな。(苦笑)
 しかし……あー、あり得る感じはあるかなぁ。五十鈴さん、お題発表時からネタあったって言うし、つまり、「手」というお題から発想した感の強いD09はありな気がする!
 うーん、連川さんD07説が怪しくて、D05連川さん説の可能性をちゃんと検討したかどうか覚えてないんだけど……(検討してません)。

 D05せらさん説が捨てがたい。でも、「知らねえ」とか、母音を小文字化しないの、せらさんの癖で、それがD01にあって、あぁ、せらさんはD01でいいんだって神の啓示を受けたぞ!(笑)

 するとすると……あー、連川さんと深海さんが分からないー!
 滅ぼすのお好きとか聞いた気もするからD07が深海さんかな?(雑推理)
 台詞前後一行空き癖からすると、D07連川さんかなーって気はするんですよ。覆面作家企画初参加さんだし、こういう細かい癖をいじっては来ないんじゃないかって気がして。でも、作風的にはD05の方な気はするんですよ! 登場人物名や国名のセンスとかは完全にファンタジー書きさんだと思うし、D07の方がすごく深海さんっぽいんですよ! でも、連川さんの作品はPrivatterで読めるのは少し古くて短いものが多いし、実は最近は長編の異世界ファンタジー書いてるんですよねーとかあり得ないこともないような気もするような、さすがにないような気もするような! でも、この名前のセンスの偽りを連川さんが初参加でやって来たなら、それはなかなかの手練れだろうって気はします。やっぱり、D07が深海さんかなー。
 それにしても、お二人の意気込みがないの、共謀してるとしか思えぬ!!!

【名探偵アヤキの推理結果】
D01 秘密が見える目の彼女 →せらひかりさん
D02 神の庭 →並木空さん
D03 couturiere →松原冬夜さん
D04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について →藤村由紀さん
D05 夢を視ないという夢 →連川宵也さん
D06 ヴォストーク・デイ →塩中吉里さん
D07 オズ −知識の光をもたらした魔女− →深海いわしさん
D08 嗚呼 美シキ兄妹愛哉 →黒田渚さん
D09 てとてとて →五十鈴スミレさん
D10 吾輩はルンタくんである →桐央琴巳さん

 ……まぁまぁ悪くない推理かなと思いつつ、D04藤村さんって本当か? とふと思う。
 D04って、台詞内改行あるんだよね、この特徴どこかで見た……って、藤村さんのとこで見たのかしら?(一応見つけた・苦笑)
 あ、でも、実は並木さんの古い作品にもこの特徴あるんですよね(たぶん最初に見た記憶があったのはこの並木さん作品だわ)……とは言え、D04は地の文の雰囲気が並木さんとは違うし、物語全体の印象も違うし、フェイクをしていない並木さんがこれはない……と思う。
 行頭一字下げ削除は……並木さん的にはフェイクに入らないってことで……いいのかなぁ? 個人的には「えー、これフェイクじゃん、フェイクじゃんかー。」って気はするけど、冬木探偵が呟いていた利用エディタに起因する事故の可能性もある。でも、個人サイト持っててHTMLタグ扱う人はテキストエディタ持ってそうだし、むしろ、こういう事故が発生するのって普段は投稿サイトとか使っててテキストエディタなんて使わなくて、Word使ってテキスト変換しましたって人に起こりがちな気がするので、並木さんの場合にこの事故が起こり得るのかちょっと怪しい気はしている。でも、意気込みで「変に勘繰らなければ」ってわざわざ書いてあるから、もしかして、行頭一字下げ削除をさらっとしでかしつつ、そういう形式上の細かいところを気にしなければ、作品の雰囲気は「並木空らしい」ものですよって言いたいのかもしれない? 「好き勝手に書いているという点では同質なのですが、漢字の開き方とかは話ごとに違うので、どうでしょうか。余計に混乱するかもしれないので、直感が大切だと思います。」というのも、形式的な物証で確信を得ようと思っても無駄よって言われている気がする?
 一応、D02の並木さんとD07深海さんの入れ替えがあり得る気もしてるけど、ファンタジー世界の世界観と言うか物語の空気感と言うかが、D02は深海さんじゃない気がするんですよねぇ。タイトルも「神の庭」で、深海さんのサイト名の「雨の庭」と被る感あるのが。

 と言うわけで、私の推理はとりあえずこの前述の【名探偵アヤキの推理結果】のとおり確定する!
 他の探偵さんの動向を見て、新たな物証が見つかれば再検討するとしよう!(見直しの可能性は否定しない)

 しかし、喉元過ぎれば熱さ忘るるとは言え、Dブロックの推理はきつかったなぁ!
 B・Cブロックと違って10作品しかないんだから、難易度下がりそうなものなのに! Aブロックも、私にとっては自作分を除いた10作品の推理なので楽なはずなのにものすごく迷走したし(それでも、Aブロックは最初の直感推理を割と楽にはめられたのでまだましだった感)。数が少ないブロックの方が推理が難しいって明らかにおかしいわ。
 全く本当に……本当にDブロックはきつかった!!! 作風把握してる作家さんが少なかったし、何より、作風の近い(重なり合う部分の多い)書き手が多過ぎた!(何度でも言いたい)色んなジャンルに手を出している(色んなジャンルを書くことができる)作家は危険です(探偵的に)。
 とにかく、私はとても頑張ったと思うので、同志の探偵さんは、私の推理をカンニングしてもいいから、私がまだ見つけていない物証を追加で持って来て、先遣隊(?)を買って出た私の労に報いてほしいな!(笑)まあ、Aブロックに隠れている覆面作家としての私を見つけてくれるのでも構わないんですけど(特に今回逃げる気はなかったはずなので、見つけてくれていいのよ?)。
 同志の探偵さんたちが私のミスリードで共倒れすることのないよう願っています! Good luck!

★★★
【追記(推理根拠補足):2018年5月26日】

 さて、私の最初の推理時点では公開されていなかった深海いわしさんと連川宵也さんの意気込みが上がってきました。なので、ここでそれを踏まえて推理根拠を少し追記しておこうと思います。
 しかも、今回は、名探偵アヤキによる執念の捜査で得た貴重な追加ヒントを、同じくDブロックで奮闘している探偵の皆さんに無償で提供してしまいます! いいヒントだと思ったらお返しください。(笑)

 まず、深海さんの意気込みを見て名探偵アヤキが思ったこと。
「なんて正直な人なんだ!」
 連川さんと共謀して意気込みあげてないんだろうなんて疑ってごめんなさいね。
 というわけで、深海さんの注目すべき意気込み内容を確認していきます。まず、執筆時間が「……ふつかくらい?」、推理をかわすための作戦は「二日でそんな余裕があるとお思いですか!!!」、推理の簡単さについては「はい、とても……」となっております。私は素直な名探偵なので、深海さんのこれらのお言葉を素直に信じます。
 最近書いているジャンルについての「常に恋愛SFファンタジーです! 90年代後半日本製RPGの世界観で90年代後半コバルト恋愛みたいな恋愛ファンタジーを書きたい!」というお言葉にも、特に嘘があるようには見えません。
 そして、最近作として三つも御紹介くださっている! そして、これらがヒントになるかについて「みっつともたぶんなる……だってー! 癖とか消す時間なかったじゃないですかー!」とのことです。
 それではその三つのヒント、見ていこうではありませんか!
「世界の終わりにりんごの木を」……「世界の終わり」である。ほうらね、深海さんは滅ぼす人なんですよ! 深海さんD07説を裏付けてくれそうじゃないですか!
「祭りも毎日繰り返せば日常になるんだよね、と彼女は言った」……これもSFファンタジーの世界観。D07に絞り込むには力不足かもしれないけれど、深海さんの本格SFファンタジー力を裏付ける証拠!
 そして三作目がアンソロジー「夜の世界で君と遊ぶ」に出したお話とのことで、手元にないけど、冒頭サンプルがアンソロ告知サイトで読め……ああ、知ってるよ、これ! 第五回の覆面作家企画で一斉を風靡した「ヤンス」なペンギンがが再登場してるなんだろー!(ここで、アヤキは絶望した。なぜ絶望したかと言えば、深海さんの最近作は全て本格系SFファンタジーの系統にある作品だという思い込みの下、今回の深海さんは本格SFファンタジー路線で書いていて、「ヤンス」や「リーニ」のような可愛い路線には振っていない,
つまり、D09やD10ではない、と信じていたからである。そう、この追記記事を書き始めた今の今までな!)
 ……だが、名探偵アヤキは、七転び八起きの名探偵である。「確かに、深海さんの最近作二つ目のキャラクターのネーミングセンス、D07の複雑な感じとはちょっと違うんだよなぁ。」と思い、この独自性のある名前がどういう系統のものなのか調べようと、ブラウザの小窓に「セイングレト」と打ち込んで、Google先生に聞きました……結果、エオルゼアが出てきた!!!
 エオルゼアとは、御存知の方は御存知の、ファイナルファンタジーXIV、通称FF14の舞台である! FF14に登場するキャラクター名は「セイングレド(Ceinguled)」ではあるようだけれど、いや、これは……これは作者がFFファンという証拠……なのか? と思いつつ、D07の作中の他の固有名詞についてもGoogle探偵に調査を求める。
 結果……特にめぼしい調査結果は得られなかった。(期待外れ!!!)
 いや、しかし、しかしだよ。D07の「セイングレト」は「セイングレド」を微妙に文字ってある(のかもしれない)。そうだとすれば、他の固有名詞も微妙に文字ってあるのではないか? 例えば、「ロレナス」は「ロレンス」だったりとか! そして検索した……FF14の登場人物「ローレンス」が見つかった。まあ、よくある名前ではある。他は今の所、それっぽいものが見つからない……だがしかし! セイングレトというちょっと特殊な印象のある名前のこの類似は、聞き覚えのある名前の音を無意識に使ってしまった結果という可能性はあるわけで、D07の作者はFFファン説、深海いわしさん有力説を十分に裏付けるものと……なりませんかね、なりませんかねぇ!?(涙)
 実は、「世界の終わりにりんごの木を」の最後の部分の空気が、D09の終わりとちょっと似てるかなとか思ったりはしました。思ったりはしたんですけど!
 一応、深海さんをD07ではないと推理している他の探偵さんの推理を見て、その根拠を潰すくらいはしておきますか。では、歩く猫探偵の推理、深海さんD10説。女性の台詞の末尾の「ね」がポイントのようですが、それは、他の覆面作家にその特徴がないことを証明しない限り根拠としては薄弱です。そして私は桐央さんが「ね」を使っている例を見つけました(「ショウキバライ」)。私はD10は桐央さんだと信じています。歩く猫さんのもう一つの根拠である「カップルトーク感」も桐央さん作品に十分感じられるものだと思います。
 だから、D10は桐央さんでいいの、そこは間違いないの。たぶん。
 歩く猫探偵の推理を開いたついでに、他の不一致箇所も検証してるんですけど、あー、うー、あー……D09せらさん説はあまりピンとこない。D07桐央さん説は、確かに、異世界ファンタジーの桐央さんって考えたらありそうな気はする。独特のネーミングセンスとか。でも、私の推理ではD07のネーミングセンスにはFF14の影響があるはずで……(苦しい)。
 でも、歩く猫探偵のD05黒田さん説は、私、「〜して行く」の表記違いで潰してるし、大丈夫じゃないかなぁ?
 冬木探偵の第一印象推理も見て、色々不一致過ぎるのは気になるけど、第一印象で推理して大失敗した前回の私の推理を思い返せば、私の独自路線を突っ走ってる感ある推理はそれなりに裏付け取ってる方だと思うので。思うので!(とことんポジティブ探偵)
 ……ああ、ああ、しかしそれにしても、D07桐央さん説は確かに捨て難い。でも、D10深海さん説はない気がするんだよー。「可愛い系」の深海さんだとしても、文体が違う気がするんだよー。そりゃあ、「吾輩」の一人称となれば多少変わるとは思うけどさ! でもさ!
 ……まあ、とりあえず、この辺にしておこう。

 そして、連川さんである。この連川さん、意気込みで最近作は「すぐバレる」からと回答を拒否している! 怪しい! これは、絶対にその「最近作」を見つけて検証しなければ! と決意し、連川さんのこの辺(※下記URL参照)のツイートを見たところ、連川さんの作品には交流企画(キャラ設定交換とか?)用と完全オリジナルの二種類があって、交流企画用はいわゆる二次創作に近いから別枠で、完全オリジナルの奴だと一年くらい前の作品ってことだと思うのよね……で、そのオリジナルの最近作ってどれのことだろう? と思って、Privatterや個人サイトではなく、外部企画に出した奴かなーとか思って。そしたらちょうど、「空アンソロ」に連川さんが作品を出していることに気付いたので(Google先生に聞きました!)、たぶん、これが、これこそが「すぐにバレる」作品なのではないかと思うのです。提出時期が昨年7月であることをここ(https://togetter.com/li/1137958?page=8)で確認して、若干誤差はあるけど一年くらい前ってことでいいのかな、と。
https://twitter.com/erureya/status/999399069259714561
https://twitter.com/erureya/status/999399249962909699
https://twitter.com/erureya/status/999401043539648512
https://twitter.com/erureya/status/999888994757369856
 で、肝心の「空アンソロ」ですが、私は手元に持っていません!
 太っ腹なアヤキ探偵は惜しげなく証拠収集のためのヒントを開示しているので、「空アンソロ」をお手持ちの探偵さんもぜひ私の捜査に協力してください。D05と連川さんの空アンソロ掲載作「それはただ、空へ向かうだけの」との一致率に関する御報告をお待ちしています! 当該作品の感想文を漁って、内容を推理して推理に生かそうと思ったんですけど(笑)、色々無理だったので(そりゃあね)、現物持ってる探偵の存在が頼みです!
 今の所、アヤキ探偵は、通話相手のセリフを二重鉤括弧でくくる癖とかはWEBで読める作品(意気込みからリンクされているサイトの「短編集」→「一話完結」→「サヨナラは必然だから」)を見ただけでも、とても連川さんだと思うので、まあ、いいかなあって思っています。いや、通話相手のセリフを二重鉤括弧で括る癖なんて、他にも使ってる人いろんだけどさ!(そして誰に見つけたのかは忘れたのである←ダメ探偵)
 そんなこんなで、連川さんの周辺を徹底調査したわけなんですけど、気が付いたんですよね、私。連川さんは交流企画用(?)のアカウトと複数アカウント持っていて、Privatterも使い分けていらしゃることに。作品があちこちに点在しているから推理していてすごくややこしいんですけど、これ、フェイクですか?(苦笑)
 それで色々ネットの海を漁って大混乱していた節はあるのですが(アヤキ探偵、いつの間にか企画用のPrivatterを見ていたんです)、覆面サイトからリンクされている方のPrivatterにある最新作は「積もる心は言うも言わぬも」で、うっかり「空アンソロ」のことを忘れて、一連のツイートがこれが「最近作」のつもりでおっしゃっていたものだとしても別におかしくないし(「積もる心は言うも言わぬも」は去年の3月)、これも確かにA05と似てるなーって思うのです。お酒飲んでる辺りが(ちまい根拠だな)。あと「金は払っておくから先に帰っていいぞ。……長々とすまなかったな」の台詞なんかも、A05の友人の台詞と雰囲気近くないですか?
 と言うわけで、やっぱり連川さんはA05でいいかなーって思っているわけですが、「空アンソロ」確認可能探偵によるタレコミをお待ちしています!

★☆★☆★
【追記(修正推理):2018年5月30日】

 Twitterで見かけた黒田さんと藤村さんのやりとり(https://twitter.com/KosugiRan/status/1001811999909531648)に、ファーストインプレッションでそんなにダントツなのあったかなーとDブロックを覗いたアヤキ探偵は、恐るべき事実を知ってしまう。
 藤村さんD02説が圧倒的支持を受けている……だと!?
 いや、そこは異世界ファンタジーの並木さんを置かざるを得ない場所だったんだけど、そう言えば、冬木探偵が並木さんがD03D04[※誤字修正]なのかとざわざわしていた気がする……。
 自信過剰な名探偵(自称)のアヤキは、「いやいや、いくらなんでもそれはー。(笑)」と軽く流していたけれど、改めて検証すると、D02は完全に藤村さんだし、D04説は並木さんのイマイチよくわからなかった意気込みで完全に裏付けられる奴じゃないですか!
 並木さん言ってる、「勢いだけで書いた」、執筆時間は「3時間」って! 一番それっぽいのD04じゃないですかー。
 「変に勘繰らなければ、並木空らしい作品」って、つまり、記号使いとか改行癖とかは全然いじってないけど、そんな特徴的過ぎる特徴は消しているに違いないという思い込みや、並木さんは「異世界ファンタジーの人なのに」なんていう思い込みで「変に勘ぐらなければ」文体そのものもは並木さんでしょっていう!!!
 あー、はいはい、分かりました、分かりましたよー!(やけ)
 と言うわけで、藤村さんと並木さんを入れ替えます!
 でも、これで藤村さんと並木さんには絶対的自信が持てたし、他もだいたい自信ある感じにまとまった……藤村さんと並木さんの単純な入れ替えで済む話で良かった。
 Dブロックに少ない異世界ファンタジーのイメージの人を絞り込んだ時に藤村さんを外していたのが誤認の原因だな、うん(これは言い訳です)。文章の形式もさることながら、体言止めの多さとか、D02は完全に藤村さんですー。D04も、並木さんの学園もの短編とか見るとそっくりくりくりですー。(涙)

【名探偵アヤキの修正された推理結果】
D01 秘密が見える目の彼女 →せらひかりさん
D02 神の庭 →藤村由紀さん
D03 couturiere →松原冬夜さん
D04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について →並木空さん
D05 夢を視ないという夢 →連川宵也さん
D06 ヴォストーク・デイ →塩中吉里さん
D07 オズ −知識の光をもたらした魔女− →深海いわしさん
D08 嗚呼 美シキ兄妹愛哉 →黒田渚さん
D09 てとてとて →五十鈴スミレさん
D10 吾輩はルンタくんである →桐央琴巳さん

 Dブロックは修正なしでいけるかなって思ってたんですけど……残念です。
 でも、名探偵はめげずに本気でパーフェクト推理を目指すよ!

★★☆☆★★☆☆★★
【追記(再修正推理):2018年6月6日】

 姉さん、事件です!
 一度推理を修正したDブロックに、またもや推理修正の必要性が発生してしまいました!
 推理結果を修正しない追記を含めると、Dブロック推理記事、三回目の追記です! 記事が、めちゃめちゃ長くなります!(笑)

 事の発端は、冬木探偵のDブロック推理記事(その2)でした。
 これを見た後のアヤキの気持ちは、次のとおりTwitterでも述べられました。

#覆面企画8 冬木探偵のDブロック推理、「いいね」を押す前に記事を読みに行って、「よくないね」ボタンが欲しくなりました…だって、私の推理と全然違う!!!(大泣) しかも、それっぽい物証を色々上げられてるから、なんかもう嫌な予感しかしない…これはとても「よくない」傾向です。

…いや、でも、せらさんのこのツイート↓は、冬木探偵の物証が事故だということの示唆では? うんうん、きっとそうだよね、少なくともせらさん作品中の物証に関しては、冬木探偵の記事読んでも「事故じゃないかな」って思ったんだ!(希望の光)
https://twitter.com/hswelt/status/1003943836886790144

 ……そんなわけで、絶望の淵に叩き落されると同時に、希望の光も見つけた名探偵アヤキでしたが、冬木探偵のDブロック推理の一番の問題は、冬木探偵がその後の名探偵アヤキとのやりとりで「自信がある」と言ったD01黒田さん説とD08連川さん説なのです! 特に、D01黒田さん説ね! 冬木探偵の推理記事を読めば分かるとおり、これはなかなかすごい物証なのです。名探偵(自称)アヤキとしては、これを検証せずに「偶然の一致」と片付けることはできません。なぜなら、名探偵(自称)アヤキは、真の名探偵を目指す者、覆面作家企画8でのパーフェクト推理を現実のものとするため、決して奢らず、検証の手間を惜しまないのです!

 ……というわけで、D01黒田さん説を検証します。
 冬木探偵はD01黒田さんの物証を得た後の検証で、確かに黒田さんの文体はD01っぽいって言っている。果たしてそれは、本当か?
 名探偵アヤキ、黒田さんの「ベビーシッター・ロボット」を拝読します。うぅん、黒田さんの文章の方がD01より硬い気がするけど……あ、でも、あそこで「首を振った」を入れてくるのは確かに黒田さんだ、黒田さんだ、黒田さんだー!(早々に納得)
 いや、D01の「首を振った」の使い方はかなり独特だと思うんですよ。このタイミングでこのシチュエーションで「首を振った」なのか、と。で、同じ感じの「首を振った」が黒田さんの「ベビーシッター・ロボット」にはあるんだなあ♪
 なお、私が最初に気になった文体の硬さについての印象の違いは、「わたし」と「俺」で語り手の性別が違うせいですね。女性の口調と思うと無機質感が強くなるけど、ぶっきらぼうな男子学生と思うとこんなもんかなってなるもの。
 と言うわけで、D01黒田さん説、採用します!(あっさり転向☆)

 でも、元はと言えば、私がD01にせらさんを置いたのは、冬木探偵が第一印象推理で塩中さんっぽいとか言ってて、塩中さん感はせらさん感に通ずるものがある的な発想からだったんですよね。私、冬木探偵に騙されたんですよ!(責任転嫁も甚だしい)

 さて、しかし、D01がせらさんではなく黒田さんだとして、じゃあ、せらさんをどこに置くのか。無難に考えて、D05……は、確かに一度せらさんを疑ったところのある場所です。でも、今、そこにいる連川さん……そう、友人の語り口がものすごく近い作品を見つけたから、連川さんはそこにいるのだ。
 素直な入れ替えでD08がせらさんになるだろうか? 確かにこの作品、タイトルに塩中さん感があって、塩中さん感=せらさん感である(恒例の雑推理)。
 せらさんの短編「さよならだけでは遠すぎる」を拝読して、確かに会話のノリとか近いかも?
 ちなみに、冬木探偵はせらさんの「我輩は」を読んでD10せらさん説に飛びつかれたのですが、この原因となった「我輩は」は極めて最近の作品でした。5月28日公開。どおりで私が見覚えないわけだ。そして、このタイミングでこの作品の公開ですよ! これはないですね。せらさんがD10の作者ならさすがにやらんでしょ。罠でなければ事故です(確信)。
 あ、でも、「我輩は」の作品末尾でせらさん、「少し前に書いていて、時期的にもっと後で出そうと思ったのですが、意外と問題なさそうなので出してみた感じです。」なんて言ってる。「意外と問題なさそう」が、怪しいなぁ。覆面作家企画でD10せらさんを疑う人がいないから、このタイミングでこれを出しても速攻で当てられる心配はないだろうということ? それとも、D10の作者じゃないのにこんな似た作品出しちゃまずいかと思ったけど、E10をよく読むと全然違う感じだからまぁいいか、と? まぁ、後者だと思っています。「吾輩」じゃなくて「我輩」だし。
 しかし、本当にD08がせらさんでいいのかな? タイトルセンスが塩中さん感あるからせらさんとか言ったけど、せらさん作品のタイトルラインナップからすると、D08のこれはかなり異質感あるんですよね。覆面だから……なの?
 単に字面の異質さだけじゃなくて、ここで「兄妹愛」をタイトルに持ってくる、ドーンと打ち出す感じが果たして本当にせらさんなのかなあって気もしているんです。このお話のポイントは「ああ美しき兄妹愛かな」とベタにまとめてしまうのがせらさんなのか……みたいな。いや、せらさんの既存作品のタイトル・ラインナップを見ると、基本的には素直でシンプルな感じがするから、それで良いような気もするんですけど、漢字カナ混じりタイトルで捻ってあるようなのに、どストレートなのってどうなのかな。ある意味タイトルでネタバレしまくってる奴なんだけど、せらさんはこう言うのが「オイシイ」と思うタイプの方だろうか的なところが……いや、考え過ぎかもしれない。覆面作家企画だから、いつもより漢字多めのちょっと普段とは違うタイトルにしよーってしただけなのかもしれない。せらさんって、なんか「ひらがな」のイメージ強いから(お名前がひらがなだからね)、それを避けようとしただけかも。
 一方で、実は、このタイトルセンスには五十鈴スミレさんのイメージに近いところがあるんですよね。いやなんか、「愛」と言ったら五十鈴さんって感じが……しません?(苦笑)でも、現状、五十鈴さんはやや大穴狙いのD09だと思ってるんです。でも、「大穴狙い」感があるという自覚はあるので、これがせらさんって可能性はないわけじゃない。
 あー、なんかD08がものすごく五十鈴さんっぽく見えるーどうしよー。最後の後日談付けちゃう感じがなんか五十鈴さんっぽいのー。(やんやん)
 もしD09がせらさんなら、せらさんが「我輩は」の公開を保留していたのは、「同じ人外主人公ってことでD09を疑われてしまうかもと思ったけど、語り口は違うし、これがヒントになることはないかー」って思考の流れの結果ってこともあり得る……のか? そして、「まさかD10へ疑いが向くとまでは思っていませんでした、てへ♪」みたいな?
 あー、でもでもでも、やっぱり五十鈴さんの「電柱さんと小鳥さん」はD09感すごくあるよー!(忙しい)D08の後日談が五十鈴さんっぽいって言ったけど、D09の最後の余韻もすごく五十鈴さんっぽいじゃないか!
 でも、D08せらさん説を採るとなると、電話場面の二重鉤括弧が気になるんだよなあー。せらさん、二重鉤括弧使うのかなー?(そもそもせらさん作品に電話シーンがあまり見つからない)
 でも、五十鈴さんの最近の作品の文体を注意深く見ると、やっぱりD08は違うよなぁ? 地の文の改行頻度と、地の文の描写のポイントが違う気がする。五十鈴さんならそこはスルーしちゃう、そこに文字数は割かないのでは……って感じの描写が所々ある気がする。せらさん的感覚なんじゃないかなぁって思う丁寧な描写があるんですよ。
 せらさん、丁寧な描写の掌編をいっぱい書かれているし、手荒れとクリームに関する描写とか、せらさんかなぁって感じがする。優しい。そして、ペンギンとかカワウソとか可愛いの。
 てかね、正直に言えば、五十鈴さんD09説に関しては、「気付いたの私だけなんじゃないかな、へっへー♪」っていう感覚があるから可能な限り動かしたくないんだよう!!!(冬木探偵も一応D09候補に五十鈴さんを挙げられてるけど・笑)
 冬木探偵はD08の一文が長めだから連川さんって言ってるけど、D08は全体としては必ずしも一文長めじゃないと思う(短めの文もかなりある)し、せらさん、長めの作品になると文も長めになってる気がするんですよね。ある程度複雑な状況を説明しようと思うとどうしても一文を長くせざるを得ないと思うので、D08の文体にはその辺が影響してる気がするんです。
 だから、せらさんの300字SSとかと見比べると見誤る。もう少し長めの、展開に山谷がある企画提出用の短編とかと見比べないと! ってことで、やっぱりせらさんはD08ー!
 加えて言うと、冬木探偵はD08と連川さん作品の会話のノリが近いって言ってるけど、私は連川さんのPrivatterにある「積もる心は言うもい言わぬも」を改めて読んで、会話のノリはD05の方が近いし、何より地の文の空気がD08ではない、D05だなって思いました!
 なんて言うか、D08の地の文にはお茶目さん感があるよね。淡々としているようでかなりカジュアルだよね。そこがすごく、せらさんかなって。……これが最初は、全然見抜けなかったんだけど、さ!(笑)

 後、気になっているのは深海いわしさん。彼女だけ、結局、確たる積極的な理由なく当てはめてる感がある。(苦笑)でも、意気込みテンプレの末尾に付けてくれた作品サンプル集を見ると、「ヴィッセラーダ」という少し凝った名前も使われていて、これが深海さん作品のカタカナ名が必ずしもシンプル路線なわけではないという証拠になるから、例の登場人物の凝った名前のセンスが桐央さんっぽい問題は解決で、後は外堀埋めたから消去法で深海さんD07にしても何の問題もないってことになるよね!
 D06深海さん説を唱えている探偵さんもいるけど、「ヴォストーク」ってリアルな名前が出てくる辺り、塩中さんだと思うんですよね。塩中さん、面白推理記事でも知識の幅広さを証明してるって言うか、意外なところに意外な物を持ってきて話を関連付けるのが上手いなって思ってて、D06はそういう感覚が生かされていると思うんです。タイトルの雰囲気も、やっぱり塩中さん感あるもん。
 深海さんなら、D06の描写や展開、タイトルは、もっとファンタジーかロマンティックSFに寄りそう。と言うか、D06は地の文の語りが本当に塩中さん過ぎて……これが塩中さんじゃなかったら私は泣く!

 D03の松原さんは元々自信あるところだし、迷いのあった他の方を移せる場所でもないし、冬木探偵が松原さんが【】を使う癖見つけておられるし、松原さんを別のところに置いてる森崎探偵が松原さんは「子供」派だからって言ってるけど、D03も「子供」だし。
 桐央さんはルンタくんだし(割と思い込みだけど自信あるんだって!)。
 桐央さんが深海さんと入れ違ってたら怖い感は確かにあるけど、でもでもでもっ、ルンタくんはお母さん感で桐央さんなの!(ここ、アヤキが名探偵になれるかの分水嶺です)

 仮に別の組み合わせがあり得るとしたら、D03桐央さん、D10深海さん、D07がファンタジーの松原さんってパターンなんだけど、森崎探偵が主張しているD03桐央さん説はやっぱりないと思うんですよね。D03の主人公の語り口のやや愚痴っぽい感じがなんか桐央さんのイメージと違う。私の桐央さんのイメージ、すっかり「関西の人」になっているので、この鬱々しい感じは桐央さんじゃない気がするんです。ええ、もはや桐央さんのイメージではなくて、抽象的概念としての「関西人」のイメージで話してしまっているという自覚はあるんですけど!
 その点、松原さんの方がぐちぐちしそう……(失礼)。何と言うか、とことん鬱って感じではないんだけど、でもなんか腹に一物あるんだろうなって感じでさらっとネガティヴ発言しちゃいそうな感じがあるんです、松原さんには! つまりその、「仕事だからやりますよ、やりますけどね、はいはい!」みたいな感じが…(重ね重ね失礼)。ほら、お名前の感じ(漢字)も冬の針葉樹林って感じで、なんかこう、ちょっと気分が沈みそうな雰囲気が!(こじつけにもほどがある)
 ここまで言って、当たってなかったら本当にごめんなさいだし、当たっててもごめんなさい案件なんですけど、でも、桐央さんじゃない感じがするのは本当です……。私の桐央さんのイメージは(抽象的概念としての)関西人なので、こう言う時にも「ほんましゃーない依頼主やな。でも、こんなピンチこそ職人の腕の見せ所ってもんや、いっちょ任しとき!」みたいな感じになりそう……そうなんです、だから、桐央さんはルンタくんなんです!(結局こじつけるだけかよなオチ)
 でも、改めてお二人の作品をいくつか読み比べて、松原さんの方が陰度が高くて、桐央さんの方が陽度が高いって感覚は間違っていないと確信できたので、名探偵アヤキ、ここはこのままでいきます!
 桐央さん作品の語り口、所々とってもルンタくんだし、松原さん作品の語り口も……うん、ちゃんと鬱いとこある。(笑)いや、鬱いと言うか、全体に漂う気怠さみたいなものかもしれないけど。なんかこう、どうにもすっきりしきれない思考の流れがある気がするんです、松原さん作品には。主人公の迷い度が高いとでも言うか。割り切れたようで割り切れてないような感じ。

 と言うわけで、名探偵アヤキの今度こそファイナルアンサーにしたいDブロック修正推理(第2弾)ー!

【名探偵アヤキの推理結果(再修正後)】
D01 秘密が見える目の彼女 →黒田渚さん
D02 神の庭 →藤村由紀さん
D03 couturiere →松原冬夜さん
D04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について →並木空さん
D05 夢を視ないという夢 →連川宵也さん
D06 ヴォストーク・デイ →塩中吉里さん
D07 オズ ―知識の光をもたらした魔女― →深海いわしさん
D08 嗚呼 美シキ兄妹愛哉 →せらひかりさん
D09 てとてとて →五十鈴スミレさん
D10 吾輩はルンタくんである →桐央琴巳さん

 ……この推理記事の文字数が二万五千字を超えました。
 Dブロックの作品数は10作、1作あたり約2500字超です。ウルさんの感想が2作分で3500字、3作分で5000字に達したと小耳に挟みましたが、うん、勝った!(笑)
 これなら、これ以上Dブロックの推理記事に追記をしなくても大丈夫ですね。
 名探偵アヤキ、あとは正解発表を楽しみに待つだけです!(ほくほく)

★★★☆★★★☆★★★
【追記(推理根拠再補足):2018年6月6日】
 さあさあ、四回目の追記ですよ!
 この事態は、もはや名探偵アヤキの執念深さによってもたらされているわけではありません。執念深いのはむしろDブロックの方です。Dブロックが私をDブロックから離脱させてくれないのです。本当に、何なんだ、君たちは!(笑)

 と言うわけ(?)で、森崎探偵から、自分ののD06深海さん説の根拠はD06中の「フリッパー」にあるというコメントをTwitter経由で頂きました。→ https://twitter.com/morisakiyuruka/status/1004138868214394880
 それに対する私の回答は……。

うーん、私は塩中さんもフリッパーって言いそうな感じがしていますし、むしろ塩中さんの方がフリッパーと言いそうな気さえしています。(^_^;) 塩中さん、第六回の覆面企画で深海さんの「フリッパー」な作品を読んでいるわけですし、意図的かもと。

 そんな私の回答を森崎探偵は「裏を読みだすときりがないのが覆面、奥深いですね。」と素直に受け止めてくださったのです……が。

私のD06塩中さん説は、実のところ裏読みも深読みも関係なしに「あ…これは塩中さんだ。し、お、な、か、さ、ん、だ!」という圧倒的塩中さん感を私がD06に感じていることが最大の根拠ではあるのですが、D06深海さん説を打ち破る論理的根拠も色々あるので、気が向いたらまた追記しますね!(笑)

 ……とお返事したところ、森崎探偵、とても素直に(あるいは意図的に?)、「実は今週中にもFA出そうと思っていたのですが、そういうことならしばし待機しますw」と返してきた!(笑)私、「気が向いたら」って書いたのに! 書いたのに! 森崎探偵が待っているなら早々に記事化しなきゃいけないような空気になってるぅ!(笑)
 空気を読まないのは私の基本ポリシーですが、何だかんだで期待には応えたい性分なので、そのまま勢いでスマホに打ち込み始めましたよ、「D06深海さん説を打ち破る論理的根拠」をね! さあ、とくと読みたまえ!(ここまで前振り)

 塩中さんの意気込み(と私の記憶)によれば、塩中さんは前回はちらっと深海さんと間違えられたとのことで(あ、間違えたのたぶん私なんですけどね!)、意識して深海さんのイメージが強いペンギン要素を入れてきた可能性は高いと名探偵アヤキは考えます。
 一方で、もしD06が深海さんだとしたら、第六回で根付いた深海さん=ペンギンをまた入れてくるのは、いくら覆面被る余裕がなかったとは言え、歴戦の覆面作家である深海さんとしては無謀過ぎると思えてなりません。第六回の覆面作家企画に参加されていないとピンとこないかもしれませんが、当時のツイッターにおける「ヤンス」(ウィリー)の人気ぶりときたら、それはもう相当なもので(みんな「ヤンス、ヤンス」言ってた!)、あれはもう、覆面作家企画6流行語大賞を授与すべきですねってレベルで、それゆえ、「深海さん=ペンギン」の記憶は多くの探偵が未だ共有するものであるはずです。そのことは深海さんもよく分かっているはずで、だからこそ(?)、最近も某アンソロジーへの寄稿作に「ヤンス」(ウィリー)を再登場させているんだろうと思うのです。さすがにまた「ペンギン」はない! せめてシロクマにするぐらいはしないとあかんでしょ!
 それに、2日で提出作を書き上げ、覆面を被る余裕はなかったと意気込みで語っている深海さんです。D06は、本当に出来のいい作品で、これを二日で、覆面を被る余裕すらない状況下で書けるか? いや、それはいくら深海さんでも書けないだろ、と思うのです。
 D06は、設定的にも、随所の描写にも、すごく色々気を使われているように私には思えます。ものすごーく、完成度が高い。独特の語り口に、独特なラストの余韻。
 このラストシーンでの「フリッパー」は、単に塩中さんの深海さん成りすましフェイクと言うだけではなくて、それまでのお話の雰囲気、ラストシーンの演出のイメージと合わせてとても効果的な選択だと私は思いました。ここが単に「羽」と書かれていたらたぶんちょっと印象が変わる。「フリッパー」なのが私は良いと思うんです、ポップな感じで。
 だから、ペンギンの登場と「フリッパー」表記は塩中さんの深海さん成りすましフェイクかもしれないけど、決してそれだけじゃない計算された感じがして、そこがもうすごく「塩中さん!!!」って感じなので、私はD06を塩中さんだと思っています。
 第五回の覆面作家企画の折に塩中さん作品を読んで、「うわー、うわー、うわー! マジでこの人ヤバい!」と思ったあの時の感覚が蘇る感じが、D06にはあるんです…。
 結局、アヤキセンサーが捉えた「圧倒的塩中さん感」が最大の根拠という点は揺るがなくて、他の方がなぜD06で塩中さん以外を疑うのか全く分からない感じなので、もしかしたら私のセンサーは壊れているのかもしれないのですが、名探偵アヤキのプライドをかけて、D06は塩中さんだ、と断言します!

 もうね、これで間違っていたら私は本当に泣きます……想像しただけで泣ける。(涙)
……でも、本当に、間違ってたらどうしよう……あれ、なんかすごく不安になってきた……だって私、前回塩中さんを間違えてるよ……ね? あれ、あれれ……塩中さん、塩中さん、アヤキ、間違ってるの? 深海さんの超絶速筆神業構成力を甘く見てるの? 塩中さん、塩中さん、どうかアヤキに「間違ってない」って言ってください。名探偵塩中さんのお褒めの言葉が欲しいです。先輩探偵に認められたくてここまで頑張りました…どうかアヤキに御褒美をください…ふえ、ふええええぇん!(大泣)

 ……とまあ、なぜか推理を補強すればするほど不安感が増し増しになっていますが、推理の答えは変えません!(頑固)
 名探偵アヤキ、勝負に出ます!(ドドン☆)

 ……って、冷静になると、これでは全然森崎さんに約束した「D06深海さん説を打ち破る論理的根拠」を示し切ったことにならないよな?(今更)
 いや、うん、確かにこれでは結局「感覚的根拠」になってしまっている……仕方ない、もう少し語りますね!(気を取り直して)

 ええと、D06に私が感じている塩中さん感は、「ちょろい」などの語彙選択にあることは初期推理段階で既に述べたとおりです。この場面での「ちょろい」は深海さんらしくはない、と思います。深海さんでも、例えばやんちゃな少年がイタズラをして「これくらいちょろいぜ!」とか言うならあり得るかもしれません。でも、このお話、語り手を誰と見るかは悩ましいところですが、ロマンスが始まりそうな、しかし外は猛吹雪の深刻な状況で、花も恥じらう乙女(?)について「ちょろいところがあるのかもしれません。」ですよ? 深海さんが書く? 書くかな?
 確かに、深海さんもコメディ作品は書かれているし、中には登場人物を茶化すような描写も出てくるだろうとは思います。でも、深海さんのコメディって、そもそもがコメディとして書かれているものだと思うんですよ。「人類に炎を取り戻してくれたペンギンのお話」もそう。「ヤンス」が登場したところから最後までキッチリコメディのノリなんです。
でも、塩中さんの作品は違う。なんと言うか……コメディじゃない雰囲気のところにひゅっとコメディな感覚が出てくる。一方で、コメディなんだなと思っているとひゅっとシリアスな描写を突っ込んできて笑い話でいられなくなる。とても、油断ならないのです。
 D06には全面的にそう言うコメディとシリアスの絶妙な匙加減を感じるんです。これが塩中さん感なんです!
 前述の箇所の他にも、塩中さんらしくて深海さんらしくない言葉遣いは見られます。
「湊は淑女らしく目を閉じて待っていました。」の「淑女らしく」とか! 淑女……ここで淑女かって感じしません?(感覚的過ぎて伝わらなそうだなとは思ってる)
 あるいは、「八代は少し考えたあと、慈愛を込めて言いました。」の「慈愛」とかね。深海さんが使わない言葉とは言わないけれど、ここで「慈愛を込めて」と書いてくるのはなかなかできるものじゃない。深海さんならと言うか、大抵の人なら「優しい声で」とか「穏やかな声で」とか書いちゃいそうなとこ! 童話調とも呼ばれる「ですます調」で書いていたら、組み込む言葉も自然と柔らかい簡単な感じのものになりがちで、ここで「慈愛」という高レベル概念(と私は分類する)を出してくるのは限られた人たちです。
 冒頭の「しかつめらしい顔のアナウンサー」の「しかつめらしい」もあまり深海さんっぽくない語彙ですよね。「しかめっ面」ではないんだぞ!
 「ロジンの粉のようにまかれた白い呼気」なんて例えも、雑学的知識に豊富そうな塩中さん感が強い。
 あと、そうそう。森崎探偵は「圧巻の描写力」が深海さんっぽいとおっしゃっていて、確かに、深海さんの描写力は要注目な点だと思うのですが、やっぱり私、深海さんはファンタジー畑の人で、深海さんの描写力って異世界ファンタジーとかロマンティックSFにおいて特に威力を発揮する系統のものだと思うんですよね。確か、Eブロックの推理でも似たようなこと言ったと思うけど。
 それに対して、D06の描写力は、現実世界でのリアルを感じる描写に強みがあるように思うんです(森崎探偵ことEブロックの森崎覆面作家と同系統なんですよ)。外の猛吹雪の様子とかはファンタジーやSFでもあり得る状況だし、森崎探偵がそこの描写をもって「圧巻の描写力」とおっしゃっているなら噛み合わない話になってしまうかもなんですけど、私は、D06での主人公たちの置かれた状況が身に迫って感じられるのは、外の自然の猛威の描写よりも、登場人物自身についての描写のせいじゃないかなぁって思うんです。
 ドアノブに貼りついてしまった手や、危機的状況に対応せんとする二人の心の動き、言動……そう言うところの「ありそう」さが、「圧巻の描写力」を思わせるキーじゃないかって。
 塩中さん作品って、色々と突拍子もないことをやってくれるんですけど、あんなに突拍子もないのに「なんかありそう、わかる」みたいな気にさせてしまうところがあると思うんです。「ありえねー」では終わらないって言うか。だから、D06の「圧巻の描写力」って、塩中さんの演出力、有無を言わせぬ勢い力なんじゃないかって……。あ、私、「勢い」って言いましたけど、塩中さん作品にはただ勢いよく突っ走るだけじゃない緻密さも感じています。「突拍子もないけど矛盾もない感じ」なんですよね。展開的な不条理(理不尽さ)はあっても。
 たとえば、D06のドアノブにくっ付いた手を息を吐きかけて剥がすシーンなんかにその片鱗を見ないでもない気がします。「実は私、学生のころは水泳やってたんで、肺活量には自信があるんです。」と一応の説明をしつつ、強引に押し切る感じとか。その手前の魔法っぽい描写との合わせ技でふわぁっという気になって、ここ、あっさり押し切られちゃうんですよね(実は、個人的には、「湊ちゃんがドキドキして体温が上がっているから息も温かくなった説」が脳裏にちらついてるんですけど、そう言う発想で良いのかどうかはちょっと迷っているところです)。
 ほかにも、「薄緑の養生テープが、ガラス代わりなのか、申し訳程度に貼り付けられていました。」の下りとか、「そうそう、養生テープと言えば薄緑色なんですよ!(笑)」って思ったりしませんでした? しかも、「申し訳程度」ながらちゃんと貼り付けていて、そのことをきちんと描写してくれる。「窓ガラスは割れていて、冷たい風がびゅうびゅうと吹き込んでいました。」ではないのです!
 私の感覚では、やはりファンタジー系描写力を強化した人だと、こういう時にすっと「養生テープ」は出てこないと思うんです。深海さんならそうですね、少し可愛い路線を入れて「割れた窓ガラスを塞ごうとしたのか、窓際に雑然と積み上げられた備品たちが、容赦なく吹き付ける吹雪によって雪だるまにされていました。」とか、あるいは幻想世界観に近づけて「割れた窓から吹き込む風雪が窓際の棚を白い氷柱に変えていました。」みたいな感じにするんじゃないかなあ? とにかく、「現実世界」を描く感覚を磨いてきた人だからこそ、ここで出てくる養生テープ! という感じがします(森崎探偵も書き手としては現実より描写の方だと思うので、「ここで養生テープって普通じゃない?」なのかもしれないですが・笑)。こういう現実感のある(ファンタジー的な幻想感を演出してくれる描写とはまた違う種類の)気の利いた描写が塩中さんっぽいよなぁと私は思っています。
 ……私の塩中さん感、少しは論理的に説明できたかな?

 それから、私はD06を二日で書けるわけがないと判断して深海さん説を否定する材料にしているわけですが、一方で、私はD02を藤村さんが2時間で書いたことには何の疑問も持っていません。冬木探偵はD02について「ずいぶん壮大な設定で、これを2時間で書けるのでしょうか?」と疑問に思っていらっしゃいます。この点も、もしかしたら突っ込みが入るのではないかと思ったので、この際、D02とD06について、私がどのようにして短時間で書ける作品と書けない作品を見分けているか説明しちゃいましょう!
 それはズバリ、風呂敷の畳み方です!
 D02にもD06にも風呂敷なんて出てこなくなかったかって? いや、そう言う話ではないのです(当たり前だ)。
 風呂敷を広げる、風呂敷を畳むってのはよくある例え話。即ち、お話の設定、序盤や中盤で張りめぐらした伏線にどのようにけりをつけてお話をまとめているか、ということです。
 壮大な設定を盛り込むだけなら、思いつきさえすればいくらでも放りこめるのです。でも、その盛り込んだ設定を物語の展開に活かして、最後に読者が納得できる結末に繋げるのはなかなか難しい。さり気なく伏線を張りめぐらせ、それらを全て矛盾なく回収するのは本当に難しいのです、特に、字数の限られた短編でやろうとすると! 上手に6000字で話をまとめるには、試行錯誤の推敲の過程は欠かせません。
 そう、短時間で書ける可能性があるか否かは風呂敷の広げ方ではなく畳み方を見るべきなのです!
 そうして見ると、D02はその壮大な設定を作中で全て回収しきってはいません。途中、リュミエレはディノ・ハルトの幼馴染の女の子と同一人物だったのではないかという所が匂わされていますが、どうして二人が離れ離れになってしまったのか、リュミエレがなぜディノ・ハルトに正体を隠し、なぜディノ・ハルトに神獣狩りを依頼したのか…などなど、沢山の謎が謎として残されたままです。作者の頭の中にはこれらの謎の答えがあるのかもしれませんが、2時間ではそれらを書き切ることはできなかった……と考えられます。尤も、時間がたっぷりあったとしても、6000字でこの壮大な謎に全て答えるのは不可能な気がいたしますし、そもそも作者にはこれらの謎について作中で解き明かすつもりは端からなかった……と考えるのが正解なのかもしれません。しかし、6000字の短編にとても書き切れそうにない壮大設定をごんごん盛り込んでしまったというのも、時間のなさゆえだったと言えそうな気がします。別途書く予定の長編のお試し版的な感覚で書いた……なんてこともあるかもしれません。D02には、「俺たちの冒険はこれからだ!」的なところをちらっと感じます。
 ただ、このD02、文字数的には5000字を超えていて、2時間でこれだけ打ち込んだというだけでもかなりすごいなと思うところではあるわけです……が、そこはほら、藤村さんならやっちゃうかなー、みたいなー?(マテ)
 藤村さんはサイトの作品数も多いし、速筆な感じがするから、藤村さんならこれくらいは書けるはずだ! そうだ、そうだ!(名探偵アヤキの恒例こじつけ雑推理)
 ちなみに、もしD02を藤村さん以外の方がものすごく時間を掛けて書いていたのだとしたら、私は「さすがですね、プロクオリティですね!」って言う!(真顔)
 ……全く、どうして私の推理は根拠を述べれば述べるほど胡散臭くなるんだろうな!(真剣なのに)
 とにかく、私の見立てでは、D02は速書きが不可能な作品では決してない、のです(誰にでも書けるもんじゃないのは確かなんだけどさ)。冬木探偵も仰っているとおり、最初に基本の構想があったとかもあり得ますからね。
 と言うわけで、対するD06の方を見ていきますと、こちらはきっちりお話をまとめてきています。真夏の異常気象、同僚とのオフィスラブ(?)、お題の「手」を活かしたピンチな状況に、所々で感じるユーモア、そして印象的なラストシーンは南極大陸へ飛んで……と、色んなものが詰め込まれて、途中、物語がどこへ向かっているのか分からないまま汽車に乗っているような感じで……そうして最後にふわっと立ち上がるラストシーンは完璧なエンディング。この着地以外はあり得ない感があるのです。
 私はこの作品に対して「続きを書いてください。」とは言えません。あの後、二人は助けられたの? 死んじゃったの? どうなったの? って疑問はあるけど、それに答えずに終わっているのがこの作品の「答え」な気がして……ああもう、すごい塩中節! って感じがするんですけど、私の言いたいこと、伝わってますかね、伝わってませんよね!(自覚はある)
 でも、これは、この決着は、思い付いて一発でさらさらーっとは書けないでしょ。前述したけど、要所要所で入る雑学的知識もそうだし、ここにそれを組み合わせてくるのかって感じのところがいっぱいある!
 実際に書いてみないとお話の尺感も分からなそうなところあるし(ちょっとした書き方の違いで字数が大幅変動しそう)、色々小ネタを入れたら字数が増え過ぎたーとかなって、削ったり足したり試行錯誤の推敲作業が必要になりそうな感じがします……。構想を十分に練った上で丸二日引きこもり……ならあり得ないことはないかもしれないけれど、深海さんらしくない語彙の採用とかも考えると、やっぱりこれを2日は無理なんじゃないかなぁと思っています。
 塩中さんが苦しみながらの3日間で書き上げた……というのが、ギリギリのラインかなぁと思います(正直に言えば、これを書くために塩中さんの意気込みを見直して2日も3日も大して変わらなくないかって気がしたんですけど、そこは作品全体に漂う塩中さんっぽさがあるから、塩中さんがD06を書くのと深海さんがD06を書くのでは難易度が違うんだよ! という、結論ありきな理由付けでお茶を濁したいと思います)。
 強いて言うなら、D06の途中の温かい息を吹きかける場面で「押し切っている」ところが、「3日しかなかった」ことの根拠になるかなーとか、なんとか(とことん結論ありき)。

 ……とまぁ、偉そうに語ったところで、私、前回、塩中さん外してますからね……ドドーンと外してますからね……本物の塩中さん作品について塩中さんの可能性を疑ってすらいませんでしたからね……。(遠い目)
 でも、今回の私は、名探偵(自称)なので! 名探偵(を目指す者)なので……!(希望に輝く瞳は決して涙に濡れているわけではないんだ)

 あ、そうだ! ついでなので、前回追記時に言及し忘れた、私の悔しさ紛れ推理ツイートも貼り付けておこう。

#覆面企画8 藤村さんが私のDブロック推理の不一致レベル高過ぎ問題関連ツイートを「いいね」しているのは、「第一印象推理投票で集中攻撃を受けた自分を間違える探偵もいるってことか…これはいいね!」の意味だと思われるので、藤村さん作品は投票結果が示すとおりだと思います!(悔しさ紛れに)

 なお、上記ツイート中の「私のDブロック推理の不一致レベル高過ぎ問題関連ツイート」と言うのは、冬木探偵のD推理記事(その2)を読んだ私が推理結果の不一致率の高さを嘆いているツイート(https://twitter.com/ayaki_ryu/status/1003979447865954305)のことです。
 そして、藤村さん(古宮さん)は、私のこの悔しさ紛れ推理ツイートもさらっと「いいね」していかれました。この「いいね」の意味は果たして……? え? 「私が裏の裏をかいたとも知らないで、この名探偵、すっかり騙されてるな、いいね!」の意味なんじゃないかって? いやいや、そこは裏の裏の裏を読むんですよ!(もはや何が表なのか・笑)

 ところで。推理記事なのに感想めいた記述が増え始めているのは、時間的に感想記事を別に書けそうな気がしなくなってきたから、言いたいことは言える限り推理記事に盛り込んでしまおうと今更思い始めたからです。言及量に偏りあって申し訳ない!

★★☆☆★☆☆★★★☆☆★☆☆★★
【追記(推理根拠再々補足):2018年6月18日】

 名探偵アヤキ、「深海さん=D10ルンタくん」説を否定する!
 塩中さんD06説を語るに際して、深海さんのコメディはコメディとして書かれているという話をした。
 D10ルンタくんもコメディである。が! 私はルンタくんのコメディ感は深海さんのコメディ感とは少しすこーし違う気がするんですよね。
 深海さんのコメディには、ノリの良さや勢いを強く感じるのですが、D10ルンタくんは穏やかな感じがする。
 言うなれば、深海さんのコメディはテレビ系で、ルンタくんは落語系な感じ? D10から感じる笑いのテクニシャン的空気!
 派手なドタバタではなく、巧みなトーク術で笑わせていく感じがあるの。そこが、抽象的概念としての「関西人」っぽい!
 私、お笑いには詳しくないので間違ってたらゴメンナサイなんですけど、吉本新喜劇なノリの漫才って、実は本来の大阪の笑いじゃないって聞いたことあるような。そう、D10は伝統的な「笑い」の感じ。これは、「関西人」が歴史をかけて磨いて来た高度な教養とセンスに裏打ちされた「笑い」なんです、きっと!(思い込みでテキトーなこと言ってる例)
D10は読者に「笑え」とは言わないの。読者がどうしても「笑ってしまう」の。そんな感じがするんだなー。
 対する深海さんのコメディは、テレビ系(最近の、演出テロップがちゃんと出るテレビ番組)……あるいは、ツッコミ主体に進む感じかな? 「なんでやねん!」ってビシッと一発突っ込んで笑いを取ったり、読んでる読者が「なんでやねん!」って言いたくなる感じ?
 D10や落語の笑いはそうじゃなくて、「なんかズレてる」状態が続いて「おいおい、おいおい、おいおいおーい……!(大笑)」みたいに盛り上がってきて笑っちゃう感じ。寿限無寿限無とか、長い名前を言ってる間に笑いがこみ上げてきちゃう、そう言う感じなんです。(伝われ!)
 自己紹介場面で「俺の名前はヘンナナマエゴンザエモンだ!」と名乗って笑いを取るのがテレビ系(深海さんはもちろん、私が感じるところの最近のコメディの多数派)で、落語系は「私の名前は、苦労の多い若者時代を過ごした両親が、自分の子供には幸福に、苦労なく生きてもらいたいと願って付けてくれたものでして、ちょっと長いんですけど……鈴木太郎一郎二郎三郎四郎五郎六郎七郎八郎十郎と申します」と真顔で答えるの感じ? ……いや、違うかな。なんか思い付きで書いてみたけど、例えとして不適切な上に全く面白くないのでは疑惑あるな。これは忘れてくれ。(苦笑)
 とにかく、ああいうこみ上げてくる系の「面白い話」ができる人って、結構貴重だと思います。だからやっぱり「関西人」なんですよ!(ゴリ押し)
 ……それに私、先ほどの面白くない例え話に絶望してルンタくんの「面白さ」のポイントを真似るべく、改めてD10を再読していたんですけど、そしたら……なんと、決定的な「関西人」証拠を見つけちゃいましたよ!(嬉々)
 D10をよおくお読みください! 作中の「オーナーさん」は彼女さんとのノロケ会話場面で「そうなるんかな?」って言っているんだ! 「そうなるのかな?」じゃなくて! ここでの撥音便化は完全に関西弁ですって!!!(名探偵アヤキ、ガッツポーズ!)
 全体としてオーナーさんは「関西人」として書かれてはいないし、基本的には標準語で喋っているのに、ここで「そうなるんかな?」が出てきたのは、作者にとって馴染み深い関西弁がぽろっと漏れた奴ですよ! 作者は関西弁のつもりで書いたわけじゃなく(非関西人がやりがちな、おどけた感じでエセ関西弁を使うような場面とも思えず)、単に作者が標準語ではここは撥音便化しないところだって認識が持てずにお国訛りで書いちゃった可能性、大。なぜなら、作者は関西人で、いつも自分も周りも関西弁だから! そういうこと、でしょ!?(ばーん☆)←大阪の人はたとえいきなりでも「撃つ真似」をすると「撃たれる真似」をして返してくれるらしいので、もちろん「やられたぁ!」の返しを期待しているのである(笑)
 D10、桐央さん確定ですね!(いや、元々私の中では完全かつ完璧に桐央さんで確定してたけどね!・笑)
 ちなみにこの辺、6月10日頃には確定していた奴で「笑いが止まらない」とかツイートしていた奴です(https://twitter.com/ayaki_ryu/status/1005805672691363840)。


 そして、他のブロックの記事と同時並行で記事をまとめながら、この決定的証拠をいつ公開して差し上げようかと思案していた頃にね、Bブロックのげこさんが自白を始めたり、Cブロックのエコーさんや篠崎さんが構ってもらいたがったり(笑)して、アヤキはとても忙しくなってしまって、止むを得ず次のようなツイートをしたのです。

#覆面企画8 覆面作家の皆様へ。
今、名探偵アヤキは各ブロックの推理記事の追記を準備中です。手持ち証拠を一式整えてから公開に踏み切りたいと思っておりますので、言及されなくて寂しいからと勝手に自白したりヒントを増やしたりするのはやめてください。いっこうに、記事が、まとまりません!(笑)

 で、このツイートをした直後にね、五十鈴スミレさんがね、こういう(https://twitter.com/midori_tya/status/1007597490453934080)ことを言うんですよ……ねえ、お姉さま? お姉さまはこの名探偵に喧嘩を売っていらっしゃいますの?(笑)

 つまるところ、その書籍化作品『異世界トリップしてその場で食べられちゃいました』(第3巻にして完結巻とのこと)の初稿脱稿後に書いた覆面作品は書籍化作品と似ていて、ものすごくヒントになる奴だよってことなんだろうけど……本の発売日、8月やん! 推理の参考にできんやん!(笑)
 WEB版が先にあるようなので、WEB版を見るのでもヒントになるのかな? でも、WEB版の初稿は書籍版の初稿とは、書いたタイミングが全然違うのだろうし、そもそも書籍版は三巻構成で、WEB版は二部構成……?(疑問符の意味は後述)って、WEB版のどこが書籍版の第3巻に当たるのか分からない奴じゃないか!
 どこをどうヒントにしたらいいんじゃー!
 主人公の口調(台詞に限る)がですます調なところ? 文のリズムが近いとかそう言うの?
 ……なんかさ、あの発言が「一番のヒント」って言うのはさ、それ自体がフェイクなんじゃないですかね? いや、だって、作品全体の印象は全然、D09のテトちゃんじゃないし。他のDブロックの作品と照らしても、全然ピンと来るものはないし。もしかしたら、どこか細かい場面でものすごい類似性があるのかもしれないけど、WEB版と書籍版の一致レベルも分からないし、どこからどこまでが書籍版の第3巻相当なのかも分からないし、これ、私が推理の手掛かりにするにはあまりにも無謀でしょ。無理、無理無理無理!!!
 いいよ、もう。だって、五十鈴さんはテトちゃんだもん。名探偵アヤキ、知ってるもん……事後的フェイクとか騙されないもん!
 え? もう少ししつこくいじらないのかって? だって、スミレお姉さまは名探偵アヤキのお願いをガン無視してあのタイミングで「ヒント」とか言い出したんですよ! 酷いじゃないか、酷いじゃないか! だから、名探偵アヤキ、いけずなスミレお姉さまとは遊んであげないの! 知らない、知らない、知らないもーん!(えーん)
(D09五十鈴さん説は冬木探偵も味方だし、単独名推理賞狙ってたくらい自信あるし、何なら冬木探偵が何とかしてくれるって。任せた!・笑)
 ……と、匙を投げたところで、「小説家になろう」の方には「第三部」があることを確認した。……ここでそんなトラップ!!!(笑)
 今も「連載中」だけど、最新話近くは、覆面締切後の更新ですね。その前との更新が空いてるから、この辺りからが書籍版として先に進めてたパターンか。
 で、その「この辺り」の所をチェックして、「もう俺は、どれだけサクラが願おうとも、このぬくもりを手放せないのかもしれない。」の下りを発見! ……ああ、そう言うこと? そう言うことね? やっぱりD09は五十鈴さんなのね!(キラキラ)
 五十鈴さんのツイートによると、執筆順は、書籍版初稿脱稿→D09のはずなので、もしかすると、書籍版の終わりの部分にD09を思わせるより明白な描写があるかもとか期待するわけですが、現状では確認できないから仕方ない。でも、きっとらぶらぶ甘々な感じで主人公が抱きしめられる描写とかあるんだ……で、それがD09のエンドに類似なんだ……と信じて、D09、五十鈴さんで確定です!(とっくに確定してたけどな!)
 名探偵に喧嘩を売ったことを後悔するがいい!

 ……という辺りが、ファーストインプレッションの投票結果の公式発表の「前」に書いていた辺りです。
 そして、かの「公式発表」が名探偵アヤキにもたらした絶望については、「特集記事」を参照してください。

 既にCブロックで二人の逃げ切り(そうだった)覆面作家を確保しましたが、あと三人……一体どのブロックにいらっしゃるのやら(……と書いた後で、もう一人Cブロックで捕まえた。ので、あと二人(以上…というのが性格な表現ではあるが)!)。
 Dブロックでは「独自路線」を貫いているところも少なくないものの、「決定的な証拠」も見つけていますし、とても自信があるので、Dではないんじゃないかなあと思ってはいるのですが……。名探偵アヤキ、負けないもん!
 とりあえず、D10ルンタくん桐央さん説については、完全無欠の名推理だと思うので、みんな全力で名探偵アヤキを讃えるべきだと思いますね!(ギリギリまで黙っておこうかと思ったけど、他の探偵に先を越されたら悔しいので公表して差し上げるんだ! 優しい(?)だろ!)
posted by 桐生 at 09:04| 覆面作家企画8