2018年05月16日

覆面作家企画8:Cブロック推理結果

名探偵アヤキ、覆面作家企画8のCブロックを推理しました!

ネタバレ含み、感想っぽいこともちらちら書いていますが、感想は感想で後日別にまとめたいと思っているので、これはあくまでの「推理」の記事です!
[※2018年6月18日補記:時間が押してきたので、感想的なことも推理記事(の追記)に折り込むことにしました。感想を「後日別にまとめ」ることはありません。ごめんなさい。]

推理経過では作品内容に言及することもあるので、以下、ネタバレありです! 御注意を!

※2018年6月18日、推理根拠を補足するとともに、推理結果を修正しました。この記事の末尾(★★★以下)に追記しております。
※2018年6月30日、誤解の発生率を低減するための補記を加えると共に、記事中の誤字を修正しました(木菟みるく様のお名前の漢字を間違っておりました、ごめんなさい!)。

と言うわけで、C01から順に読んでいったのですが、今回は、初読時の印象をTwitterで実況的に呟いていたので、まずはそれをそのまま貼り付けます。
Twitter分は、主に、私の中で作風の印象が確立している天菜真祭さんと冬木洋子さんを探している感じで、ほぼ全作冒頭だけ見て「これでは?」とか言っている阿呆な直感推理の記録です(最終的に作者様毎に確認推理しているので許して)。

#覆面企画8 Cブロック作品公開、まずは鉄板(と勝手に期待している)天菜さんを探すぞー! と張り切ってC01を開き、三行読んで「これが天菜さんでは?」と思ってしまった私。「この勘が当たってたら私は天才だな!」と思うので、先を読むのを止めてツイートしてるんですけど、当たりますかね?(笑)

まぁ、同時にこの後の全作冒頭で同じことを思うんじゃないかって予感もすごいしてるんですけど…。(苦笑)

#覆面企画8 C01読了。冒頭の「天菜さんかな?」の直感(期待)は、「天菜さんが覆面被ったらこう言う方向性はありそうな気がした」からなのですが、途中で「さすがにこれはないかー?」と思ったものの、ラストで再び「いや、あり得ないことはないのでは?」と思いました。

でも、もっとそれらしい作品が出てきそうな気もするし、天菜さんよりももっとこういう雰囲気を書きそうな書き手さんがCブロックに隠れていそうな気はする…言葉選びに独自性があるような気もするので、詳細分析するとピタッとはまる人がいるかも。

#覆面企画8 ちなみにCブロック、タイトルだけで天菜さんっぽいなと思ったのは、C01とC07。
C03とC05も内容次第ではあり得るかなー? んで、大穴狙いでC11の可能性…と言うのが私のタイトル推理。

#覆面企画8 なお、冬木さんっぽいタイトルは…色々あるんですけど、C02…気になりますね。
手掛かりは鴨川なんだけど…いや、これはやっぱりシーワールドじゃない方の鴨川(賀茂川)なのかな…?←普通に考えたらそうなるのでは感 …まぁ、その辺を確かめるために次はC02を読みます。

#覆面企画8 C02、「詩子さん」に「司書子さん」を思い出し、シーワールドの話ではなかったが、冬木さんあり得るかなって思いました!
でも、文章のリズムが冬木さんとはちょっと違う気もする…けど、冬木さんの文体イメージは時に七変化するから私の印象推理は当てにならない…。要分析。

#覆面企画8 C02、とても京都なので関西方面の人…と見せ掛けたフェイクなのかなぁとも思ったり。
案外、文体的には天菜さんの可能性もあるのではと思っていたところに「圧力鍋」が出て来て天菜さん感が急上昇するも、「いや、しかし、その推理はさすがに雑過ぎるのでは…」と冷静になる。

#覆面企画8 C03を読み始め、冒頭では「これも意外に天菜さんあり得る? いや、冬木さんが着ぐるみ着てきた系?」と相変わらず全てを疑っている(名探偵の基本である)が、さすがにないかなーと思ってはいる。
検索ワード「めちゃダルい」…若い人かな? 男性かな?

#覆面企画8 C04…ピアノに詳しいのは誰だろう? どこへ向かうのかと思ったら、ぞくりとする着地点。冒頭の「増えるからね」って何が増えるのかな、天菜さん作品の推理の選択肢?(違)
文末に「ね」があると天菜さん感覚えるのは私だけか。

#覆面企画8 C05…今度こそ天菜さん来た!? 冬木さんの可能性も……と一瞬思ったけど「私、学級委員長だから、用務員さんから…」で天菜さん確定ボタン押しそうに。(笑)
「勘違いしたみたくて」とか所々の舌ったらず感が天菜さんの渾身のフェイクなのか他の誰かの素の特徴なのか要検討だ。→

しかし、所々で感じるものすごい天菜さん感!(違ったらごめん・笑)「ね。」あるし。←そこぉ?
第6回覆面作品とのある種の類似性が逆に気になる感はあるんだけど、この直感は割と信じたい…。
他のCブロックメンバーの傾向次第だなー。とりあえず、冬木さんではないと信じてる。

#覆面企画8 C06が意外に意外にもめちゃめちゃ好みだったんですけど、どうしよう、これすごく好き!

#覆面企画8 C07、冬木さんあり得るタイトルだなって思ってた。歩く猫さんが冬木さん作って言ってたのもちらっと見えたし…数行読んで、あ、うん、確かに冬木さんな気が…する?
でもなー、特殊な構成が少し引っ掛かる気も…。

#覆面企画8 C08、ふっと感じた木菟みるくさん感……良かった、ちゃんとCブロックにおられた。(笑)確定ボタンを押すにはまだ早いけれど。
読了後、おやおやおやぁ? と再読しつつ、前回の自作を思い出すと共に、Cブロックメンバーの前回の動向が推理の手掛かりになりそうな予感。

#覆面企画8 C09…三文読んで、「こっちが冬木さんなんじゃなぁい?」などと申しており。
最後まで読んで、やはり「こっちが冬木さんでも良いんじゃなぁい?」と呟いており。

#覆面企画8 C10、前書きが大ヒントになる気がする。この時点で天菜さんと冬木さんは「ないな」と思いました。タイトルの時点でなさそうな気もしてたけど。木菟さんもない気がする…男性っぽい予感。
でも、本文には女性感もちらちら…?

#覆面企画8 C11、ルビタグ使わずにカッコ書きルビタグ勢か…ふむ。 乙女ゲーム的な選択肢…? これは…結構好きです。結末についてはTwitterでは言わん方がええかな。とても言及したいけど。(笑) 木菟さんあるかなぁ、どうかなあ? 意外に冬木さん…とかも思ったけど、一文の短さが違う感。

#覆面企画8 Cブロック全作読了して、天菜さんはまぁあれしかないっすよねって感じで(苦笑)、冬木さんがC09かなぁ? 歩く猫さんのC07説も気になるんだけど、ものすごく邪道な推理をすると、自分の直感に加えてもう1つ、冬木さんがC07では「ない」根拠として考えていることがあって…→

本当に邪道なので話半分に聞いて欲しいけど、歩く猫さんの推理にリプしてる盲管さんが、「この作品、本当に冬木さん作でもおかしくないくらい文章が上手ですよね」って言ってて、この言い回しに「本当の冬木さん作は別にあると思うんだけどな」って内心思ってそうな雰囲気を感じるんですよ!(笑)→

歩く猫さんの明示的推理と盲管さんの暗示的推理のどちらを信じるのかって話なんですけど、あえて暗示的に言う盲管さんは実は密かにC07が冬木さんではないという物証を掴んでいて、一人だけで正解する栄誉を狙ってみんなを騙そうと企んで…いませんかそうですか、私だけですかそれ狙ってるの。(笑)→

でも、王道と邪道のどっちに進んだ方が面白いかって考えると、断然、「邪道推理万歳!」だと思う私としては、今の時点ではC07が冬木さんという確率は低いんじゃないかなって言っておきたいんですよね!(笑) 詳しく分析して「やっぱりC07は冬木さんでした」とか言ったらゴメンね?


……以上が、Twitterで中継したCブロックの推理でした。
中継からカットした感想メモ的なのもところどころで残っているけれど、それは、感想記事を書くときに使うとして。

さあ、Cブロックの覆面作家の皆様のお家を訪ねつつ、本気で推理していきますよ!
(最初、この辺も実況しようかと思ったんですけど、さすがにTL埋め過ぎちゃうので遠慮したという経緯があるので、以下も何となくツイートっぽい区切り感あるメモとなっております。)


C07、カイリさんかなー? サイトの『イレーネ』読んで、テーマ的傾向が近いかなぁと。イレーネの最後の場面と、C07の前半部のラストの感じ。文体的にもあり得そう。
前半の異世界ファンタジーはもちろん、後半の少年少女世代もいけそう。

はなふじさん…私、前回、外したような…?
一文短めで「…だった」と切っていく感じ?
……C07もあり得るかなぁって思ったんですけど、もしかしてC06じゃあないですかね!? 読点多めなのも! 私好みなのも!←それ根拠じゃない

C06は男性一人称だからぱっと見印象ではイメージ違う気もしないでもないけど、C06の世界の捉え方はすごく女性感あるし…。
サイトの「ある女の話」の旅人の口調とかそれっぽくない?

C02が、意気込みを読むと久佐馬野景さんで確定したくなる。(早いよ)
でもなぁ、ううーん…「三日月タタリの解釈違い」を見て、C01もあり得そうとか思ったり。「三年ラノベ」を読むとC01説強まるなぁ!
でも、台詞中で会話相手の名前をさん付けで呼ぶ頻度がC02感。(それ根拠になるの?)
しかし、C02の怪異物(妖怪物)を出しておきながら、意気込みでストレートに妖怪物好きアピールして来るかなぁ…最新作がヒントになるかの問いに「読む人次第」と答える人(しかも「にやにや」だよ!・笑)がそこまで分かりやすくはして来ない気がするので、C01!

彩真創さん…サイトの「華は夜を愛す。」を読んで「ダーリン」の語にC08を思い出す。ちょっと暗めのシリアス話もいける方のようだし、C08の冒頭のシリアス感とかありそうじゃない? そして、「今カレ」と「元カレ」とか出て来る人間関係!
そして何よりの物証は、三点リーダーやダッシュの直後に読点を置かれる癖である……はい、確定ぃ!(名探偵でごめんあそばせ!・笑)

財油雷矢さん…「小説家になろう」を見て、長篇は短編と書き方違うことあるからなーと思いつつ、そこから更に自サイトへ。TRPGやられる方で、王道ラノベな感じあって、あと、過去の覆面作品からすると、設定細かそう(TRPGやられる方だから?)…と言うか、概念的なことをだーっと出してきそう。
C10とか? あるいは、C03の冒頭の「死」に対する主人公の理解の説明とかは前回の覆面作品に通じるものがあるような。C03かなー? C03、男性作者な気がするし。でも、過去の覆面作品とかから感じる財油さん文体のラノベ感はC10の方が近いんですよねぇ…うぅむ。保留。

糸さん。意気込み読みながら、あぁあ、C08、彩真さんじゃなくて糸さんじゃないのー? と叫び出すなど。いや、だって、「退廃都市を舞台にした殺し屋の少年少女のファンタジー」だよ? シャーロック・チルドレン、実は御本買って読んだことあるのよ。(苦笑)
体言止めの多さとか! コルトとか! いや、でも、C08彩真さん説結構自信あるし……待て、落ち着け。会話の部分がC08は糸さんじゃないって言ってるぞ!
すると、するとだね……糸さんの文体には明らかに特徴があると思うので、その癖が……ぱっと見見つからない!?
しかし、強いて言うなら、強いて言うならC02である。覆面被ってきましたね? 体言止めの多めの御癖、辛うじて残ってる気もするし、会話の掛け合いの感じも。あと、言葉選びのセンス!

星宗介さん…意気込みを読む。「出会いと夜」…あ、なんかC02に置きたくなりそうな人来た。(笑)でも、騙されないぞ!
「歩け、クローゼット」を読んでC10と思ったのは、主人公の「僕」に印象が引っ張られたからなのは間違いなく……星さん、ああいう前書き書く方かなぁ?
「彼らが別れるたった一日前のこと」を読むと、C06もあり得るかなぁって思っちゃうんですよね。茄子の味噌汁がいける人は胡瓜の味噌汁もいけるはずなんだ。←何その推理(注:「彼らが別れる〜」に茄子の「味噌汁」は出て来ません)
あー、どうしよう、C06感がひどい(褒めてる)。でも、星さんを他に求めるより、はなふじさんを移す方が可能性ありそうなんだよなぁ。はなふじさん後で再考しよう。

ええと、天菜さんはC05です! C05であって欲しいです! 鉄板焼き、美味しく頂きます!(笑)
今度こそ鉄板を回避したいと願っておられるかもしれませんが、私はそんな鉄板の天菜さんが、そんな鉄板の天菜さん作品が、大好きなので、美味しい鉄板焼きをいつもありがとうございます!
感想は別途書きたいと思っていますが、ちゃんと覆面被られた感も感じましたよ! 尻尾は出ておられましたけどね! 全ては私が名探偵なのが悪いのです、お許しを!(と言って大外ししたら絶望だわ)

で、冬木さんはC09ですわね。C07は構成が違う感。冬木さんなら、後半は入れないか、後半だけにするか……あるいは入れ互構成とか。

不適合作家エコーさん。
「星の降る夜」を拝読して、このレイアウトは……いた? Cブロックにいた? となる。
お話の雰囲気からすると、C11かな。会話前後一行空きは消されて、しかし、行頭一字下げはしない、と!
うん、展開とか展開とか展開とかエコーさんはこういういうテイストがお好きなんですよね感を感じるので、C11だぁ!(自立心旺盛な女子とイケメン…美味しいですもんね)
しかし、ペンネームと作品のイメージがだいぶ違ったなぁ。(苦笑)

木菟みるくさん。……あれ、分かんね。いや、落ち着け、木菟さんと言えば……フェチだ! フェチを感じるのが木菟みるく作品の特徴だ!(たぶん…詳しくは第七回の木菟さんの覆面作品を読め)
ってことは、C04だな! そうだろう!?
大丈夫だ、ちょっと慌てただけだ、席はまだ空いている。木菟さんにはここに座ってもらおう、この席は木菟さんのために用意したもののはずだ。
細かいことを言えば過去の覆面作のラストで印象的な「ない」を書いているところとか(かなりこじつけである)、「他意はない」という言葉に他意がありまくりな感じとか(ここは重要な状況証拠である・笑)!

さて、それで残りはどう埋める? ★は自信ありのところだぞ!

C01→久佐馬野景さん
C02→糸さん
C03→
C04→木菟みるくさん
C05→天菜真祭さん★
C06→はなふじマディ子さん→星宗介さん?
C07→カイリさん
C08→彩真創さん★
C09→冬木洋子さん★
C10→
C11→不適合作家エコーさん★

……えっ……これ、はなふじさんと財油さんでC03かC10決めるの……?
財油さんはともかく、はなふじさんはなくない? なくないの?
どちらかって言ったら、C10がなふじさんだけど、あの前書き……はなふじさんなの?(大混乱)

ううーん、自信ないのは久佐馬野景さんのところだなぁ。何しろ意気込みで「にやにや」している人である。初参加とは言え、とんでもないフェイクを仕掛けてる可能性は否定できない。
C10は疑問符感嘆符の後の一字空けをしないのが特徴なんだけど、これフェイクっぽいよねぇ。

んー、とりあえず、はなふじさんをC06に戻そう。C06はタイトルセンスがとてもはなふじさんな気がするし…てか、はなふじさんだよ、やっぱりはなふじさんだよ、C06は! C06は、所々文体が星さんじゃないよねーって気がする。かと言って星さんをC10に置くのも何か違う気がして、星さんはC01じゃないかな、と。
で、久佐馬さんをC10に置く。「(にやにや)」の人なので、疑問符後の空白なしはフェイクの可能性が高いし、前書きもあり得るかなぁと思われる。会話のノリとかは近い……。

と言いつつ、ふと星さんの意気込みを読み直して気付く。ゲーム好き……ですと!?
これは、やっぱり星さんが、星さんがC10ですか!(慌ただしい)

……いや、純粋に文体で見よう、雰囲気推理だ。そうすると、どうしたって、C01が星さん、C10が久佐馬さんだ。C10の文体は久佐馬さん、久佐馬さんなのだ!(大事なことなので繰り返した)この、なぜか重めの声で再生される文体は星さんではない、久佐馬さんなのだ!(大事なことなのでもう一度)
カタカナの「ボク」が軽さを出している気もするが、地の重さを感じるのだ! 「〜だ。」「〜なのだ。」だ! つまりこう、主観的に説明されていく感じなのだ。それって単に一人称だからなのではという気もするが、そんなことは忘れるべきなのだ。(笑)
星さんがC01なのは、最後の可愛らしい、ちょっと優しい感じかな。意気込みで最新作について「オチのオチなさとか結構気に入ってるんです。」とおっしゃってるのも、普段はしっかり落とすんだけどって感じもするし。C01のショートショート感は、これが星さんでいいって言ってる!

C01→星宗介さん
C02→糸さん
C03→財油雷矢さん
C04→木菟みるくさん
C05→天菜真祭さん
C06→はなふじマディ子さん
C07→カイリさん
C08→彩真創さん
C09→冬木洋子さん
C10→久佐馬野景さん
C11→不適合作家エコーさん

よーし、Cブロックはとても自信あるぞ! と思って、Twitterでも「Cブロック推理確定」の宣言をしたのですが、直後、ふっと不安になる。C03=財油さんの検証が甘くないか? まだ久佐馬さんが「にやにや」してるんじゃないか? と!
……いや、久佐馬さんはC10だな。で、財油さんはC03! 過去の覆面作品を読むと財油さんの方が抽象的な概念を転がす感じあるし、久佐馬さんの方が10%を半角数字使いそう(フェイクとしての使用を含む)だし、二重鉤括弧とかね、久佐馬さん感ある。なお、財油さんは全角数字派だ!

……これで間違いない、仮にこの後、他の探偵の推理との不一致が判明しても、私のこの自信が揺らぐことはないだろう……と思いながらリストを見直し、早速自信が揺らぐ。(ええー)
カイリさんC07と彩真さんC08は本当に合っているのか!?
カイリさん、意気込みで「難しいでしょうね」とか言ってるぞ!
……でも、明らかにこのお二方は文章の密度が違うので、揃って互いになり済ますミラクルが起きない限り、ここの取り違いはないだろう。うむ……とか思ったところで、C08彩真さん説を唱えた根拠たる、三点リーダー直後に読点の癖をカイリさんにも見つけた……あ、あれ?
うーん、彩真さんとカイリさんの文体、サイト掲載作を比べると明らかに違う感あるんだけど、C07とC08の比較だと、所々近い感を覚えなくもない。しかも、お二人とも、サイト見ると、最後に「了」とか「終」とか置く人か!(くわっ)
いや、でも、C08の「終」はどちらかというとカイリさん……? いや、いや、待て、落ち着け! C07を読み直すのだ……冬木さん説が出ていたから、密度濃い文体だと思い込んでいたけど、意外と改行多くないか? 改行が多いのは彩真さんの方ではないのか?
それにそれに、気になっていたのはC07の特殊な構成。カイリさんのフェイクってこともあるかなと思ったんですけど、短編の中でいきなりどーんと場面転換を入れてくる感じ、なんか彩真さん作品にあるような……。いや、C07も冒頭部で場面転換してるからあれなんですけど!
あーあーあー、ここ怪しい、怪しい、怪しい!
でも、C07は心情描写の多い文章なんだよなあ。直接的ではなくとも、心情が溶け込んでる感じの文章。最後「映美は不思議そうに掌を見つめた。母から声をかけられるまで、いつまでもいつまでも見つめ続けていた。」の雰囲気は、カイリさんの印象に近い。
うーん、うーん……止むを得ず、彩真さんの長編「+ OR −」を見てみる。短編作品、古いものが多かったから。強盗出て来た、C08か!(単純)確かに、セリフの掛け合いの感じは彩真さん作品にC08感を覚える。
……ああ、そうだ、C08と言えば。「ジーン」が出てくるんですよね! 私も前回の覆面作品で使った名前。よくある欧米系の名前なので、いくらでも被る作品はあると思うのですが……ただ、私はこの人に名前が被っているだけではないあれやこれやを感じてしまったので、これは、どういう……ことか、と。私は速攻で「前回の私の覆面作品を読んで“いない”人が書いたな、これは! 初参加者に違いない!」とか思ったんですが……カイリさんも彩真さんも前回参加してるやーん!(笑)いや、しかし、私の作品を読んでいないことは十分あり得る(私の前回の覆面作品は色々あれだったので、読めなかった人は少なくないはずだし)……さあ、読んでいないのはどっちだ!? という、どうでもいい推理モードに入って、とりあえず掲示板に感想を投下されていないか前回の企画サイトを覗いて来たわけですが、どちらの方も前回Dブロックの感想は残しておられない。めげずに前回の後書きも探して来たんですけど、カイリさんは後書き書いてる時点で「まだまだ多くの作品が読めていません」と書いているし、彩真さんは後書き書いてないしー!(前回開催時はお忙しくて読めなかった可能性高い?)
いや、たとえどちらかに読んだ形跡を発見したとしても、だからこそのフェイク的な取り込みもあり得るかもしれないし、これは手掛かりにならないのかもしれない……(気付くのが遅い)。
あ、でも、彩真さん、今回の意気込みで「トラップでかく乱? しつつ楽しんで書きました。」なんて言ってる。前回の意気込みでも、探偵の推理判断材料を参考にちょっと気をつけたとか書いてるし、この人はフェイク入れてくる人! そうすると、行頭一字下げの削除とかが彩真さんのフェイク……? いや、でもこれ、部分的なんだよなあ。すると、フェイクというよりは事故! 彩真さん、ちょっと変わったエディタを使ったりされているみたいだし、時に複数種類のエディタを使われるようだし、データ移行の過程で空白が落ちちゃったとかそういうのかもしれない! やっぱり、C07カイリさん、C08彩真さんで良いんじゃないかな。いつも「了」使いの彩真さんが「終」にしてきたのがフェイク。さすがにカイリさん、あからさまな特徴は消して来た、で良いんじゃないかしら? 「イレーネ」だって、企画サイト版は「終」がないけど、自サイトでは「終」を加えていらっしゃるし。そういうことだな! よし、よし。
……で、C09の冬木さんとC07のカイリさんの取り違えもちょっと心配です。でも、C09は冬木さんだろうなあ。意気込み読んでも、特にフェイクしていらっしゃらないみたいだし。一文長めなのが冬木さんって覚えてて、C09は一文長めだし。意気込みによれば、冬木さんは、数ヶ月掛けて休み休み書いたとのことで、世界観の設定とかに時間掛けて練ってそうな感じするし。
よぉしっ、今度こそパーフェクトだっ!(AブロックとBブロックの推理は、これから修正しなきゃいけないんだけど…)

というわけで、名探偵アヤキのCブロックは推理は以下のとおりに確定です!(自信満々)

C01 その手が隠したものは→星宗介さん
C02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。→糸さん
C03 死の手招き→財油雷矢さん
C04 なにも宿らない→木菟みるくさん
C05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの→天菜真祭さん
C06 憎たらしい愛にさながら→はなふじマディ子さん
C07 迷い子の手→カイリさん
C08 ナインティーン・イレブン→彩真創さん
C09 プディヤの祈りは銀の蝶になって→冬木洋子さん
C10 奇病と難病→久佐馬野景さん
C11 トゥルーエンド→不適合作家エコーさん


★★★

【追記(推理根拠補足&修正推理):2018年6月18日】

 別途の感想記事が書けなさそうなので(ごめんね!)、推理根拠を補足しつつ、これまでの推理経過で言及し損ねた気になる作品のポイントをつらつら語る追記だよ!
(と言いながら、記事の最後でしれっと推理結果を修正することになったのは、ある種の「事故である。詳細は後述。)

C05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの
 圧倒的天菜さん感に、「天菜さん感!」しか言ってなくてゴメンナサイ。前回も鉄板だった天菜さんが、「今度こそ!」と意気込んだであろうことを知りながら、早々に特定してしまって本当にゴメンナサイ。
 確かに名探偵の私は天菜さんを早々に特定してしまいましたが、天菜さんが天菜さんなりに覆面を被ろうとしていたであろうことは理解しているつもりです。
 でも、だけど、しかし! 天菜さん、あなた何でそんなに性懲りもなく「可愛い女の子」主人公の作品を覆面作家企画に出してしまうんです!?(笑)
 私、知ってるんですよ、天菜さんが「おじさん」や「お兄さん」も書けるって!!! 『仮想鋼鉄』を読んだ時に言ったじゃないですか、これの冒頭部分のような話を出されてたら、覆面作家企画で天菜さんを当てられなかったかもしれないって!!! それなのになんで、こんな天菜さん感丸出しな可愛い女の子を書いちゃうの!!!(笑)
(今回のお話、きっと鈴原くん視点とかで書いていたらもっと隠れられていたと思います…)
 ええ、知っています。私が「可愛い女の子を書いて」って言ったんです。天菜さんの書く可愛い女の子が好きだから。探偵として、覆面作家企画での正解率上げたかったから(腹黒い)。
 天菜さんは悪くない! 天菜さん作品に登場する女の子たちのように、純粋で素直で可愛い天菜さんを唆した腹黒探偵のアヤキが全部悪いんです!!! 天菜さん、ゴメン! 私、天菜さんの心がここまでピュアだなんて思わなかったの、だって、アヤキの心はとっても腹黒だから!(笑)
 てっきり、今回はさすがに天菜さんも女の子以外の主人公で書いてきて、多くの探偵が「鉄板天菜さん行方不明事件」に驚愕する中、それでも微かに残った天菜さん感を見つけて私が見事に正解する……そういうシナリオを描いていたのですが……。
 こんなことを言うのもナンですが、天菜さん作品の天菜さん感は、何よりも可愛い女の子の可愛い口調、ポップな語り口にあるので、次の機会には、ぜひ「女の子主人公回避」で作品を仕上げてみてください。たぶん、それだけでかなりの探偵を惑わせることができるはずです。少なくとも、一読で「あ、天菜さん!」と判定できる探偵の数は減るはずです。
 私は天菜さんの可愛い女の子作品をとても読みたいですが、天菜さんの全力覆面なイケメン男子話も読んでみたいです。玲人さん、カッコいいです。
 名探偵アヤキ、天菜さんの全力覆面作と勝負してみたいと思っています。
 あ、でも、今回だって、天菜さんが天菜さんらしさを消そうと努力した痕跡はちゃんと見つけてるんですよ? 天菜さん作品にしては「どろどろ」感が強めかなーとか、そういうとこ。人間の「黒歴史」とか出てくるとこ。でも「誘導ミサイル」とかふっと出てきちゃう辺りは、「実は理系」「実はロボ好き」「実はSF好き」な天菜さん感が丸っと丸見え大売り出し中なのでダメです。しかし何より、これはもう何度でも申し上げますが、可愛い女の子が主人公な時点で、何をどうしたってもうどうしようもないです! これを天菜さんではないと推理することなんて、いくら名探偵アヤキがこじ付け大得意だって無理というものです。
 次回の真剣勝負、期待しています!(なお、今回のうちにアヤキを叩き潰したい場合はAブロックの推理頑張ってください、例の「秘密兵器」の活躍、楽しみにしているんで!・笑)

 以上、推理に全く関係ない話でした!(天菜さん鉄板だから仕方ないのよ・苦笑)

 さて、ここから、推理の根拠強化も兼ねつつ……まぁ、久佐馬さんから始めますかね。
 にやにや笑って私を惑わす久佐馬さん!

 意気込みで「にやにや」していた久佐馬さんはね、私の推理記事を読んだ後にも「にやにや」していたんですよ、Twitterでね!
 これは、私の推理が間違っていると笑っているのか? って心配になるじゃないですか。後に当人、「推理してもらえて嬉しいだけ」って言ってますけどね、どうだかなー。
 でも、久佐馬さんがそういう「にやにや」する人だからこそ、C10が怪しいよなって思うんです。C01も作中で主人公が「ニンマリ」しているのが怪しいと言えば怪しいんですけど、それよりも、ね、C10なんです。
 C10の冒頭の「あしからず」なんです!
 私、この冒頭の前書き部分、すごく「挑発的」な印象を持ったんですよ。
 「あしからずご了承ください」で締められてたらそうは思わなかったのでしょうが、ここを「あしからず」で締めるのは、なんかすごく突き放す感じがあって、ともすれば「現実の難病・奇病とは違うフィクションだからな。まさかあんた、フィクションと現実を混同する馬鹿じゃねえよな?」って皮肉っぽく言われているような気さえしたんですよ!(被害妄想である)
 そして、もし仮にC10が久佐馬さんでないとしたら、候補になるのは星さんと財油さんなんですけど、星さんはこういう「あしからず」って言わない気がするんですよね。星さんは「にやにや」とかしないピュアな人だと思うの! ちょっとしたイタズラを成功させて「ニンマリ」はしてもね!(C01の銀行強盗はイタズラで済む話じゃないけど、それはほら、フィクションだから! 私、フィクションと現実を混同したりしない賢い名探偵だから!・笑)
 するとやっぱり、久佐馬さんだよなーって。表記法もいくつかはフェイクとしつつ、それなりに癖残りある感じするし。
 「あしからず」を言いそうな人としては、財油さんもそうなんだけど、C03の語り口が「あしからず」よりもずっとずっと財油さん感があるから、財油さんC10もないよなーって思うんです。
 C03はね、これが実は財油さんの未来妄想型自叙伝だよって言われても私は大して驚かないだろうってくらい財油さん感ある語り口なんです……というわけで、C03に関する私の読み解きを少し披露いたします。
 しかし、このC03を私が読み解く時、この主人公に対する私の「憤り」はどうしても触れずにはおれないものでありまして、途中、非常に明白に私が「爆発」しているのですが、それはあくまでの作中の「主人公」、即ち架空の人物に対する憤りでありまして、決して、作者の方に対するものではなく、この作品の作者を貶める意図を持ってのものではないということをどうか心に強く留めておいてください。
 それができそうにない方や、突然の爆発に巻き込まれたくない方は、悪いことは言わないので、この辺で引き返していただけると幸いです(あ、後半の修正推理の結果とか見たい方は【爆発物処理班は撤収しました】をページ内検索して飛んでください。C06絡みの部分も飛んじゃいますけど、この二つセットなので)。
 そして、私のC03に対する感想を読み始めたら、どうか最後まで読み切ってください。最後まで読んでいただかないと意図が全く伝わらない構成で、非常に誤解が発生しやすくなっております……途中で「ぎょっ!」としても、何とか最後まで辿り着いてください。何なら、最後から読んでください。(苦笑)
 どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


【時限爆弾のスイッチが入りました】

 C03については、実は私、その主人公について、「ちょっと(かなり?)感じ悪いな」と思ってしまったんですよね。(^_^;)
 最初、「私」という一人称に女性を想定して読み始めたのですが、主人公の語りがなかなかピンとこなくて頭に入らず、「息子」の単語を華麗に読み飛ばして中盤まで女主人公と誤読してました。(ダメじゃん)
 で、最初に違和感を持ったのが、医師とのやり取りの場面なんですよね。問診結果を医師がパソコンに打ち込んで症例検索して病名を特定しようとしている、という描写なんですけど、医師がパソコンに打ち込む検索ワードが『咳、鼻水、めちゃダルい』……咳、鼻水はいい。が、「めちゃダルい」って何だ、と。主人公が医師に伝えた自覚症状をそのまま医師が打ち込んだってことなんですけど、五十を過ぎた大人が、医師に病状を伝えるのに「めちゃダルい」って言うのか……プロフェッショナルな医師への対応として雑過ぎない? いくらめちゃダルくて、頭回ってないとしても、せめて「すごくだるくて…」くらいにしない? いい歳して不良系の若者のような「めちゃダルい」を繰り出してしまう主人公は礼儀知らずなのでは? と思ったわけです。
 しかも、医師がその言葉をそのまま検索ワードにしてパソコンで「占」って診断をしてるという描写……プロフェッショナルへの敬意が全然ない! ここ、実際にそういう診察をする医師がいるかとうかが問題なのではなくて、こういう場面で、例えば自分の「ダルい」という申告を医師は「倦怠感」と置き換えて検索した、と描写すれば、「お、この医師、プロフェッショナルだ!」って感じが出せるところなのに(別に「倦怠感」なんて専門用語でもなんでもないとは思うけど、プロを前に「めちゃダルい」とくだけた口調で言ってしまう主人公よりは冷静に知的に最適検索語を閃いてるってこと)、そういう描写にはしないで、医師は自分の雑な自己申告をそのまま雑に打ち込んで機械から答えを得ている、という風に書くことがこの主人公の認識として「医師に敬意なんて持ってません!」って表現になってると思うんですよね(直後にそういう意識をより明白にしている描写もある)。
 なお、現実的にこういう医療系占いが可能かってことを考え始めると、Wordさんの表記揺れチェック機能やGoogle先生の気の利く検索結果を見れば、絶対に不可能とは言い切れないとは思うものの、無限にありそうな修飾語付きの検索ワードで検索した場合にも高精度で適切な結果を“確定的に”出してくれる症例検索システムと言うのは、プロユースのシステムとして考えた時にあまりにも設計上の“費用対効果が悪そう”なので、現実にはないんじゃないかしらというのが私の推理になります。しかし、そんなくだらない私の推理よりも、現実との矛盾として一番気になるところは、花粉症の症状で「咳」はないんじゃないかって点ですよね! 咳があったら、そりゃ「風邪」だよ! 花粉症の典型症状は目のかゆみとかです! と言うわけで、たぶん、この作者は花粉症の経験がないに違いない! くそっ、腹立つな!(これは私が毎年花粉症に苦しんでいることによるただの八つ当たりですが、全くもって本当に「腹の立つ」ポイントです。花粉症民はいつだって非花粉症民を呪いたい!・笑)まあ、最初「風邪」にしようと思ってたのを「花粉症」に書き換えた時に併せて直すのを忘れたとかもあるかもですがー、作者がものすごくうっかりさんなだけで、毎年花粉症には苦しんでいるんですーって言ったら、「効果的な花粉症対策」に関する情報と引き換えに全て許しますがー。(笑)
 とにかく! 続く「最近は明らかに花粉症、風邪と思われても断定はしないのがクレーム対策の処世術。」なんて描写を見ても、この主人公、医師に対する敬意なんてこれっぽっちも持ち合わせてないですよ!(ぷんすか)
 そして、話は同窓会のことになり、クラスの美人、みんなの憧れのマドンナの話が出てきます。マドンナのことを激賞する主人公ですが、「ふーん?」という気持ちで読み進めます。
 「今より平均身長の低い当時にしても小柄な155に僅かに届かない」……155cmって、小学五年生当時の身長(女児)だとしたら、平均よりかなり高いし、成人女性の身長としても、特段小柄ではなくないですか? 年配の人(昔)の平均身長で考えるなら、高い方かもしれないよ?
 うーん……これは、作者、大急ぎで書き上げて、細かいところを調べ損ねた口だな!(思わぬ新物証発見!・笑)
 まぁ細かい設定の話はともかく、話の中身に戻ると、このマドンナの描写もまた、私にはあまり感じよく思えず、うーんとなってしまったところです。
 なんて言うか、外見描写が過剰な割に、マドンナの内面的な素敵さを裏付けるエピソードが全然なくて……「容姿的なものだけではない」と言ってはいるけど、言ってるだけ感があるんですよね。外見的なことは過剰なほどに描写されていて、平均身長がうんぬんとか(事実の裏付けとしては誤りを含んでいるように思われるけれども)色々細かく「証明」しようとしているのに、だ。
 この主人公の視点は、本人は無自覚なのかもしれないけれど(その無自覚さって医師への敬意のなさとかにも表れている気がするけれど)、「私(主人公)は「分かりやすい見た目」で物事を判断する人間ですよー」って言ってしまっている気がする。
 消しゴム拾いのエピソードも、主人公がマドンナを魅力と思う「きっかけ」ではなくて、彼女の素敵な性格を裏付けるものではないし……美人の女性を見てポーッとなって、見た目が美しい人は心も美しいに違いないって思い込んじゃってる感じ。まさしく「マドンナ」として彼女を見ていて、彼女の一人の人間としての悩みとか苦しみとかは全然見えていない感じがする。
 そして、同窓会で再会した彼女に、主人公はしつこく「自分が理想とする女性像」を見ているみたい。
 さらに、友人の死に際して彼女に寄り添われて男泣きをし、続いて彼女が病床に伏すと、主人公は親族を介してそこへ招かれ、彼女から長らく秘めていた恋心を、真摯な愛として告白される……これは、何だ、「夢の世界」……か?
 これは、あまりにも主人公に都合の良過ぎる世界じゃないか?
 友人の死に際して男泣きをするのも、いかにも「俺は友達思いの男なのだ、男同士の熱い友情があったのだ!」って感じなんですけど、その親友がお祭り好きにもかかわらず同窓会に顔を見せないことを「そう気にとめる事も無かった」人間が、何を今更! って感じしません? 親友なら、「同窓会来なかったな、どうしたんだ?」ってなるんじゃなぁい? 少なくとも「あいつ来てないな、珍しいな」なんて話題にしてあげたいところ……でも、この主人公は親友の不在を「気にとめる事も無かった」のです。
 そして、この主人公は、マドンナな彼女の病室に招かれ、彼女の最期を前に愛の告白を受けるのですが、それに対して、『私もだよ』と平然と応え(それがさも当然のことであるかのように!)、彼女の臨終に際して涙ひとつ流さず笑顔で病室を去るのだ!!!
 死を間際にして、親族を介してわざわざ長年片想いし続けた人を呼び出して、最後の力を振り絞って想いを伝えた彼女に対し、主人公の男の対応、さすがにちょっと軽過ぎやしませんか!? 親友の死には男泣きし、長年片想いしてきた相手の死には涙を流さず……女に溺れず男の友情を大事にするハードボイルドな俺、カッコいい……って思ってる奴でしょ、この主人公!(プロフェッショナルへの敬意の不在に係る描写なども含めて、私はあちこちでこの主人公が自己愛型の自意識の強いタイプで、結果的に他人を平気で蔑ろにする奴なんじゃないかと分析しました)
 そもそも、マドンナの彼女がこの主人公をずっと想い続けた理由って何なの? 彼女にとってどこが彼の魅力だったの? 拾った消しゴムをぶっきらぼうな態度で渡したのが「きゃっ、ワイルドな感じで素敵!」になった? まさか! それで何十年も思い続けて、しかも同窓会など機会は色々あったはずなのに、その時は何も言わずに、最後の最後に伝えようって……よっぽど「今は言えない」理由があったならともかく! そんなことにはこの主人公の語りでは何も触れられておらず、主人公はそういう事情の存在を気に掛けすらしていなくて、彼女がこれまでの人生をどんな思いで生きてきたのか、真の意味で知ろうとすることなんてなくて、結局、彼女の人間性についてはこれっぽっちも興味なんてなくて、「彼女のことをずっと考え、その唇を誰よりも見てきたのだ。」なんて「嘘をつけ!」って感じで(理想としての彼女について妄想してはいたのかもしれないし、下心を含めて度々その「唇を見て」はいたのかもしれないが)、彼女の死後には自分はただ「生きよう」って、つまり自分のことしか頭にないんでしょうって感じで!!! たぶん、これ、最後にこんな形で愛を告白されたらいいなーって言う主人公の希望がそのまま実現しちゃった系エンドなんじゃないですかね!(ぜいぜい)←ここまで一気に叫んだ感じ
 気になるのは、作者がどう言う意図でこの話を書いたのかと言うこと。「男の理想ってこんな感じだよね、現実にはそんなことあるはずないのにさ!」という痛烈な皮肉のつもりなら、私はこの主人公のことは大嫌いだけど、まぁ見事に作者の手の内で踊らされる感じの感想を私は持っちゃったなって思うわけです。ものすごく腹立つ(笑)けど、「ものすごく腹立たせるために書いた」と言うなら仕方ない。くそっ!(悔しい!)ってもんである。
 ただ、皮肉なら皮肉としてもう少し最後のところに「皮肉だよ」って分かる明確なマークが欲しかったとも思うわけで(それこそ、ベタだけど夢オチにするとかだ)、実際のC03の最後の締め方を見ると、作者はこれを素直な「男の理想」として憧れを持って書いたのかなぁという印象の方が強くなるんですよね。
 そうするとどうなるかって言うと……これはある種の少女漫画の男性版なのかもしれない……と思うわけです。(イメージとしての)少女漫画に登場する男性キャラ(恋愛漫画における主人公の相手役)って、なんかぶっきらぼうだったりそっけなかったりするんだけど、肝心なところでは女心をよく分かっていて、ものすごくいいタイミングでカッコよく口説いてきてくれたりするじゃないですか!(笑)そう言うのって、男性が冷静な目線で見ると「こんな男いねぇよ!」ってなることも少なくないと思うんです。私がC03のマドンナ(主人公から見た理想としての)に感じた「こんな女いてたまるか! 女心を舐めんな!」って気になったのは、つまりそう言うことなのかなぁって……。(苦笑)
 私はC03の主人公を全然好きになれないけど、きっと、こんな風になりたい、この主人公のように生きたいなぁ(周りの事情が自分に都合よく進む点も含めてそうなるといいなぁ♪)と憧れの気持ちを持ちながらこの物語を読む人もいるんだろうなぁ、と思っています。
 いずれにしても、妄想するのは自由です。もし私の隣にこんな人がいたら、「現実にこんな都合のいいことあるわけないんだよ、目ぇ覚ませ!」って私は言っちゃうかもしれないけども!(今、まさに言ってる)

 ……で、私はこのC03を財油さんの作品だと思っているわけですが……(この流れでこれを言うのは正直、「なんかスミマセン…」って気はちょっとはしているんですけど、私がC03を財油さんと疑っているのは従前より明らかなので、今更隠しても意味ないので…スミマセン・苦笑)……一番の特徴は、語り口、ですよね。理屈っぽい感じ。たぶん、財油さんのTwitterとかの語り口とも近いです。素の財油さん感。前回の覆面作品もまさにまさにって感じ。
 ただ、一点気になるのは、主人公の年齢です。これまでの財油さん作品(過去の覆面作品)み見ると、語り口は理屈っぽくて、オジサンっぽい(失礼になるかもしれないがそう言わざるを得ない)感じがするんですけど、実際の主人公は割と若い感じなんです。語り口はオジサンだけど、内容は割と若い……それが財油さん作品の特徴なはず。それなのに、今回の主人公は50代から始まって、90歳を超えるおじいさんに。これは本当に財油さんなのか……と思うわけですが、ここで、C03の主人公の医師への対応を思い出しましょう! 「めちゃダルい」の表現について、私、「不良系の若者のよう」って言いましたよね? 若者感! この若者感って財油さん(の作品)感なんじゃないですかね!?(笑)なお、財油さんが現実に何歳かは問題ではない!
 と言うわけで、やっぱりC03は財油さんだよねーと思うのです。
 財油さんは意気込みで執筆期間について「結構勢いをつけて1週間かけてないかも?」と答えているので、細かい設定のミスは勢いに飲まれて見落とした系と推察できます。文字は詰まっているので、それなりに時間掛けて書いててもおかしくはない。字数も割とギリギリっぽいので、削るのに苦労したとかあるかもです(それでマドンナ絡みの裏付けエピソードが全部吹っ飛んだとかもあるかもしれない? だとしたら、私の主人公分析は誤りということになるかもしれない)。
 一方で、C03の主人公への「腹の立つ感じ」は、意気込みで「にやにや」していた久佐馬さんの態度にも通ずるところがあると言えないこともないのですが(名探偵に対する敬意が足りないように思いました!…と言うのは冗談ですが・笑)、久佐馬さんの「にやにや」はC03の主人公に対する腹の立ち具合と比べると「そこまでじゃないよな」と思うので(そしてフィクションの内容を作者の人格と直接的に結び付けて考えてはいけないと言うので!)、「アヤキをすごく腹立たせよう」と企んだ久佐馬さんの渾身の覆面作という可能性は消しました(そもそも覆面作家企画8より前にアヤキと久佐馬さんの間に接点はありません)。
 やっぱりC03は財油さんです。誤読してたらゴメンナサイ。
 なお、「フィクションの内容を作者の人格と直接的に結び付けて考えてはいけない」のに、C10の「あしからず」は直接的に結び付けるんだなって思った人がいるかもしれませんが、あそこは「前書き」として書かれていて、作者から読者へのリアルなメッセージだと思っています。そうでないと「この物語はフィクションです」ってのがフィクションになってしまって、リアルには「この物語はフィクションではないです」ってことになっちゃうからだ! だから、あそこは作者の人格と直接的に結び付けてもいい! こじ付け感なんて覆面推理では気にしたら負けだ!(いや、むしろそこを気にしないから負けるのでは)

 とにかく、C03は片付きました(C10についても自信が強まりました)。
 で、このC03と対照的な私のお気に入り作品がC06です。
 これも男女(夫婦)の関係をメインに描いているのですが、その描き方がC03とはだいぶ対照的なのです。この作品についても、私なりの読み解きを説明していこうと思います。

 まず、私はこのお話(この主人公)が好きです!
 C03について主人公に憤りをぶつけまくった後で恐縮なんですけど、C06とC03はものすごく「対照的」なので、一人の人間のそれぞれに対する反応が対照的になるのはやむを得ないこと……と御理解いただけると幸いです。

 私は、C06を読んでいて、「この夫婦いいなぁ」と思いました。割と、序盤から。
 最初の下りは、主人公である夫がとても亭主関白的な人間で「なんだよこいつ」となるわけですが、少し読み進めていくと、「これはちょっと違うぞ」と言うことがすぐに分かります。
 夫は確かに亭主関白的なんだけど、そのことについて妻は特に不満を持っていない。それどころか、「ちんけな自慢話」を得意げに披露する夫の話を楽しく聞いて、夫の意地っ張りを面白がってさえいるようです。
 夫は「自分が偉い」と思っている亭主関白だったけど、一方で、妻の死後には自分が妻なしでは全然ダメだと自覚して弱々しくなってる。いや、たぶん、この夫は、自分が妻なしではダメなことを、妻の生前から、心の奥では自覚していたんじゃないのかな? 実際、妻のことをとても愛していた。
 「言葉」では、「俺が一番偉いんだぞ!」と強がりつつ、常に妻に支えられて生きてきて、妻の支えを引き出すように振舞っていた。
 「僕に構って! 僕を褒めて!」って。
 そう言う夫の子供っぽいところを、妻は愛しく思い、愛していたんじゃないかな。
 新聞の人生相談欄か何かで、喧嘩ばかりなのに離婚しない夫婦についてだったか何だったか、「夫婦のことは夫婦にしか分からないのだから、実の子であれ何であれ、他人が余計な口出しをするもんじゃない」的な回答を見た記憶があるのですが、この夫婦もまさにそれだったんだろうと思います。
 この妻にとって、この夫は、亭主関白で前時代的な不快な夫……なんかでは全然なかった。「言葉」を交わさなくても相手の考えていることがわかってしまい、相手の自分への想いを感じることができる最高に相性の良い相手だったんだと思います。
 読んでいて、それが自然と分かって、最後の方の妻からの手紙が出てくる前から、「いやいや御主人、奥さんはあなたのこと全部よく分かってたよ。あなたの愛も強がりも、全て丸っとお見通しだったんだよ!」って感想メモに書いてましたからね。(笑)
 この奥さん、すごくすごくすごーく聡明な方だったんだと思う。
 最期に夫宛の手紙まで用意してるとか、超能力者かってレベルです。(笑)
 この奥さん、完全に夫を手のひらの上で転がしていますよ!!!
 この家庭、亭主関白なんかじゃ全然なくて、圧倒的女性優位、完全なるかかあ天下じゃないですか! かかあ天下の方が家庭はうまくいくってよく言うけど、うん、確かにそうだなって感じです。(笑)
 夫は妻について「己のお嫁さん≠ニしての像をまっとうすることに関して、非常に頑固であったから。」と言っていますが、ここ、あくまでも「己の(妻自身の)…像」なんですよね。わざわざ「お嫁さん」の部分が強調されてはいるけれど(いるからこそ?)、実際には「お嫁さん」の部分には大した意味はなくて、自分自身の理想像(理想の自分)のために、彼女は自ら家事をこなすことを選んだんじゃないかな。そして、何も分かっていない風の見せ掛け亭主関白な夫も、実はそう言うところ(妻にとっての大事なものが何か)をちゃんと分かっている人なんですよ。
 この、自立した女性像(自分の意思を持った女性像)、そしてそれをきちんと理解している男性像は、C03とはかなり対照的です。
 妻に先立たれて「私は彼女がいないと…」としょげてしまう夫も、C03の余裕の微笑みでマドンナの最期を看取る主人公とは違います。C06の夫にとって、女性(妻)の存在はとても大きなものなのです。
 こうして見ると、C06が夫婦を描いているのに対し、C03が最終的に相思相愛ということになったとは言え「結婚できなかった二人」を描いた作品であることを興味深く思います。C06の夫婦は、真にお互いを想い合った関係を築いていた、だから夫婦になれたし、夫婦としてやっていけた。でも、C03の二人は、実のところ全然相手のことを思い合っている感じではなかった(主人公はもちろん、マドンナな彼女の方も具体的に相手を想うエピソードに乏しいので彼女もまた主人公のことを想ってはいなかった、と私は解釈します)、だから夫婦にはなれず、結ばれなかったのではないか、と。
 さて、繰り返しになりますが、私はC06の作品がとても好きです。ちょっとダメダメ感もある夫も、聡明過ぎる妻の視点において「とても可愛」く見えます。
 胡瓜の味噌汁も食べたことがありますが(最近もこれ読んで食べたくなって作った)、茄子の味噌汁がいける人なら何ら問題はありません。キュウリはウリです。(真顔)
 夫は外で働き、妻は家を守る……古臭いと感じる人もいるかも知れないけれど、「自由」な社会においては、それぞれの得手不得手と希望を踏まえて、適切に役割分担することは妨げられるものではありません。本人が「私は家事を仕事にする!」と決めてそれに取り組むなら、それを共に暮らす家族が認めているなら、他人からそれを非難されるいわれはないのです。
 この夫婦は決して「昭和時代の幻想」を再現しているわけではない、と私は思います。C06は、ものすごく現代的な、いいえ、今よりもさらに進んだ真に理想的な夫婦関係を描いているように私には思われました。
 「味噌汁事件」だって、それを味噌汁事件と呼ぶのは「我々」ですしね。つまり、度々その時を思い出して夫婦で話題にしてたってことでしょう? 「そんなこともありましたねぇ。」って。
 もっとも、妻に先立たれて気弱になる夫を完全に先回りしている妻の聡明さは、「女強し」の色が濃い気もして、ちょっぴりフェミニスト寄りかもしれないけれど、でも、一見ダメダメそうな夫にもさり気なく花をもたせているシーンはあるわけで(糸紡ぎの場面で妻の技術を認めていることや子供ができないことの場面で第一に妻の身を案じていること、前述した「妻にとって大事なもの」が何か分かっていることetc.)、充分にフェアに「理想」を描いていると私は思います。
 まぁ、「そんな察しのいい男はいない!」なんて反論が男性陣から出ないとも限らないのですが、でも、それをすると「僕たち現実の男はみんな鈍感で気が利かないのです」と言っていることになるから、男性陣、この理想の男性像に反論はしづらいんじゃないかなぁ? もちろん、「僕たち現実の男はみんなもっと優秀です! 妻の生前から明確な言葉で愛を囁き、初めての胡瓜の味噌汁には『こんな美味い味噌汁は食べたことがない! これは究極の味噌汁だ!』と大袈裟過ぎるくらいに褒めて、妻がお代わりを注ぐ前に立ち上がって自らお椀にお代わりを注ぎます!」って反論してくれるなら、私は、「まぁ、素敵! 少女漫画のヒーローよりも素敵な人が現実世界にはいるのね!」って瞳を輝かせちゃうと思います。素敵!
 C06の最後、言わなくても全て分かっている妻から「分かってる」との手紙をもらってもなお、妻に自分の言葉で愛していると「伝えたい」とこだわる夫の態度を、「既に伝わっているのに自ら伝えることにこだわる」のは、妻の気持ちに反しているのでは的な感想も見たような気がしますが、私は、この夫が「それでも自分でちゃんと伝えたい」と思い続けるのは、全部お見通しされて悔しい夫の「プライド」や「意地」的な奴なんじゃないかなぁと思っています。
 妻にしてやられっぱなしじゃ「やりきれない」んじゃないかなぁ、と。それまで、「偉い夫」を演じてきた夫としては、さ。
 亭主関白的に「俺と結婚して幸せだったって言え!」って言って、妻の返答に、「そうだろう、そうだろう。何しろ俺は、世界で一番お前を愛していた男だからな!」とか言ってやりたいんじゃないかなって。(笑)
 そう言う感じで楽しく“亭主関白ごっこ”なコミュニケーションを取るのが、この夫婦のやり方だったんじゃないかなって思うのです。妻に先立たれた寂しさから、夫は「本当にそれで良かったのかな?」と不安になったりもしてるようだけど、二人ともそれで別に良かったんだろうし、そうするしかできなかった……ってのが確認されたからこそ、「見せ掛け亭主関白な夫復活!」なのかも、とか。
 例えば、妻からの手紙を見た後の夫の「そのような憎たらしい記述。本当にもう、おまえなんか。」ってところ、なんと言うか「お前はそういう奴だよな!」感があって、夫はずっと前から全力の愛情を込めて妻のことを「憎たらしい奴」と思ってたんだろうなって思うんですよね。夫の強がりとか意地とか全部分かって先回りして、さも夫を立てる妻のように振る舞っている妻に対して「上手を取られてる」って自覚、あったんじゃないかなぁ。お互いに全部分かっていて「自分たち夫婦はこれでいい」という合意があったんだけど、夫の方は妻に先立たれた寂しさで「本当にあれで良かった?」ってなってしまって、そこに「それで良かったのよ」っていつもの妻の先回り手紙を見つけて、「そうそう、お前はそういう奴だったよ、畜生!(笑)」みたいになってるのかなーって。つまり、これは亭主関白な夫が妻の死を経て「反省する話」ではなくて、「夫が見せ掛けの亭主関白を演じてそれで上手く回っていた家庭において、妻の死後、夫がそれまでの夫婦関係を振り返って不安になった時に、亡き妻から『私たちはこれで良かったのよ』と言われて、二人にとっての理想の関係に回帰するべく、元どおりの亭主関白“風”の夫に戻るお話」なのではないか……とか、とか。
 夫の「未練なく死に」たいって言うのも、別に早く「死にたい」わけじゃなくて、しっかり生きて、きちんと成仏して、そしてまた極楽浄土で妻に会いたいってことなんだと思うんですよね。この夫にとって、妻の存在はとても重要なものだったけれど、必ずしも全依存だったわけではないんだろうなって思っています。それぞれ自立した世界を持っていて、その上で「助け合う」関係を築いていたんじゃないかなぁ。個人的な希望を込めて、そう思いたいってところはあるんですけれども。
 以前、妻に先立たれた男性は短命傾向になるのに対し、夫に先立たれた女性が長生きするって話を聞いた覚えがあるけれど、C06のこの夫、妻には先立たれたけれど(「どうせ私も長くはない命」なんて言ってるけど)、案外長生きしたりするんじゃないかなぁ。妻のことを思いながら、妻に再会した時に「立派な自分」でいるために一日一日しっかり生きて、「やぁ、妻よ。やっと会えたな。偉い私は現世での使命がたくさんあって、ここへ来るのがだいぶ遅くなってしまったよ! お前に教えてやりたいことがいっぱいあるんだ!」(あくまでも上から目線・笑)みたいになるんじゃないか、と。そうなってほしいなぁと思っています。
 そして、妻の方はそんな夫の「意地」も含めて全て丸っとお見通しで、「あなたが現世で立派に務めを果たしていらっしゃると仏様から伺い、私も妻として誇らしく思っておりました(「お前が現世で何しとったか、空から全部見えとったで」の意)。」とか言われちゃうんだよ!(笑)

 で、この、C06、私ははなふじさんが作者だと睨んでいるわけです。
 はなふじさん、前回の覆面作も、実は夫婦の話だったんですよね。しかも、夫婦仲が悪いと思われていた夫婦が、実はそんなことなくて、妻は夫を愛してた……と言う展開っぽいんだけど、この妻の夫への愛がちょっと狂気じみていて、この「狂気」ゆえに、夫と妻の実質的立場が逆転する感じがある。この夫婦の関係性と構成、改めて考えると、今回のC06と似てるよね。前回の覆面作は、妻の立場からの見方(視点者は第三者だけど)を中心に描いているけど、今回は夫の立場から描いています。いや、話としては全然違うんだけどね。
 C06、はなふじさんでOKじゃないでしょうか!(嬉々として)

 C03とC06は、一読時から語りたいことのある作品だったので、思いっきり語れてとても満足です。感想記事を書けなくてもこの二つについては私見を披露しておきたいと思っていました。
 作者の方のためではなく、同じ作品を読んだ他の読者の方々との意見交換がしたくて。
自分の感想を書きまとめたことで自分の考えを確認できたので、これで落ち着いて他の方の感想を読めるなぁって思います。
 この二作品をどんな人がどんな風に読んでいるか、とても興味があります。他の参加者の皆様にもこの二作品について深く深く深ぁく、語ってほしいです。
 既に掲示板に出ているCブロックの感想は再チェックしたけど、人それぞれ見方が違ってなかなか興味深かったです(追加語りしてほしい方もちらほら)……しかしたぶん、私の感想が最過激派ですね。(笑)
 私は、C03の死生観は全く記憶にないレベルの読み方になっちゃったし(主人公の言動(主人公から見た「他人」の扱い)が尽く気に入らなくてそれどころじゃなかった・笑)、C06はこの夫婦を「昭和の夫婦」と見た人が少なくないらしいのが意外でした(「亭主関白ごっこ夫婦」という読みは時代の先を行き過ぎてるのかしら?)。私の感覚では、C03の主人公の方がずっと昭和的な気がするのですが、確かに、内職で糸を紡ぐのは平成時代の話じゃないよな……(夫婦の在り方的には充分今時でも)。
 いずれにしても、これは私が個人的に感じ想ったことなので、作品解釈として正しいのかは分かりません。あくまでも私見ですよーってことで。
 非花粉症民を呪いたくならない心優しい花粉症民もいるかもしれないしな!(笑)


《2018年6月30日の補記:別記事で書いたことですが、念のためこちらにも転載しておきます。ただの言い訳ですが…》
 私は推理過程において、C03の主人公について「大嫌い」だと言いました。でも、「だからC03を読むな」とは言いません。むしろ「だからC03を読め(そして各々感想を書け)」と言ったつもり……です。
 C03について考えながら、私の頭の中にはずっと、物書きなら皆一度は聞いたことがあるであろう、ある格言がありました。
 「受け手の心を強く動かす作品は、たとえその心の動きがポジティヴであれ、ネガティヴであれ、優れた作品である」
 実は誰の言葉だったのか全然覚えていないし、内容もだいぶ意訳っぽくなっていますが、よく言われる奴です。
 私は決して「C03は優れた作品である」とは言いません。だって、私はC03の主人公のことが嫌いで嫌いで仕方ないんだもの! 本当に嫌いなんだもん! でも、前述の格言が誤っているとも言いません。皆まで言わすな、という奴です。
 何を、とは決して言いませんが、私は全身全霊をもって褒めてしまっている……ような気はします(決して褒めたくて褒めているわけではありませんが)。
 本当に、私は馬鹿だな、と思っています……よく、分かってはいるのです……が、だからこそ、あんな風に叫ばずにはいられなかったのです。「察してください」と申し上げることが身勝手であることは百も承知ですが、察してください……。orz
 推理記事と感想記事を分けなかったので、名探偵(自称)の軽いノリで書いたところもあり、感想部分だけでももう少し真面目に書くべきだったのでは…と思うところがないではないのですが、内容については私の主観において嘘はないですし(それが正しい作品解釈なのかは分かりませんが)、やはりあれが私の表現者としての限界だったと思っています。私なりに真面目に真剣によくよく考えて書いたものなのです、あれでも。
 もちろん、それでも「結果としてできあがった記事のあの表現はよろしくない」という評価はあり得るので、御批判は甘んじて受けます。願わくば、C03が「“アヤキがああ言っているから”悪い」などと不当な根拠で悪く言われることのありませんように。



【爆発物処理班は撤収しました】


 さて、満足したところでとっとと切り上げたいのですが、これでCブロックについて語り損ねたことはもうないかなーと見ていると、まだまだ語り損ねたことがあることに気付いたので、引き続き語ります! 今度はまた、推理の話の割合高めでいくよ!


C11 トゥルーエンド
 これがねぇ、エコーさん作品だって、なんでみんな気付かないかなぁ?
 確かに、掲示板であんな意気込みを披露していた不適合作家エコーさんが、パンダの着ぐるみを着て大道芸人(路上パフォーマンス)しているらしいエコーさんが、こんな意志の強い女性を主役に据えた壮大なラブ(?)ロマンスを書くなんて一見思わないかもしれないけど、でも、意気込みからリンクされていたサイトではなくて、作品一覧からリンクされているエコーさんの「小説家になろう」のページに飛んで作品を読むと、これがびっくり、あっさり簡単にC11っぽい作品に辿り着いてしまうんだ!
 「君の導火線」がまさにそれ。未来を知る女の子の「悟った」語り口……似過ぎてるから偶然のトラップじゃないかって? いやいや、だって、一行空きの書き方以外は完全にエコーさんですよ!(一行空きだけささっと詰めたと思われる)
 これは、どう考えても、他の探偵たちがエコーさんの意気込みフェイクに惑わされてるだけでしょ!(笑)
 エコーさんの意気込みは、私がCブロックの推理記事を上げた後のものだし、私の名推理に動揺して「撹乱」を図ったのかもしれませんよ?
 「全裸で書き上げました」には、撹乱作戦の意図に加えて、「名探偵アヤキに速攻当てられてしまうくらいにありのままの自分を出してしまいました」の意味も隠されていると思いますね!(笑)

 そんなこんなで、確信を持ちつつ、名探偵アヤキはTwitterに投下し損ねたメモを見つけた。

「文体的にC11エコーさんあり得ると確信したけど、「態と」が気になる。これをわざわざ漢字にしてきたのは覆面ではないのか。すると、確かにファーストインプレッションの投票結果で高い支持を得ていた彩真さんではないか。彩真さん、覆面しそう。」

 ここでの「覆面しそう」ってつまり「フェイクしそう」って意味なんだけど。
 うーん、でも「わざと」って割と一発変換だからなぁ。たまたま一発変換されて、フェイクも兼ねて「これにしとくか」ってのはありそう。エコーさんだって、全裸で作品を書くくらい(嘘か本当か知らないけど意気込みによるとそういうことらしい)気合いを入れているらしいので、変換癖いじるくらいはするかもだし。
 書く端末を変えたことで変換癖が変わってる可能性もあるよね。
 というわけで、C11は不適合作家エコーさんです!
 そう言えば、このC11、とても乙女ゲーム感あるし、女性作家っぽい感じがある一方で、某少年漫画を思い出すところもあるんですよね。
 藤崎竜版『封神演義』! 妲己ちゃんです。この点、推理に活かせるかなーって期待してたんですけど、特段、エコーさんとフジリュー版封神演義の間の繋がりは見つけられ……ていないこともない、と思うのは、エコーさんがTwitterでよく漫画の感想を呟いていることですね。ジャンプ、愛読されているみたいなので。『封神演義』も御存知そう。
 そうそう、エコーさんはTwitterで謎SSも書いてたなぁ。→ https://twitter.com/echo_novel/status/1003427129487310848
 私、一応これについて解読を試みたんですよ。

やり過ぎだったのかも→覆面被り過ぎて見つけてもらえなかった?
黒い鳥たち→遅れてCブロックに集まった探偵?
何のため?→食べるため!(違)

 ……しかし、私は速攻でエコーさんを見つけた(つもりである)ので、一文目の解読からして誤りなんですよね。まさか、「帰ってしまった友達」が、早々にエコーさんを見つけた気になってCブロックを離れた私だとでも? ふんっ、そう思わせて推理を変更させようという混乱狙いSSなんでしょう!? 名探偵アヤキは騙されません!!!٩(๑`^´๑)۶
 という結論に達して、「C11はエコーさんで疑いなし」なんだけど、まさかの彩真さんとの入れ違いフェイクだったらどうしよう……でも、それはない、ないよなぁ!
 でも、C11読んでるとなぜか真北さんがちらつくんだよなぁ! そして、私の中で真北さんと彩真さんは同カテゴリにいるんだよ!
 「国」を「おとこ」と読ますの、エコーさんっぽさもあるけど、真北さんっぽさもあって、この真北さんっぽさって彩真さんっぽさ? みたいな混乱が生じてる。ううーん。
 C11のカッコ書きルビの癖が確かに彩真さんっぽいところはあるーあるんだけどーえー!(動揺)
 でも、もしエコーさんが彩真さんと入れ違いでC08だとすると、ダッシュの出現頻度がおかしいんですよね。エコーさんはダッシュはあまり使わない感じがする。特に、台詞中では。
 エコーさん作品に見つけた「......ほぅ、今度は卵かい?」の台詞。C11の「ほう……?」の台詞。これを類似と見るべきか「違う」と見るべきか分からない!
 あ、でも、エコーさん作品にもう一つ「ほぅ」見つけた!

「とても好きだった彼女がいたんです」
「ほぅ......」

 この、話の続きを促す感じの「ほぅ」はエコーさんの特徴になるのでは? 「う」が小さいのは一応のフェイクなんだよ!
 もしエコーさんがC08だとしたら、扉が開く場面で擬音語が出てこないのが不自然な気がするんですよね。エコーさん、擬音語多いの。まぁ、それもフェイクと言われたらどうしようもないのですが!
 でも、彩真さんの「本当に呪いたかったのは…」の文体はC08の冒頭の地の文とテイストが一致するし、彩真さんのコメディ作品の畳み掛け台詞の感じはC08の酒場での台詞の感じに似てるんだよなぁ。
 彩真さんの覆面用没プロット見ると、「国を守る責任感が強い王女」とか、確かにC11と通じるところもあるんですけど、あるんですけど!
 また、前回の彩真さんの覆面作の細かく分割された構成も、C11と近いと言えば近いし!
 でも、物語の展開的に、なーんかC08はエコーさんじゃない気がするんだ。そして、とても彩真さんっぽい気がするんだ。この、無事にくっつくめでたしめでたし感。
 エコーさんじゃない気がするんだよなぁ、C08のこういう二人を出してくるのは。世界観もちょっと違うし、登場人物の「キャラ」も違う気がする。
 C11のダッシュのようでハイフンな記号遣いは、執筆環境を変えたと言うエコーさんがスマホで書いたからとかありそうだし。
 うーん……C11にちらちらしている彩真さん感(意気込みでトラップを仕掛けたとかおっしゃってる辺り)は捨てにくくて不安だけど、エコーさんをC08に置いた時の違和感は現在の推理の不安感を上回るので、やっぱりこれでいい気がするなー。
 彩真さんがC11で、エコーさんがC08ではない何か別の作品って可能性もないではないけど……。カイリさんとの入れ替えとか流石にないわーって気がするしなぁ。C07の現代パートはエコーさんの覆面があり得ても、ファンタジーパートはなんかない気がするんですよねー(エコーさんのファンタジーはこういう路線じゃない気がする)。
 C01とかならあり得ないこともないかもしれないけど……でも、そうすると、星さんどこ行くのって感じだし。
 C07とC08は共に女性作家感あるんですよねー。最初、C11にもそれがあるように思ったけど、それはエコーさん感だから違うの。(笑)

唐突に、ダッシュっぽい何かの使い分けまとめ。
−−/――←C10
−−←C11
――←C09
―←彩真さんの前回覆面作


 C08の「うるせぇ!」とか、完全に彩真さんなんだよなー。うん。やっぱりC08が彩真さんだよなー。
 C11の名前の「カタカナルビ」もエコーさんな気がするしなぁ。

 うーん、うーんと悩みながら、そう言えば、エコーさんが積極的にTwitterで宣伝しているファンタジー小説「ティーチ」は、「小説家になろう」になかったよなーと思い、Google先生にお手伝いいただき、探す。「カクヨム」にあった。
 壮大なファンタジー設定、C11の裏付けになるかなーと思いつつ、名探偵アヤキは気付いた。
 ランダム一字下げの癖(たぶん事故)が、はっきりと!!!(笑)
 これは……この特徴は……C08にもあるし、C11にもあると言えばある!(ダメじゃん)
 でも、ファンタジー世界に生きる人たちの心意気的なものが、私の感覚だと、C11の方がエコーさんに近いと思う。


 と言うわけで、C11がエコーさんでいいでしょう!!!(無理矢理)

 ……と言う記事を準備している最中、彩真さんが『封神演義』絡みのツイートをRTしてくるという事件(これは事件である!)が発生し、名探偵アヤキは頭を抱えた……。
 いや、こういう時期だし、『封神演義』は超有名作だし、全覆面作家が知っていても不思議はない……むしろ、C11が『封神演義』をヒントにした作品であるなら、このタイミングで彩真さんが不用意に関連ツイートをRTしてくる可能性は……あるよなぁ、好きな作品なら見過ごせないよなぁ!(絶望感)
 いや、でも、でもさ、C11のエコーさんらしさはやっぱりさ!(気を取り直して)
 推理を変えるほどのC11彩真さん証拠はないし、ここでCブロックの奇跡の聖域封印を解くのは覚悟が足りない気がするから名探偵アヤキの直感を信じて貫くべきだと思うけど、一応、「可能性を疑った」という記録だけは残しておこう。
 でも、C11はエコーさんだ、そうでなくちゃいけない!!!

 ……と記事に書き足し書き足ししている最中に、またエコーさんがTwitterで構ってもらいたそうなヒント発言してて、「分かった、分かった、今、言及しようと思ってたところだから、本当に……ちょっと黙ってて!(怒笑)」という気分で、完成しかけたCブロックの追記記事にまたしても手を加える羽目になっている……くそう、こんなことになるくらいなら最初の意味深ツイートを見た時点でテキトーにいじっておけばよかった……(←後でブログ記事にまとめる時にいじってあげればいいやと思って放置したツケな気がする)。
 で、以下が、エコーさん御自身の件の謎SSの御解説ツイート(https://twitter.com/echo_novel/status/1007461527450836992)によると、「あの意味は、ファーストインプレッション 少なくても当時の最有力は外れ という挑戦状でした」とのこと。あー、はいはい、あくまでも「ファーストインプレッション」での最有力候補の否定ね。まぁ、大体そんなことだろうと思っていましたが。
 「隠れんぼ」ツイートは、私がCブロックについて投票を済ませる前になされたもの。その時点での投票結果は確かに「おかしかった」。まぁ、第一印象推理の投票結果だけ見たエコーさんが「かなり逃げられてる、へへっ♪」と勘違いしたとしても不思議ではない。でもね、名推理アヤキは、速攻でエコーさんを当てているのよ! 全然、隠れられてないのよ!(笑)
 と言うことで、一見悩ましかった謎SSは、エコーさんの勘違いに基づくツイートだったと言うことで(全く、エコーさんったら人騒がせなんだから! ちゃんと服を着なさい!・笑)。

 ……と全裸のエコーさんを片付けて、悩ましき、C07とC08でのカイリさんと彩真さんの一騎打ち。いや、一騎打ちならあまり悩ましくないのですが(既に検証済みである)、C06カイリさん説を見掛けた気がするので、「確かにその可能性は検討してなかった!」と思い、はなふじさんを交えて合議に入りたいと思います。
 ……カイリさん作品を読みつつ、C06と比較……し得る作品が見つからない。(笑)
 うーん、カイリさんはC06のテイストじゃない気がする。やっぱりカイリさんの描写力、ファンタジー系統の方って感じするし。
 しかし、今更だけど、ピアノコンクールで義手装着者は出場不可なんて規定を持ってるとこ、実際にあるのかしら?(少なくともその手の規定が“ない”コンクールはいくつか見つけた)これは、後半の現代パートも精密なプログラムを組み込んだ高性能義手が普及した近未来の話とかなんだろうか(こういう高性能義手、技術的にはすでに実現可能っぽいけど、どこまで普及しているのかについては私に知見がない)。前半部分との繋ぎ方(文章構成+テーマ的な繋ぎ方)を含めて、この後半部分にはちょっと疑問が残ります。せっかくファンタジーと現代の世界を繋ぐなら、その効果を高めるためにも現代パートはあくまでもリアルな「現代」、「現実」であって欲しかったと言うか…。同じく義手のピアニストを題材にしているB03は非リアルでSFちっくな世界観を最初から採用しているんだけど、そちらは「そういう世界の物語」としてはリアルに感じられて腑に落ちやすく 、丸っと異世界、別時代ならそれはそれでOKではあったんですけれども。C07にはファミレス場面があるし、そこが「現代」っぽくて良いんだけど、近未来設定で解釈するとなるとそこがちぐはぐな感じになっちゃう気がして悩ましい。
 しかし、冒頭の不思議な「手」の付き方についての説明における痛恨のミス(ミス…だよねぇ?)と合わせて、C07の作者は現実的な細かい設定を詰めるのに慣れていない…あるいは「うっかりしちゃう人」なのかもしれないという気がして、そうすると、描写力の方で「ファンタジーの人」と分類させていただいたカイリさんは、C07に置いても問題ないのではないかという気がしてきます。いや、決してファンタジー畑の人がみんなウッカリさんだと申したいわけではないんですけど、現代物要素には不慣れなのかな、とか……。何より、お話を二分割構成にしつつも、現代パートよりファンタジーパートの方が「重みが強い」感じがして、現代物よりもファンタジー寄りの方かなぁって感じがするんですよね。文章量もそうだけど、描写の密度とか、描き方の凝り具合とか、全体的なファンタジー成分重視感が!
 最後の、映美の憤りに対する慰め方のファンタジー感とかもやっぱりファンタジーの人なんだろうなぁって気がするような…(私の推理が徐々にこじつけ感を増しているという自覚はある)。
 うーん……根拠不充分の自覚はあります。何たって、現状、彩真さんがウッカリをしないという根拠が何もない!(そもそもカイリさんがウッカリをするという根拠がないよ!・笑)
 執筆時間の都合で急いでた方がミスは多そうとか言いたいけど、カイリさん、半日で書き上げて、一か月かけて推敲かぁー。うーん?
 一か月……しかし、足したり削ったりを繰り返しているうちに前後での矛盾とかのミスは増えやすくなるからな!(笑)字数制限でも苦労してそうだし。推敲一か月は字数との戦いだった可能性が。
 彩真さんの「ちょびちょび書いて、10日くらい」も、何も決め手にはならんよね。
 でも、C07の前半のファンタジーパートの描写の密度なんかはやっぱりカイリさんじゃないかなぁって感じする。そして、C08の感嘆符付きセリフは彩真さんな感じがする。
 あ、はなふじさんも交えて検討するのが今回の再検討の目的だったっけ(うっかり)。
 はなふじさん作品を読んで、C07の可能性を検討……ないな、ない。はなふじさん作品にC07や、ましてやC08の空気はない。ないない!
 地の文の割合と、地の文の密度、描写の感じも、はなふじさんはファンタジー寄りではあるんだけど、幻想きらきらロマンスな感じ(どんな感じやねん)とは違って、異世界っぽくはあるんだけど地に足ついてるって言うか…異世界と言うよりは歴史物、時代物とか言った方が雰囲気近いのかもしれない。「現代」とは違うけど、魔法っぽさがあまりない。そういう意味で、はなふじさんなら現代の夫婦を地に足ついた感じで書くよねーって感じする。うん、する!(思い込み強め)
 ってことで、やっぱりここも当初のとおりに推理確定ー!!!

 良かった、Cブロックの推理未修正な聖域は残された…!(決して結論ありきで推理根拠を探したわけではないよ)

 正解発表、楽しみだなぁ!(自信はあります)


 あ、そう言えば(まだあるんかい!)、冬木さんの(だと名探偵アヤキが確信しているC09の)ノイ兄さまが話題になっていましたね。ノイ兄さま……あれ、ユウアム兄さまは覚えているけど、ノイ兄さま、私の記憶にないや!(笑)
 再読してきまーす!
 ……うん、ええ話やった……。
 いや、ちゃんとノイ兄さまの存在も確認してきましたよ! 良い男っぽいなって思いましたよ! でも、プディヤは他の大屋根から婿を取るから、ノイ兄さまを婿にはできないんですよね……ノイ兄さまもイケメンそうなのに!(惜しい)
 何となく、ノイ兄さまは、色黒武闘派なイメージがあります(ぜひユウアム兄さまよりも焼けた感じでお願いしたい)。んで、割と軟派気質。女癖が悪過ぎるために他の大屋根に婿入りできず、ずっと北の大屋根にいるの(ひどい)。プディヤのことをずーっと「ちび姫」って呼んで、「もうちびじゃありません!」って怒られたり、プディヤのお婿さんからちらっと嫉妬を向けられつつも、二人をからかって遊び呆けてるの……そんなイメージなんですけど、塩中さんや歩く猫さんが妄想してた彼の未来ってこんな感じではない? ないですか、そうですか。(笑)

※以下、妄想探偵アヤキの大妄想タイム(これより前は小妄想タイムだった)となっておりますので、「お前の妄想なんぞ聞きたくない!」と言う方は回避してください。特に、C09の作者様が「勝手に私のキャラで妄想しないで派」の場合は一切読まずにメールフォーム等からアヤキ宛に「妄想やめれ」と送ってくだされば消しますので!

 ノイ兄さまは、ちょっと頼りなさげなプディヤの婿さん(年下でも良いかも)を上手いこと助けたりして、「俺はずっとちび姫のお守役だからね」とか何とか言って、婿に行かずに北の大屋根に居座って、身内からも「穀潰し」とか言われちゃうんだけど気にしない…みたいな人だといいですね!
 ユウアム兄さまも「日に焼けた肌」とか描写されてるから軟弱者ではないんだろうけど、イメージ的にユウアム兄さまには優男感があるので、ノイ兄さまにはその反対でいてほしいな。優しいユウアム兄さまに対して、ノイ兄さまはプディヤをからかって遊んだりしてて、プディヤからは嫌われているわけじゃないけど、あまり好かれてもいなくて(ちょっと苦手意識持たれてたりしてて)、素敵なユウアム兄さまと違って、ノイ兄さまはダメ男…な感じがあるとおいしいかなぁって♪
 あ、でも、実際のノイ兄さまは「デキる男」で、ユウアム兄さまは唯一ノイ兄さまの実力を認めてて、「俺はずっとお前を目標にしてきたんだ。」とか言ってほしいな。で、ノイ兄さまの方は「冗談! 穀潰しの俺じゃ優等生のお前の足元にも及ばないっての。」とか返して、それに更にユウアム兄さまが「それはお前が本気でやらないからだ。本気のお前に勝てると思ったことは一度もないよ。」とか窘めるの。そうすると、ノイ兄さまはけらけら笑いながら去って行くんだけど、独りになったところで呟くの、「馬鹿言うなよ。俺はずっと本気だったんだ。本気で戦って、俺はお前に負けたんだ。」って。そう、実はノイ兄さまもパドゥハに惚れていて、しかし、彼女がユウアム兄さまに想いを寄せていることを知って(ノイ兄さまは彼女を振り向かせることができなくて)、密かに身を引いてたりするんですよ! だからこそ、プディヤの気持ちとか分かっちゃうんですよ! わぁ、ノイ兄さま素敵過ぎ!←その辺にしておきましょう、アヤキさん
 ……いやはや、塩中探偵たちがノイ兄さまに夢中なの、最初全然分からなかったけど、なるほど確かに、ノイ兄さまは妄想の捗る存在です!(笑)
 ついつい語り過ぎて、何だかすごく偏った趣味を披露してしまった気がするけど、そう言う趣味だから仕方ない! ええ、私、能ある鷹は爪を隠す人、大好きです! 有能なのに、道化を演じてる人とか大好物! 自作にもちょいちょい出てきてる気がする……と言うか、ノイ兄さまのことを考えながら、ここ最近覆面作家企画に夢中ですっかりほったらかされている某長編作品の某人のこととかちらちら思い出してたんですけど、あれですよね、人様の作品のキャラで妄想してないで、自作でやれって奴ですよね! すみません、つい趣味が出ちゃって!(笑)
 この辺の語り、覆面作家企画8のAブロックの推理に活かしてくださっていいですよ!(活かせるかどうかは知らないが・笑)

 この記事への苦情はアヤキリュウの個人サイトにあるメールフォーム(PC版表示のブログ用でめ可)から常時受け付けております。万が一の際はお申し出ください。


 ……というわけで、分析しがいのある楽しいCブロックとはお別れとなる……はずだった、のですが!!!

 事件が起きた。

 6月16日、ファーストインプレッションの投票結果と、投票結果において逃げ切り中の覆面作家の数が「5人以上」であることが発表されたのである。
 自分の推理は完璧であり、逃げ切り覆面作家などいないと踏んでいた名探偵アヤキにとって、これがどんなに絶望的な事件であったかは「特集記事」を参照されたい。

 さて、逃げ切り覆面作家はどこにいるのか。
 確率論的な話をすれば、怪しいのは、他の作品の作者である可能性が全く疑われていない鉄板作家である。
 そう、Cブロックの天菜真祭さんと木菟みるくさんだー!(その後、Bブロックでみずきあかねさんも一点買いされていることを確認し、あれ、私の手持ち資料、ミスだらけなんじゃない? とか思ったが、まあ、それは今はどうでもいい。)

 あいにく天菜さんの方はたとえ動かしたとしてもC05に他に当てはめられる人がいないのでどうしようもないのだが(こんなに天菜さん感溢れる作品を書く人が他にいてたまるか!)、木菟さんに関しては、正直、早々に確定して検証不足だった感が否めない。
 ゆえに、ファーストインプレッションの結果発表後、名探偵アヤキは、絶望の中でも考えることを諦めず、早々にここを疑い出し、うっかり見落としていた可能性をさくっと閃いたのである。
 木菟さん、C07や!
 カイリさんと彩真さんで争い、どうしてもぬぐい切れなかった違和感が、完全に解消する!

 そもそもの間違いは、木菟さん=フェチで、C04の確定を出したことである。確かに、木菟さん作品における「フェチ」は重要要素だが、それだけではない。
 特に、過去の覆面作品において、木菟さんは、前々回、千匹皮姫という演劇(ミュージカル?)台本を作中にはめ込んだ特徴のある作品を出してきていた。そして、前回の「クビヲキレ」では、「首を斬る」をイメージさせる「――/――」を場面区切りに使うなど、見た目上の遊び心や構成上の遊び心に溢れた作品を出していたのだ。木菟さんは、「覆面作家企画」ということを踏まえ、非常に遊び心のある覆面を被ってくる作家さんなのだ。それに対して、C04は見た目においてかなりオーソドックスなスタイルを採用している。確かにフェチはあるだろう、しかし、木菟さんの覆面作品としては、遊び心が、足りない!!!
 で、遊び心のある作品を探して気付くのが、C07である。現代と異世界の二段構成!
 前回も前々回も、木菟さんの作品には異世界と現代のリンクがあった。前々回は、劇中劇としての「舞台」と現代。前回は、いかにもイマドキっぽいお仕事現場での苦労と魔法のある異世界要素である。
 そう、現代の現実世界とファンタジー世界の融合感も、実は木菟さん作品の特徴だったのだ!
 私はずっと、C07がなぜ異世界モノと現代モノの二段構成になっているのか分からなかった。しかし、木菟さんが作者だと確信した今なら分かる! これが木菟さん作品なら、ファンタジーパートだけで終わるわけにはいかなかったし、現代パートだけにするわけにもいかなかったのだ!
 作品の内容を作者の人格と直接に結び付けてはいけないと言われる。しかし、作者の人格(どんな人物であるか)を踏まえることで、その作品が「特別な意味を持つ」ことは多々あるのだ。○○派のA氏が言ってもただの愚痴にしか聞こえないことも、△△派のB氏が言うと痛烈な皮肉として響く……なんてことは良くあることだ。作品内容と作者自身は、決して簡単には切り離せないものなのである!(名探偵アヤキの華麗なる転向)
 木菟さんの世界観(世界の見方)において、ファンタジー世界と現実世界には「繋がりがある」のだ。それはまさしく、前々回の「千匹皮姫」で木菟さんが描いた物語世界(舞台上の世界)と現実世界との間に繋がりがあるように。思うに、C07は、異世界ファンタジーな世界と現実を繋げることをまず第一として発想され、そのアイディアは作者にとって「譲歩できない」物語の核だったのだ。字数がきついから後半削って完全な異世界ファンタジーにしちゃおう……なんて発想は「あり得なかった」のだ……そう言うことでしょう、木菟さん!!!(違ったら大恥案件だけど、既に散々恥をかいているので今更である。名探偵アヤキの恥はかき捨て!・笑)
 それに、C07には、木菟さんのもう一つの特徴である「フェチ」もちゃんと入っている。それが、苺パフェの場面だ。あの苺パフェにはフェティシズムがあった!(「フェティシズム」の定義とは…)そして、あの「どろどろ」な感じには、木菟さん感がとてもある!!! これは、決して、かつて私が木菟さんのお名前を「木苺さん」と空目して勘違いしていたことに起因するわけではない! 私は既に「木菟」が「みみずく」と読まれるべきことを学び、決して木菟さんのことを「いちごみるくの人」などと覚えているわけではないからだ!(でも、木菟さんにはいちごみるくのようなイメージがちょっとある…なんかこう、印象的に)
 とにかく、あの苺パフェは木菟さんなのである!
 実を言うと、C07に関しては、「冬木さんでもおかしくないくらいに文章がお上手」という盲管さんの妄言(笑)が引っ掛かっていて、私は、冬木さんと見間違えるような文章の上手さ……つまり本格ファンタジー系統の人……という印象で、カイリさんを当てはめてしまっていたのです。でも、実は、木菟さんの文章も、私のリズムと合うところがある人で……つまり、上手い人なんです! あまりにも木菟さん=フェチの人のイメージが強くて、すっかりうっかり忘れていました。木菟さんは、私好みの、私が「上手いなぁ」と思うような文章を書けてしまう人なんです! 前回、曽野さんと間違えちゃったの、そういうことよ。アヤキ、知ってる!!!
 では、C07から押し出されたカイリさんはどこへ行くのかと言うと、C04である。これで何の問題もない!
 実を言えば、C04木菟さん説を採っていた時から、C04にある「耐え難い恥辱であった。 度し難い歓喜であった。」が気になっていたんです。ここ、木菟さんっぽくないなぁって。特に、「度し難い」の方。木菟さんにしては表現が「硬い」気がしたんです。「表現が四角い」と言っても良いかもしれない。
 で、これをカイリさんだと考えると、腑に落ちる。カイリさんの文章の方が、木菟さんよりも硬い、四角い感じがするんです。
 C04の構成的なオーソドックス感も、カイリさんっぽいなって思えます。C07の二段構成はやっぱりカイリさんじゃないよね。
 フェチを手掛かりにC04を木菟さんと即断してしまっていたから、この可能性をすっかりさっぱり見落としていました。
 いやー、危なかったー!
 とりあえず、これで、逃げ切り掛けてた覆面作家を二人とっ捕まえました!
 あと三人(以上)……どこだー!?

 ちなみに、私がこの推理を確定した後、enuさんが木菟さん作品「透明な口付け」を読んで感想をツイート(https://twitter.com/enu_choran/status/1008685980482560001 https://twitter.com/enu_choran/status/1008690926523314177)されていたのですが、enuさんの言う「この分からなさが好き」の感じは、私が「C07が木菟さん作品なら現代とファンタジーの二段構成でも分かる!」とか訳の分からないことを言っているのと同源なんじゃないかなって思ったりしました。
 enuさんのコメントと私の訳の分からない説明がどうシンクロしているのか、冷静に考えるとさっぱり分からないんですけど、なんか、「そうそう、木菟さん作品だからね! 分からなくてもいいんだよね!」みたいな気持ちになってしまって……。
 例えば、現代とファンタジーが「繋がっている」という表現は、「世の中には科学的論理的な思考では分からないこと、割り切れないことも色々ある」という思想を前提にしているとも考えられて、そういう考えがベースにある作品なのだろうと思ってC07を読むと「分かる」んですよね。
 最初にカイリさん作品(冬木洋子さんと同系統)として読んでいた時は、「ファンタジー世界のお話」として、「正統派ファンタジーの作法」で作られた世界と思い込んでいたから、その枠組みから外れる、唐突に出現する「現代」感に違和感を覚えてしまったし、「訳が分からない」状態になってしまったんだと思うんです。
 でも、作者が木菟さんと分かって、「現代とファンタジーの繋がり」をベースに読み解いてみると、「ああ、そうなんだな。この作品世界は“そういうもの”なんだな。」と思えてきて、急に腑に落ちた感じがあるんです。何を言っているのか分からないかもしれないけれど、「そういうものなんだな。」とでも思っておいてくだされば幸いです(ただし、私の一連の解釈については、C07の真の作者が誰にせよ、御当人から「そんな話じゃありません!」とツッコミが入る可能性が高いことは付言しておく)。
 あ、そうそう、私が上の方で語った「C07作者ウッカリさん説」のことは忘れてください。これが木菟さん作品となれば、もはやそういう問題じゃないんだ!(暴論)

 とにもかくにも、名探偵アヤキは元気を取り戻し、引き続き、逃げ切り覆面作家の確保に全力を挙げる所存である!!!

 と言うわけで、ファーストインプレッションの投票結果とにらめっこしたりしています。
 塩中探偵が作ってくれた、全ブロック探偵の推理結果一覧表(https://twitter.com/shionaka_kiri/status/1007842900179218432)も分かりやすくて便利です。ありがたい。
 実は、「逃げ切り覆面作家を潰す」という意味においては、探偵たちの意見が分かれているところよりも、探偵たちの意見が一致しているところの方が「見落としの可能性」が高く、要注意なんですよね。他の探偵と意見が合わないところは、他の探偵の推理を見た上で自説の補強証拠見つけたりしてるし、強く迷っていたところはどっちに転んでも逃げ切り潰しにはならないところばかりで、あまり再検討の意味がない!
 ……ってことで、主な探偵たちと意見が一致している糸さんに疑いを向ける。
 が、糸さんの「オムライス・マスターと予知夢捜査官」を拝読して、絵師が出てくる上に京ことばありで、とてもC02。うーん、うーん……。
 意気込みを読んでも、「書きたさ重視で勢いで書きました」とか、「簡単だと思います」とかなので、フェイクの可能性は低そうだし、「書きたさ重視」って、C02感とてもある気が。
 カイリさんC04も違和感ないし、C02のちょいちょいあるコミカルさは糸さんかなぁって気がするし。糸さんがC08の可能性も気になっているけど、会話場面のところがやはり彩真さんだろうって気がするし。前回不参加と言う点では糸さんC08の可能性がないとは言えないけど、うーん……。

 とりあえず、他のブロック当たります……他のブロックもアレなんですけど……。
 ここまで自信を固めに固めてきただけに、見直しが辛い……。orz

 あ、ちなみに、この記事を公開する前に塩中探偵のCブロック見直し推理を読んだんですけど、財油さんC03説を打ち消す根拠が、財油さんは文章作法をきちんと守る方だから「…」を一つだけでは使わないっておっしゃってたんですけど、財油さんの過去の覆面作品を見ると「…」を四連で使っている例があったり、句点落としをしている例があるので(音符記号まで使ってますぜ)、財油さんだって、その気になれば文章作法の一つや二つ、しれっと無視してくるんじゃないかと思います。C03って、実は数字も全角と半角、さらには漢数字と統一性ないし(財油さんは全角数字派とか言ってたの誰だっけな、私か!・笑)……うっかりミスの類ってこともあるし、「よし、一つフェイクしてやるか」って可能性もあるとは思うなー(でも、過去の財油さんの覆面作「奪われた空」を見ると、算用数字と漢数字は割と当たり前のように混在しているんだよな…むしろこれ、完全にC03財油さん説の証拠じゃない?)。


 ……という記事をまとめ、タイミング見て公開しようと思っていた矢先、天啓が降りてきた。
 あるいは、絶望の深淵でもう一つの希望の光を見つけた!

 どのブロックの推理もどこもかしこも動かし難いところばかりで(自信があり過ぎたり、迷いはあるが動かしても動かした先で別の探偵が票を投じているため、逃げ切り覆面作家の数を減らすということには何の貢献もしない場所があり)、かなり途方にくれていたのですが、C01久佐馬さん説が実は採用し得るものなのではないかってことに気が付いたんですよ!
 と言うか、C10星さん説があるよなって!
 「あしからず」で切っていたんですけど、さすがに雑推理だったよなって思って見直していて、C10のダッシュ使う所だけ行頭一字下げしないの、星さんの癖ですよね! 久佐馬さんのフェイクとかじゃなくて!!!
 私はなんで最初にこの可能性をきちんとチェックしてなかったんだろうって本当にびっくりなんですけど(財油さん含めた三つ巴でこねこねして、とっくにチェックしたつもりになっていた感)に、C10は冒頭の「あしからず」のイメージ以外は星さんで全然いける奴じゃないですか!
 「ヒッ」とか「ハッとする」とかの擬音語カタカナ表記の傾向も共通かな(と思ったものの、見直したらC01にも「ヒッ」があったのであれなんだが、結論は変えない;)。全体的に地の文での独白(主人公の思考の吐露)が多めな感じもC10星さん感。
 あー、うん、C10、星さんですー!
 そうすると、久佐馬さんがC01になるわけですが、久佐馬さんのあの「にやにや」がC01の女性の「ニンマリ」と一致するので何の問題もない! 中二病演じて「してやったり」ってことですか、そうですか! そしてやっぱり、久佐馬さんは私の推理ミスを笑っていたんですね!(きーきー!)
 文体だけを素直に見ると、C01は比較的一文が長めで、星さんじゃないなって感じがします。これ、久佐馬さんだわ。
 いや、「一文の長さ」については、文字数的な点で言うと、星さんも結構長いんですけど、長くする方法が違うんですよね。星さんの方は文自体は割とシンプルなの。語彙選択が平易なの。
 C01は、例えば「男がククッと喉の奥で笑う」の「喉の奥で」とか、「スラスラと何かしらの記号化された絵のような物を描く」の「スラスラと」や「何かしらの記号化された絵のような物」とか、動作についての描写でちょっと捻った「修飾」が多かったり、回りくどい言い方が多い気がするんですよね。これ、久佐馬さんっぽい。久佐馬さん作品には「麻子の黒い、これといって何の変哲もない自転車が停めてある」なんて描写があって。「何の変哲もない」のに、わざわざ「何の変哲もない」と説明してくるんですよ。
 あと、「〜した。」「〜する。」「〜だった。」とか、ダンダンッと切っていく感じの文章感。語り口が四角い系。カイリさんに近いかもしれない。ただ、カイリさんの方がさらに一文の短さについて徹底した感じがあって、一方で、描写はファンタジー系で純化されている感があるんだけど(だから、久佐馬さんと比べるとむしろカイリさんの方が「柔らかい」印象になったりする)。久佐馬さんの方が、現代的な「やれやれ」感があるかな。なんて言ったらいいのか分からないけど、空を中心にした風景写真を撮る時に「電線やビルの屋上の給水タンクが写っちゃう」感があるのが久佐馬さん。遠くの山並みと青空だけを切り取っているのがカイリさん……みたいな感じ?(分かりにくい例えだと言う自覚はある)
 カイリさんの方が文体自体はカクカクしてはいるけど「ふわっと」した、心情に寄り添う描写で、久佐馬さんの方がその視点に理屈っぽさがあるって感じかな。
 そして、そもそもの作品内容に起因するところもあるとは思うのですが、星さんは心情描写の方が多そうなイメージ。「〜だけれど。」とか「〜なのに。」とか、口語的に綴られる感じ。
 あと、C10の会話相手のセリフを地の文で書いてくる辺りも星さんですね。「と言った。」とかなしに、そのまま一文ポンッとセリフを放り込んでくるの。
 あー、C10は星さん、星さん、星さん! そしてC01が久佐馬さんー!

 正直、ピュアな星さんが「あしからず」と名探偵アヤキに喧嘩を売ってきたこと(売ってません)はショックだけれど、もしかしたらこれ、単に「字数の都合」だったりするのかもしれない(C10はかなり字数制限ギリギリ)。それなら納得だ!(晴れやかな笑顔)
 それに考えてもみれば、ピュアな星さんは、たとえフィクションでも犯罪に手を染めておきながら「ニンマリ」したりはしないのだ!(作品内容と作者の人格を直接結びつけてはいけない説はとっくに棄てられている)
 なお、星さんピュア説の出所はたぶん塩中探偵だと思うんですけど、割と私も最初からそんなイメージだったので……少なくとも、意気込みで「にやにや」した久佐馬さんよりはピュアでしょって。(笑)

 まあ、C01久佐馬さん説に関してはピンポイント探偵ウルさん(http://nyukuiri.seesaa.net/article/460040664.html)に便乗しただけ感がないこともないですが、真実はいつも一つなので致し方ありませんね!(しれっ)
 C04カイリさん説も併せて見直しできたし、よしよしだ!


 あ、今回、推理を修正しているから、修正後の推理、まとめておきますね!
(サヨナラ、私の聖域……!)←これまで修正推理をしていない唯一のブロックだった;

【名探偵アヤキの推理結果(修正後)】
C01 その手が隠したものは →久佐馬野景さん
C02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。 →糸さん
C03 死の手招き →財油雷矢さん
C04 なにも宿らない →カイリさん
C05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの →天菜真祭さん
C06 憎たらしい愛にさながら →はなふじマディ子さん
C07 迷い子の手 →木菟みるくさん
C08 ナインティーン・イレブン →彩真創さん
C09 プディヤの祈りは銀の蝶になって →冬木洋子さん
C10 奇病と難病 →星宗介さん
C11 トゥルーエンド →不適合作家エコーさん
posted by 桐生 at 05:34| 覆面作家企画8