2017年03月04日

300字SS:Golden Memories

 唐突に、Twitter300字SSに参加してみます。

お題:飾る
題名:Golden Memories
ジャンル:オリジナル

※ 本文は「続きを読む」で。

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『Golden Memories』

 彼から貰った小石は、彼の瞳と同じ澄んだ黄昏色をしていて、中に小さな古代生物の死骸を閉じ込めていた。虫嫌いのエリーには少々悪趣味にも思えたのだが、高価な珍品だと聞いて、常連の宝石商に頼んで耳飾りに加工してもらった。彼が大げさに語った「歴史のロマン」なんてさっぱり分からないけれど、珍しい宝飾品は話の種として役に立つ。
 気まぐれな彼は最近顔を見せないが、給料日の今日、彼が店に来られない理由はない。だから、今日のエリーはめいっぱい自分を飾り立てる。
 着飾って微笑む、虚妄に彩られたこの仕事を、彼が立派だと言ったから。
 エリーは彼に約束した。
「あなたがお店に来る時は、必ず最高の笑顔で迎えてあげる。」
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※あとがき的な…
 初めての300字SS参加です。Twitterを見ていて、ふと書けそうな気がしたのは確か先週のことでした。しばらく多忙で創作活動を抑制していたので、色々書きたい欲が溜まっているのは確かなようです。
 実際に書き出したのは昨日のことで、最初、「300字って短い!」と思ったものの、何とか詰め込んで収められたので、やればできるのだな、と思いました。

 そして、気付いた方もおられるかもしれませんが、「小説家になろう」で連載中の拙作『エウレールの森の民』にも登場しているあの人のお話です。ええ、第43話辺りの……。
 なぜ今ここで、ということに特に理由はありません。「飾る」→「着飾る」で、自然にこの人に辿り着いた感じです。主要キャラのサイド・ストーリーは思いついても本編に押し込んでしまいがちなのですが、脇役勢なら書けるものはあるのかもしれません。

 ……そんなこんなで、色々「発見」のあった300字SSでした。ありがとうございました。

(そしてとっても久々過ぎるブログ更新……いつ以来だろう? 最近は、近況報告はTwitter(@ayaki_ryu)と「小説家になろう」の活動報告で済ませることが多くなっており……。サイト自体もきちんと整理したいのですが……。←数年前から言ってる。
 とにかく、『エウレールの森の民』もぼちぼち連載を再開したいと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします!
posted by 桐生 at 23:57| 300字SS