2016年02月28日

覆面作家企画7:Fブロック感想&推理

直感探偵アヤキリュウ、覆面作家企画7のFブロックの感想&推理いっきまーす!
(駆け込み感想&駆け込み推理でごめんなさい!)

【御留意いただきたいこと】
・ネタバレあります!
・作品ごとの感想→人ごとに推理…のつもりでしたが、感想の中に推理も混じっています。
・メモを取りながら読んだ場合と、読了後に感想メモを残した場合とで、感想の長短や形式に著しい差が生じております。他意はないので(長い感想が良い感想というわけでもないので)、御容赦ください……。
・先々の展開について明後日の方向に疑ったりもしていますが、決して悪気はありません!(他のブロックで騙され過ぎてちょっと疑り深くなっただけ…orz)
・記事内容に対する苦情、訂正申し入れは、個人サイト又はこのブログ(PC版表示)の左側にあるメーフォーム(匿名可)又はTwitterのDM(フォロー外からも可)で随時受け付けています!


■F01 空蝉ばかりが残された
別ブロックであることは承知の上で、盲管さんぽいと思ったのは、スポーツ(?)を介したライバルのお話ということと「私」の一人称に『優勝メダル』を思い出したからだと思われ……。
……じわぁ……。(T△T)
好きなものがあるっていいよねぇ…時に好きかどうか分からなくなってしまうようなものも…やっぱり好きだと戻ってこれるのは良いよねぇ…。
私…私は…飽きっぽい方なので。(苦笑)
小説はずっと書いているけれど、書いているものは色々変わっている…はず……とかまぁ、そんなことを色々考えてしまうお話でした(感想から脇道それてごめんなさい)。
推理メモ:百里芳さんか、碓地海さんもあり得るかもしれないなー……という印象。


■F02 名前のない色
……あぁ、そうだ、Fにはこの方がいらしたんだった……と思い出しながら拝読しました(つまり初っ端から作者を特定したつもりで読みました…間違ってたら…困る)。
「美しくなかったら僕はただのキモチワルイ変態なんだよ」という主人公の台詞に、「そんなことない! そんなことない! そんなことない!」と心の中で叫んでみるも、私はこの物語の中で、誰の役割を演じられるのだろうかとか考えて……ちょっと泣きそうになりました……。求められているのは涙じゃない……と思ってはいるのですが……。
悔しいな……と思っています。たぶん、自分という人間の限界を感じたから……。これは、語彙力の限界でも表現力の限界でもなくて、人間性の限界なんじゃないか……的なことを薄ぼんやりと。
この作品には、私が書き得なかったものがあり、また、この先も私が書き得ないものがある……ような気がしています。そういう意味でも、少し悔しい……です(作品と作者に対して好意と敬意を表明しているつもり)。
何はともあれ、理解者がいるってことはとても大切なことで、この主人公のそばに川ちゃんがいて良かった、と思います。
この川ちゃん、最初に出て来た時は、ステレオタイプなことを言う人だと感じられてあまり良い印象ではなかったのですが、そういう人が最終的に一番の理解者になったことは、表面的な言葉を取り繕えば良いわけではない、言葉とは異なる「心」の交流があるってことなのかな……と思っています。そしてここに、私は私の人間性の限界を見ているような気がするのです…。
なお、余談ですが、私はこの小説を読みながら、主人公三好のビジュアルとして、美輪明宏さんの若い頃のお姿を脳裏に描いておりました……。
(実は、一点、本作との関係で語りたいことがあるのですが、諸事情(大した事情ではない)を考慮すると、やはり今ここでは書くのはいかがなものか……という気もするので、鋭い探偵諸氏は気付くかもしれないレベルで暗号化しておこうかとか考えて……とりあえずお茶を濁すことにしました・苦笑)
推理メモ:これは佐倉愛斗さん! …でお願いします!

ところで。もし私がこの作品を、作者の心当たりを全く持たずに読んだとしたら、この作品に対する私の印象はまた変わったんだろうかと考えて……ちょっと怖くなってもいます……。
私はこの作品をもっと深く味わいたいし、この作品について深く知りたいとも思うのですが、私が知りたいのは、果たして本当にこの作品についてなのか、もしかしたらこの作品の作者についてではないのか、あるいはもっと別の……。(ぐるぐる)


■F03 鐘山に迷う
中国歴史物……かな?
「荊国公」は実在の人物で、主人公の男は架空なのかな?
「荊国公」の思想に感銘を受けて、官吏になったけれど、「荊国公」は死して夢叶わず……ということなのかな。
主人公は「男」だけど、作者が書きたかったのは「荊国公」の方なのかなー。「荊国公」がいかに賢人であったか……そして、正しく評価されることなくこの世を去ったか…その無念さ、なのかな?
推理メモ:中国史の知識の有無はもちろん、序盤に頻出する括弧書きの注釈に作者のキャラクターが垣間見える……ような気がする直感探偵(フェイクだとしても、これをやる人は限られそう)。
時間の都合で文体再確認が出来ていないので、本当にただの勘ですが、jijiさんあり得るのかなぁ…とか。


■F04 子連れ天使
天使なのか、悪魔なのか……。
ずいぶんと不用心な(赤の他人に気心許し過ぎな)お母さんなので、もしかしたら案外、彼女も暗殺者で男の命を密かに狙っているとか、あるいは、男は子供を助けようとしたところで濁流に飲まれていて、その後の全ては男が見た夢……だったりしないかな……と意地の悪いことを考えました。
この後、結局、主人公はどうし、どうなるのでしょうかねぇ…。彼のしてきたことを考えると、必ずしも素直に「このまま幸せになってね」とは思えないところではあるのですが…思い切って自首はしないのかな。
推理メモ:F03よりこっちの方がjijiさんかなぁ…と思い直しました。が、覆面5で拝読したjijiさんの文体を私はさっぱり忘れているようで……てんで検討外れなことを言っている気がして…きて…。(苦笑)


■F05 異説クリュタイムネーストラー
クリュタイムネーストラー…って、めちゃめちゃ言いづらくて覚えづらいんですけど、これ、もしかしてもしかしなくても、ギャグじゃなくて、実在の歴史上の人物…ですか!←スパルタで気付いた
ヘレネーってどっかで…と思っていたら、ギリシャ神話だよ…白鳥ゼウスだよ…いやはやお恥ずかしい。(苦笑)
なるほど……こうなると全然希代の悪女って印象じゃない……。
史実や伝承をベースにしつつ、再解釈して新しい物語に仕立てるって、やっぱりすごいよなぁ……。
そして、お兄さん、いい人ですね……。(ときめき)
推理メモ:わっかんない……。orz


■F06 イ●カに●った●年
この伏字タイトルは、まず読む前にこの意味するところを想像しないわけにはいきませんよね!
で、最初に思い付いたのが「イカダに乗った中年」だったのですが、いや、それ、「カ」の位置違うから……という大失敗。(笑)
そうなると、やはり「インカに行った中年」かと考え直すわけで、これはきっとインカ帝国の遺跡を訪ねた中年考古学者の話に違いない……と思い込んで読み進めることにします。
……トレジャーハンターとか出て来て、おや、もしや案外……とか思ったけど、全然違った!(笑)
……脱字じゃ……なかった……!
作品末尾にも御丁寧に「(笑)」ってあるから、遠慮なく笑わせてもらいますよ! あぁもうっ、イカ!
……最近流行ってるもんな、イカ……。
推理メモ:ネジ子さんかなーと思いました。文体の雰囲気が『伝説の不良在庫』に似ている気が。


■F07 光の真実
光って……何!?
そう言えば、私、昔、唐突に「熱って何だろう?」とか思って、未だに熱が何だか分からないでいるんですよね…。いや、ジュールとかカロリーとかは分かるんですけどね…熱があるというのは温度が高いことを意味して、温度が高いということはつまり、分子の動きがうんぬん……みたいなことを考えて……よう分からんな、で終わったことが。(苦笑)
……根気がなかったので、私にはこの物語の主人公のような「見込み」はなかったようです…。
……それはともかく、この物語世界における「光」とは何なのでしょうね?
喋ったり、袖口の中に隠れたりするもの……それは、「光」そのものではなく、「光」を司る精霊……でいいのかしら?
「そういう君だって「人間」が何かわかってるの?」と返す光(の精霊?)の台詞はなかなかに深い問い掛けと思われますが、彼(あるいは彼女)が「光」そのものではなく「光の精霊」であるならば、この問い掛けは、「人間」に「人間とは何か?」を問うとことは若干性質の異なるものであって、この問い掛けと同じ性質の問い掛けを人間に向けるとしたら、それはどのような問いになるのか、人間が司るものとは何なのか……なんて考えると、より深い哲学の森へ入り込めそうな気がします……。
真理探求の精神は好き、です。
推理メモ:文体は、特に前半、淡々とした感じ。でも、フェイクかもしれない……?


■F08 ねがはくは花のもとにて...
「キャプテン」と言いつつ、シップの乗組員は、A当人と人工知能プログラムの少女のみなのかしらん。(笑)
戦艦と言うよりは戦闘機的な乗り物……?
……まぁ、このA君、人望あるキャプテンって感じじゃないものなー…とか言うと怒られますかね?(でも、このキャプテンのキャラはからかいたくなるよね…人工知能ちゃんだって、それ分かってやってるんじゃないかな、コミュニケーションを円滑にするために、ね! …などと同意を求めてみる)
……ちょっとしっとりしつつ、「エリニャベス」で笑ってしまったので、もう、もう、もう!(こういう展開、大好きです・笑)
……Aが名付けに込めた思いの一方で、その名が儚いものの象徴でもあるというのが深い……気がする。
推理メモ:ネジ子さんあり得ないとは言えない……気もするけど、ちょっと違う気もする……。
「…中略…と思うのは当然の感情ではないだろうか。」という問い掛け文を入れてくるところに作者の個性を見ているのだけれど(男性的な印象)、フェイク……ではないと信じたい。


■F09 虹色クジャクと北の森
鳥人間……と、普通の人間。
「お尻の飾り羽根をふるん、と振り回して」の表現が可愛い。
不思議な世界観についての説明はだいぶ省かれていて、クジャク人てクジャク率どれくらいなんだろう…と思いつつ、「手先を細かく使う作業は人間の方が得意」と出てくるのは、クジャク人の手先は翼仕様ってことか!
ラークの依頼で、捕まえ屋のタイチはユキリククラゲを捕まえに来た……ようですが、ラークとタイチは本件限りの付き合いなのかしら。
童話っぽい雰囲気。
特に何か事件が起きるわけでもなくて……ラストの景色が作者の描きたかったものなのかなぁ…と思いました。
幻想的な世界……これは、ちょっと絵本で見たいかも…。
推理メモ:タイチさんだけど碓地さんじゃないって奴はこれか…。(笑)
たぶん、碓地さんではないし、ネジ子さん…でもない気がするけれど、童話風文体でフェイクしてるとしたら、あっさり騙されそうな気もしないではない。


■F10 聖泉鏡
うおっと……弓道の話来ましたか。(笑)←一応経験者で有段者
……でも、実は弓道あんまり関係ない……こともない……のか。(苦笑)
なぜ、弓道なのか。作者が経験者なのか、あるいはそう見せかけるためのフェイク……?
弓道は出て来たけど、弓道用語が全然出てこなかったのも気になるところ。知っていたら何かちょっとくらい出したくなりそうな気がするけど、それを出さないのは作者の個性なのか、あるいは、実は弓道を全然知らない作者……と見せかけて、ものすごく弓道に詳しいことを何とか隠したい作者……なのか。(笑)
真埜と兼人の関係は謎のまま、真埜が何者であるかも謎のまま……なんだけど、悪くない関係……なんだろうな。でも、ずーっと真埜がついていると、兼人は恋人が出来てもデートとか出来ない? 徐々に成長する真埜との関係は色恋に発展することは……あるのかな、ないのかな、どうなのかなぁ!?(笑)
ライトな現代ファンタジーの空気なんだけど、所々の言い回しに個性を感じます……「真剣白羽どり!」とか「可愛いべべ着た真埜ちゃんは」とか……コメディが得意な方かも?
推理メモ:「なるだけ」は特徴かな。
なんとなぁく、碓地さんでもネジ子さんでもない気がするんだけど……。


■F11 空の歌を捧げる歌姫の最後
……ですます調がもういっこ来た!
……確かに、これはFブロック難しいかも……。
……歌姫のお話。どろどろした展開にな?のかなぁ、うぅ……と思ったのですが、良かった、夜明け来た!
きっとね、オルゴールのような、パイプオルガンのような綺麗な音色と共に朝日が差すのですよ……。
歌と共に、音楽と共に目覚める町……それってすごく、素敵だと思う……。
推理メモ:わ、か、ら、な、い、よ!(笑)


▼推理経過
Fブロックは前半ヘビィな作品が多かった…話が暗いとかそういうんじゃなくて、難消化性デキストリンとか入ってそうな感じ…(食べ過ぎで私の胃腸が弱っているだけだという説もある)。
そして後半を読んで、ヘビィなのとライトなのと二極化な印象に変わった……。(笑)

三和すいさんの作品は以前に酔いどれペンギンの話をちらと拝読した記憶があり、F07かF10あり得るんじゃないかって気がするんだけど……。根拠は、ちらつくコメディセンスと、物語の起伏感……という直感。(^_^;)
特に、『とある博士の研究成果』の博士の喋り方がF07感。サイトの作品一覧で見える冒頭部分の文体からすると、F06やF08、F09、F11も書けそうな感じはするような…って、全然絞れてないじゃん!(笑)

ざっと、サイト拝見していこうか。
財油雷矢さん、『夢の勇者ナイトブレイカー』の冒頭部分を拝読して、F07!
根拠は、括弧書きの内心描写! 文体の軽重的にも適合するかと。

西禄屋斗さん。スマホだと、サイトが文字化けしちゃって見られなかったのですが、覆面6の『真夏のブーメラン』の方か! 読みました、読みました…!
うーん、男子高校生二人繋がりでF10とか考えるのは短絡的過ぎる…よね。展開的にちょっと違う感もあるし。
サイトの文字化けにめげず、リンクのありそうなところをぽちぽちしていたら、何とか『吟遊詩人ウィル』の一編にたどり着いたので、それを参考にすると……ファンタジー……だけど、「ヒューマノイド」の語に、SFとかもいけるくちだったりしませんかね…という気になる。(笑)
F08……どうかなぁ? 勢いの良いセリフで終わるところとか、『真夏のブーメラン』との類似も。

鈴子さん…サイトのトップのイラストが何かギリシャっぽいからF05…って雑過ぎますかね。(苦笑)
『イアナ神戦記』とか、『海女神〜ムイ・ヤハィタ〜』とか、何か神話系お好きそうなタイトルがサイトに並んでいるし!
……時間がなくてこんな直感推理しかできないことはちょっと申し訳なく思っておりますが、時間があっても似たようなものだっただろうことは否定しません…。
そして、鈴子さん=ギリシャ神話好きの証拠がもう少しどこかにないかとうろうろし、『ムー』というSF雑誌が好きだったという記述を見つけ……まさかF08……な気もしている……。orz
……過去の覆面作を拝読し直すと……うーん、F11かもしれない……?

迷いつつ、お名前の似ている、すずさんのところへ。
とりあえず、意気込みテンプレチェック!
……『ヨハネスブルクの天使たち』にお題貰ったって、これ、F11でしょ……?
※直感探偵が認識するところの『ヨハネスブルクの天使たち』=美少女アンドロイド(初音ミク風)が空から降って来るお話(レビューだかインタビューだかで知った断片情報に基づく)……つまり、歌姫の話……という解釈。

あと、空いてるのどこだ……jijiさんは……F04でいいかな。
すると、F03は百里さんかな。で、F01が碓地さん。

あとは……茅さん。
意気込みテンプレ見ると、得意ジャンルが多様だ…。(苦笑)
趣味についての記述で「ちなみに以前の覆面では「石ときたら茅さん」「紅茶ときたら茅さん」「茅さんは花とかわりと好き」とは言われたことはあります」という辺りからすると、キラキラ綺麗なもの好きそう……みたいな! すると、F09のファンタジーな景色!
「今、面白いのは育児」とのことだけど、するとちょっと童話風、絵本風な世界観にも御関心があるかもしれない!←そういう発想!?

残ったF10が三和すいさんになるわけですが、所々に垣間見えた独特のコメディちっくな言い回しは酔いどれペンギンを書く方なら十分あり得る!
と言うわけで、時間のない中で、埋められたー! わぁい!
怖いから、過去は振り返らないよ!


【推理結果】
F01 空蝉ばかりが残された →碓地海さん
F02 名前のない色 →佐倉愛斗さん
F03 鐘山に迷う →百里芳さん
F04 子連れ天使 →jijiさん
F05 異説クリュタイムネーストラー →鈴子さん
F06 イ●カに●った●年 →ネジ子さん
F07 光の真実 →財油雷矢さん
F08 ねがはくは花のもとにて... →西禄屋斗さん
F09 虹色クジャクと北の森 →茅さん
F10 聖泉鏡 →三和すいさん
F11 空の歌を捧げる歌姫の最後 →すずさん

記事投稿前に、自分で書いた感想と推理経過を読み直して、一応、jijiさんの文体は確認した……たぶん大丈夫。
あと、推理経過だけ見ると、F01の碓地さんとF06のネジ子をいつの間に埋めたのか感あるのですが、全作読了時に、初読時の直感で良い……と判断したんだったと思います。Fブロックの中では特にこのお二人が見つけたい方だったので、もっと積極的に証拠を探して迷走した方が面白かったんでしょうけど、何か直感であっさりはまっちゃったから!(苦笑)
あ、でも、碓地さんの意気込みテンプレにあった執筆時間(Twitterによると真面目に答えた所らしい)は……う、早い……って感じがするのだけど、「初稿は」なので、頭の中でプロットが固まっていれば、数時間で一気にってこともあるのかな、と。
まあ、主題とか、雰囲気とか、真面目な時の碓地さんって気が何かします……し?
なお、ネジ子さんの意気込みテンプレも確認してきましたが、特に推理結果と齟齬を来すような事情はありませんでした……いや、例え齟齬を来す事情があっても、もう無視する覚悟ですけれど!(笑)
F06は、いつものネジ子さん……外していたら、私は認識を改めます。(苦笑)
posted by 桐生 at 22:46| 覆面作家企画7